⚠️父水・岩水・ゲタ水
視点ごちゃごちゃです
毎晩水木が魘されている。
「ということなのじゃ」
「何故うなされているのか私たちにも分かりませんわ」
「布団に忍び込んだ時水木さんは『殺せ』や『死にたくない』とか色々言ってましたよ」
何故そう殺せと言っているのに死にたくないと言うのだろうか。
「……やはり戦場の事が夢に出ているのじゃろうか。」
うーんと3人唸り声をあげて首を捻る
「おーいゲゲ郎たちー?何してんだ?」
「水木サン!何もしてませんよ」
「そうよ!夜ご飯は何がいいかしら?」
「儂はカエルの目玉が食べたいぞ!」
「やだね。却下。僕は岩子さんが作るものは全部美味しいのでおまかせしますよ」
「あらありがとうございますふふ」
「母さん僕も手伝います」
「じゃあーーーーー」
「水木よ。」
「ん?」
「お主最近夢見が悪いんじゃないか?」
(おぉぉぉいド直球ーー!!!!馬鹿親父がー!!)
(あなた直球すぎやしません??!やめてください!)
(悪い悪い)
「…………夢見が悪いか、最近の夢はずっと戦場のことだな…」
やはりそうか、そうなのじゃな
(1度枕返しにお願いして入ってみるか)
(そ、そうねぇ)
(なんか嫌だけど行ってみましょう)
「話はこれだけじゃ」
「なんだよ」
「そういえばな最近頑張ったおかげで昇格したんだぞ!」
「良かったな!今宵は呑もうぞよ!」
「天狗酒持ってこいよ?」
「贅沢を覚えさせてしもうた……とほほ 」
「ははは!」
ーーーーーーーーー
「っぷはー!やっぱり天狗酒はうめぇな!」
「水木サン僕も一緒に呑みたいです」
「じゃあ私も」
「?いいぞ〜岩子さんも呑むんですね」
「あまり呑みませんがせっかくの祝いですしね」
「俺はな戦場で地獄を見たんだ……無駄な戦いに向かわされて死んでいく仲間を」
「あいつら以上に可哀想な奴らなんていないんだ。」
やっぱり水木は酔うと本音が漏れるな
「儂の妻べっぴんじゃろ〜ほんとうに美しんじゃぞ……」
「本人を目の前にして言うやつがいるかばか!
変わらず泣き上戸だな。はは」
「うふふ。ありがとう貴方」
「倅よぉ妻がかわいいすぎるのじゃぁ」
「水木サンとどっちが」
「…………」
「どっちもぉ!」
「あつい」
そういい脱ぎ始める水木
「ははははは破廉恥ですよ///TKBがぁぁぁ///」
「儂が育てたんじゃ」
「は????」
「え?」
「冗談じゃ」
「そうだぞ〜なぁきたろ〜」
水木は鬼太郎の顔に口を近ずける
「そんな!俺からいくつもりだったのに……水木サン……」
ゴンッ
「え?」
「あらあら寝てしまいましたね」
「水木の唇は儂のもんじゃ」
「俺のもんです」
すぐに布団を用意し水木を寝かせる
「じゃあ枕返しよ、頼んだぞ」
「👍」
ーーーーーーーーー
「…………死にたくない……」
「ここが夢の中か」
「水木サンはどこですか」
「あそこかしら」
「まだ傷が無いんじゃな」
「みず…きッ?」
なんで、なんで
理不尽に打たれ
無意味に戦わされ
生き延びたら怒鳴られ
お国のためにと言われておるんじゃ。
のぉ水木、お主はこんな辛い体験をしておったんじゃな
「水木…死なないでくれ」
「……水木サンが生きてて良かった。」
「ええ、そうね、」
3人は黙り込んでしまった
「水木のことをまた一段と大切にしないとな」
「そうですネ」
「そうね」
「枕返しよ。ありがとうな」
「👍」
ーーーーーーーーー
「。くぁ……」
「おはようございます水木さん」
「水木おはよう!」
「水木サンおはようございます!!」
「お、おう、おはよう」
「なんでこの布団にいるんだ?」
「ちと寒くてな」
「そりゃその体温だとな」
「それより僕今日水木サンが作ったパンケーキ食べたいです!」
「私も食べたいです!」
「儂も儂も!」
「はいはい」
水木の体験は傷としてずっと残っており消えることは無いがその辛さを消せるのは愛だ。
ゲゲゲ家族は4人で家族だから。
おわり
毎回終わり方雑ですみません
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