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消された記憶を命がけで

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消された記憶を命がけで

第18話 - 第18話　10年間見続けたそいつ

246

2022年04月06日

#桃橙

#stxxx

#感動

#ファンタジー

#紫橙

#微赤橙

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はい！18話です！

どぞ(｀・ω・´)

10年後、

俺はさとみ、現役サラリーマン。

ちなみに、27歳、独身。

今までに何回か告られて、付き合ったことはあるけど、どうしても、好きになれない。

この人と一緒に生きていこうという気になれない。そんなこんなで、未だ独身、

今日は、有休を取って、実家に顔を出そうと思う。高校を卒業して、一人暮らしを始めてから結構経ったけど、何故か一年に一回は帰りたくなるんだよな。何かに引っ張られるように。

「ただいまぁ〜」

『おかえり！さとみ！またきてくれたのね！

よく顔を出してくれるから、私たちも、嬉しいわ！』

『おぉー！さとみ！最近はどうだ？仕事は順調か？』

「んー、まぁボチボチかな？」

『仕事もいいけど、そろそろ彼女もつくりなさいよ？あんた顔がいいんだから昔からよく

モテてたじゃない！なんでこの年で、結婚できないのかしらねぇ〜』

「うーん、可愛いなぁって思う子とはたくさん付き合ってきたのに何故か、好きになれないんだよなぁ〜」

『じゃぁ、俺の会社の、後輩でも紹介してやろうか？w』

「余計なお世話だよw、

出会いは結構あるから、まぁ、いつか

できるだろ」

『まぁ、そうだな！』

『それじゃ！ご飯にしましょ！

さとみが来るっていうもんだから、お母さん

張り切って作ったんだから！』

「すげぇー！めちゃうまそう！」

そんなこんなで、里帰りをして、

親とも世間話をしながら食事を済まし、あっという間に夜。

「おやすみ〜」

「はい、おやすみ〜」

俺は懐かしの、自分の部屋へと直行。

ここに帰ってきて、寝ると、絶対に夢を見る。

しかも毎回同じ奴が出てくるんだ。

俺は真っ白い空間に一本だけ立っている木に

もたれて寝ているそいつをじっと見つめてるだけ。

おーい、と声をかけても起きることはない。

ただひたすらに寝ているそいつに何故か惹かれるんだ。ここに定期的に帰る理由はそれが理由なのかもな。

(、、今日も、見るかな、、)

なんか今日は、その夢に少し変化が起きてそうな予感がするんだよな。

そんな期待を胸に抱きながら、

数分で、夢の中へ。

(、、また、白い空間だ、、あいつが横たわっている木は、、どこだ、、？)

やはり同じ夢だ。

だが、今日は少し違う点がある。

いつもは、気づいたらそいつが木に横たわって寝てるところを見てるんだけど、

今日は見渡す限り、その木がないんだ。

やはり今日はいつもとは違う夢、、

予感的中しちゃったよ、、。

俺は果てしなく続く白い空間の中を闇雲に走り続ける。

息切れする程度に走り続けた。、、

すると、いつもの木の影が目につく。

「あ、、やっと見つけた。、、」

ゆっくりと近づくにつれて、どんどん霧が晴れて、木が形となっていく。

そして木との距離が約10メートル近くになって気づく、。

いつものあいつがいないんだ。

横たわって、スヤスヤと寝ているあいつが

あれ、、なんでいないんだ、？

もしかして、目覚めたのか？

それならこの空間のどっかにいるはずだよな。

確信のない予測を、信じ切って、また、ひたすら走り続ける。

多分夢の中では、1時間近く走った気がする。

現実の俺の方でどんくらい経ってんのかしらねぇけど。

こんなに走ってもみつかんねぇって、どういうことだよ！俺の夢なんだから、そろそろ、

見つかってもいいころだぞ！

っと、よくわからない無茶振りを抜かしながら

走るのをやめて、歩きに変えた。

流石に疲れた。いや、夢だから疲れたとかねぇかもだけど、なんか、走る気になれなくなった

まぁ疲れたということにしておこう。

そして、歩き始めて、数分。

よく見えないけど、人影が見えた。

(もしや！あいつか！？やっと見つけたぜ！)

俺はそいつの方に全力で走った。

結構息は切れてたけど、

何故か現実の俺が目覚める前にそいつに会わないといけない気がしたからだ。

あと少し！50メートル、40メートル、と

少しずつそいつの形が見えてきた。

そして、手を伸ばせばそいつに触れられる

というところで、時が止まった。

そして、視界が歪む。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ｯﾊ！！、、あれ、、？」

急にはっと目が覚めた俺は、今見た夢を思い出す、。そして、何かの使命感なのかわからないが、　俺は部屋を飛び出し、朝日が登る空の下、街の中を走り始めた。

ジャージ姿だけど、こんな朝早くじゃ誰も起きていないだろう。

俺は懐かしの町内を行く先も決めていないのに

右へ、左へ、足がなにかに引っ張られるように

走っていく。

そして、店もあまりない、ひっそりとした住宅街についた。、、てかここどこ？

住宅街の中、ポツンとできている公園が目につき、中に入ってみる。

ゆっくり鑑賞しながら歩いていると、、

人影が目に入る。俺は時が止まったような感覚がした。なんせその人影は俺が、

10年間、夢で見続けたオレンジ髪のそいつが立っていたんだから。

なんか展開早くない？という方！！

すみません。私、情景描写書くの下手なんです

前にも言った気がするけど、、、

まぁとりあえず！

最後まで読んで頂きありがとうございました！

ハートもぜひ！

では！