この作品はいかがでしたか?
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#7【あまやどり】
いえめめです!いえもんさん男、めめさん女の王道cpですね☆
まだ付き合ってません。
久しぶりの更新です!退化してるかもしれませんが許してください。部活忙しい!(^^;
それではどうぞ。
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~めめんともり side~
夕暮れ時。
楽しかったデー…じゃなくてお出掛けも終わり、電車から降りて、家へと向かう途中だった。
となりには、いえもんさんの姿。
私の片想い中の彼の顔は、夕日に照らされてほんのりとオレンジ色に色づいていた。
ああ、こんな時間がもっと続けばいいのに。
そこの曲がり角で、私たちは家路が別れてしまう。それが、とてつもなく寂しく感じる。
「…~~が~~~すねボソッ」
いえもんさんが何かをつぶやいた。
しかし、その言葉は、不意に吹いた冷たい風でかき消されてしまった。
ぽつりと、額に水滴が落ちてきた。
「っ!?」
二人そろって空を見上げると、先ほどまでのきれいな夕焼けは分厚い灰色の雲に覆われてしまっていた。
そして、天から無数の雨粒が落ちてくる。
「あ、雨?天気予報はこんなはずじゃ…」
すぐに雨は勢いよくなり、ざあざあと音を立てて私たちの髪を、体を濡らしていく。
「めめさん!俺一応折り畳み傘持ってるんで使ってください!」
瞬時に、いえもんさんが青色の折り畳み傘をカバンから取り出して投げた。
私はそれをナイスキャッチして(?)、傘を開いていく。
「っ、いえもんさんも入ってください!風邪ひきますよ!//」
「め、めめさん…じゃあ、失礼します//」
流石に、小さい折り畳み傘に二人はいるのはかなりつらく、ほとんど密着状態。
お互いの肩が触れ合い、どうにも恥ずかしくなる。
「…雨が止ませんね//」
いえもんさんが頬を赤らめながら呟いた。
雨の音に消されかけていたものの、しっかりと聞き取ることができた。
「…//」
詳しくはわからない。だけど、天気のことを言ってるんじゃないってことはわかった。
前にヒナちゃんから強引に教えられた気がする。
確か意味は…『ずっと一緒にいたい』、『このまま二人で過ごしたい』。
水たまりに映った自分の顔が、一気に赤くなっていった。
まさか、いえもんさんも私のことが好きだなんて。
考えるほどに、体が熱くなっていく。
「…本当に、止みそうにありませんね//。どこかで雨宿りしませんか?」
「そうですね//」
これが、私といえもんさんの告白でした。
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【解説編】
どもども~、 たつ です。
今回出てきた恋愛ワードは2つ!
「雨が止みませんね」と「本当に、止みそうにありませんね」です!
簡単に解説させていただきます。
まず、一般的に「雨が止みませんね」は本編にも書いた通り、『ずっと一緒にいたい』など、『離れたくない』という気持ちを表す恋愛隠語です。
そして、その意味を理解したうえでOKをするなら、相手にもその想いが伝わる方法で返事をしないといけません。
ただ普通に「そうですね」だと、鈍感で気付いていないような表現になってしまいます。
なので、今回は「本当に、止みそうにありませんね」と表現しました。
さらに、その後に「どこかで、雨宿りしませんか?」というセリフを入れることで『私も同じ気持ちです』という気持ちを表すことにしました。
あくまで、小説で読んでいる分にはきれいな表現ですが、実際に使うのにはあまり向いていない表現ですね。
それでは。
コメント
2件
え、普通に上手い✨凄い‼‼‼