コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
過去の話②
少年:
「なんだよこれ……!」
(ゲーム画面を凝視しながら驚いた声を上げる。)
「めちゃくちゃ面白いじゃん!」
夢主:
(嬉しそうに顔を輝かせて)
「でしょでしょ!刺激的でしょ!」
「ここは特にストーリーと、敵の出現挙動にこだわったんだから!」
少年:
(視線を画面から外さずに)
「これ……続き、できないのか?」
夢主:
(少し言い淀んでから、肩をすくめる)
「それがね……それが最新作なの。」
少年:
(少し沈黙してから、ぽつりと)
「そうか……。」
(夢主をちらりと見て続ける)
「じゃあ、作れよ。」
夢主:
「え?」
(少年の突然の言葉に戸惑い、目を見開く。)
少年:
「お前が作り続けるなら、俺がそのゲームプレイしてやる。」
(真剣な目で夢主を見据えて言い切る。)
「だから……作れ。」
夢主:
(驚いた後、思わず笑い出す)
「えぇーっ!!なんと強引な!」
(お腹を抱えるように笑いながら)
「……あははっ。なんか……元気出たわ。」
(少しだけ目を細めて少年を見つめる。)
「まぁ、気が向いたら作るよ。」
少年:
(少し眉をひそめて、強い口調で)
「絶対に作れ。」
夢主:
(彼の真剣な表情に、少し驚きながらも笑顔を浮かべる)
「……強引な子だなぁ。」
「じゃあ、作ったらちゃんと感想教えてよね!約束よ!」
少年:
(短く頷きながら)
「……。」
夢主:
(少年の表情が暗いことに気づき、ふと尋ねる)
「で、君はなんでそんなに落ち込んでたの?」
少年:
(視線をそらし、少しムッとしたように)
「はぁ?お前には関係ない。」
(その後、小さな声で続ける)
「……落ち込んでねぇし。」
(短い沈黙の後、少年は少しため息をつきながら、視線を遠くに向ける。)
少年:
「例えばの話だ。」
(言葉を選びながら、静かに話し始める。)
「絶対に越えられない存在と比べられて……。」
「その存在と並ぶために、不自由をしいられたら……お前はどうする?」
(少年の声は、少しだけ震えていた。)