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過去の話②



少年:

「なんだよこれ……!」

(ゲーム画面を凝視しながら驚いた声を上げる。)

「めちゃくちゃ面白いじゃん!」


夢主:

(嬉しそうに顔を輝かせて)

「でしょでしょ!刺激的でしょ!」

「ここは特にストーリーと、敵の出現挙動にこだわったんだから!」





少年:

(視線を画面から外さずに)

「これ……続き、できないのか?」





夢主:

(少し言い淀んでから、肩をすくめる)

「それがね……それが最新作なの。」





少年:

(少し沈黙してから、ぽつりと)

「そうか……。」

(夢主をちらりと見て続ける)

「じゃあ、作れよ。」




夢主:

「え?」

(少年の突然の言葉に戸惑い、目を見開く。)




少年:

「お前が作り続けるなら、俺がそのゲームプレイしてやる。」

(真剣な目で夢主を見据えて言い切る。)

「だから……作れ。」




夢主:

(驚いた後、思わず笑い出す)

「えぇーっ!!なんと強引な!」

(お腹を抱えるように笑いながら)

「……あははっ。なんか……元気出たわ。」

(少しだけ目を細めて少年を見つめる。)

「まぁ、気が向いたら作るよ。」





少年:

(少し眉をひそめて、強い口調で)

「絶対に作れ。」




夢主:

(彼の真剣な表情に、少し驚きながらも笑顔を浮かべる)

「……強引な子だなぁ。」

「じゃあ、作ったらちゃんと感想教えてよね!約束よ!」





少年:

(短く頷きながら)

「……。」





夢主:

(少年の表情が暗いことに気づき、ふと尋ねる)

「で、君はなんでそんなに落ち込んでたの?」




少年:

(視線をそらし、少しムッとしたように)

「はぁ?お前には関係ない。」

(その後、小さな声で続ける)

「……落ち込んでねぇし。」





(短い沈黙の後、少年は少しため息をつきながら、視線を遠くに向ける。)




少年:

「例えばの話だ。」

(言葉を選びながら、静かに話し始める。)

「絶対に越えられない存在と比べられて……。」

「その存在と並ぶために、不自由をしいられたら……お前はどうする?」




(少年の声は、少しだけ震えていた。)




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