続き
最近ストーカーがいる。まぁ皆さんご察しの通り
ゲゲ郎たちだ。
まじでなんなの???俺はお前らに幸せに暮らして欲しいだけなんだけど??????
「はぁ……」
「水木サン幸せが逃げてしまいますヨ」
「また貴方ですか。」
「記憶があるんじゃろ。そんな他人行儀にするでない」
「そうよ!」
「そうか……、またな」
「もう行っちゃんですか〜ぶーぶー」
「まだ話したいんじゃよ」
「私も話したいです!」
「すみません、親に早く帰れと言われてまして、さようなら」
これでいいんじゃーーー!!!!俺はお前らと縁切りてぇんだよ!!!
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「あらおかえり水木」
「ただいま母さん」
「そうそう水木、私今度引っ越すのよ」
「えっ!!?」
あいつらから逃げれる!やった!
「わかったー!準備する!いつ行くの?」
「明後日には終わらせといて欲しいわね」
「はーい!!!!」
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そうか、水木、また儂らから離れてしまうのか。
忘れもしないあの3日間
儂はまだ水木と一緒に生きたかった。だから幽霊族に入れようとした。なのに水木は毎回のごとく
「やだね」
と断られてしまう
それもいいところなんじゃが。儂は水木が亡くなった日、後悔した。どんな手を使っても引きずり込めば良かったと、だがこうしてまた出会えたんじゃ
逃がしはしない
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物心ついた頃から父さんは2人いた。
僕はそれが当たり前だと思って生活をしていた
だが周りからはそれを馬鹿にされた
僕は周りからどう言われようが父さんは2人だ。
成長してから父さんに「水木は人間じゃ。種族が違うなら寿命も違う。受け入れるんじゃ」と言われた。
父さんも水木さんをコチラ側に入れたい癖に。
人間でもじゃなくてもいいからお義父さんに安心した声で「鬼太郎」と言われたい
だがそんな想い一瞬で消えてしまった
お義父さんが亡くなった日、僕は泣いた。
どんなに女子と付き合っても、やっても
お義父さんの想いのような恋は出来なかった
だけど今、水木さんが帰ってきた。
成人した僕を鬼太郎として見てほしい。男として見てほしい。
この想いを伝えるまで。
逃がしはしない
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夫一筋で大好きだった
他の人を好きになるなんて考えられなかった
人間を愛していたが、好きとまでは行かなかった
だけど今は違う
あの3日間で私は夫に惚れ直したし水木という人間にも惚れた
旦那も水木さんが好きでコチラ側に入れたいと思っている。
だけど
「やだね」
と断られてしまう。どうしたら来てくれるのだろうか
そう考えていたらもうなくなってしまった
人間の寿命のことを考えていられなかった。
あの日私は泣いた。旦那よりは泣かなかったけど。
もう二度と失いたくない。家族3人で愛し合って家族4人になりたい。
逃がしはしない
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「水木が引っ越すらしいぞ」
「えっ!?なんでですか」
「知らんぞ」
「とにかく逃がさないように。」
「「「承知」」」
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「やった引っ越せる!」
そういい身支度をササッと済ませ眠りに着く
「水木や」
「水木さん」
「お義父さん」
「「「帰りましょう。」」」
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目が覚めたらゲゲ郎家族の一員になってしまった
「なんで、あなた達が?」
「水木や、もうお主は儂らの家族じゃ」
「お母様の記憶は都合パワーで消しているわ」
「お義父さん♡これからもよろしくお願いしますね♡」
「……いやだ。」
「「「は?/え?」」」
「俺はお前ら3人家族で生きて欲しかった、だから幽霊族にはならなかった。伝わらなかったとは、残念だよ。」
「馬鹿水木!」
「お主を含め4人で家族なんじゃ!」
「それが伝わらなかったとは……」
「「「残念だな/でした」」」
場の空気が凍りつく
やっちまったな
でも本音が伝えられて良かった
シュルシュルと水木の体に髪の毛が絡まる
「わかったよ、離せ。俺の負けだ。」
「私たちとこれからもよろしくお願いしますね」
「よろしくお願いします!お義父さん♡ずっと好きでした」
「お、おう」
「恋人としてですからね、」
「え、??」
「水木!これからも4人家族としてよろしく頼むぞ!鬼太郎のことは頼んだ!」
「ゲゲ郎のばかー!!!!」
あとがき
最後雑になってすみません
前編と繋がっていなさそうですが頑張って書きました
4人視点で書かせてもらいました✌️
リクエストがあればどんどんください!
コメントお待ちしております!
コメント
1件
ちょうど5回目の入村してきたので投稿しました リクエスト募集中です!