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約束



夢主: 「え? どういうこと? その人と比べられ、しんどいってこと?」





少年: 「……。周囲が求めてるのは俺じゃない、その人なんだ。」

(少し間を置いて続ける)

「俺がその人の代わりをしないと、その人には追いつけない。」




夢主: 「うーん……つまり、その人になろうとすることが、不自由に感じるってことかな?」



少年: (答えず、無言で視線をそらす)




夢主: 「悪役っているじゃない?」




少年: 「……なんだよ急に。」




夢主: 「悪役ってさ、常にヒーローと比べられてるじゃん?」

(手を動かしながら、力説するように話す)

「でもね、絶対に自分を曲げないんだよ。」

「どんな時でも、自分が欲しいもののために命懸けで戦うの。」

「たとえ、それが死ぬとわかっていても――」

(少し笑いながら)

「……カッコよくない?私悪役大好きなんだ!」



少年: (無言のまま、じっと夢主を見つめる)



夢主: 「まぁ、要するに何が言いたいかっていうとね。」

(彼の目を見つめながら)

「わからないなら、わかるまで命懸けでやってみたらいいんじゃないかなってこと!」



少年: 「……。」




夢主: 「私も君に喝入れてもらったからさ。」

(小さく笑って)

「命懸けでゲーム作るよ。」

「だから、君もさ――」

「素晴らしくカッコいい悪役みたいに、命懸けでやってみたらいいじゃない?

そしたら私が君を推してあげるよ。」




少年: (目を伏せ、少し考え込むようにしている)





夢主: 「まぁ、最終的には君が決めることだよ。」

「君の判断に任せる。」

(立ち上がり、空を見上げる)

「……てか、もう真っ暗じゃん!」

「私は帰るから、君も帰りなよ!」




(彼に紙袋を差し出す)




夢主: 「あ、それ、全部あげるね!」

「布教活動しとくわ!私のおすすめばっかりだから!」




少年: (紙袋を受け取りながら、ぼそっと言う)

「……約束、守れよ。」




夢主: (笑顔で手を振りながら)

「わかったよ!」






あとがき

凛ちゃんの、

冴ちゃんに対する劣等感の描写が難しい、、、

下手なこと言っても多分凛ちゃんには響かないので、

価値観に沿うように意識して、

ホラーゲームにハマったきっかけを夢主がつくったらっていう程で 入れてみました、、、!

これで、凛が夢主に執着する準備が整ってきたのではないかと、、、!


違和感なく読んでもらえると嬉しいなと思います。



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