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🩷ティアの両親の面会 日曜日、ティアの両親が面会にやって来ました。「先生いつもティアがお世話になっております、娘の様子はどうですか?」母親にそう聞かれました、はっきり言ってティアの幻聴はひどく、症状は悪いのです。「わたしの力が及ばず申し訳ありません、娘さんの幻聴がひどいのです、でも行動で紛らわす気力がもうなくて、食べることで紛らわすようになってしまったのです」ミリアは正直に現状を伝えましたが、ティアがこれ以上行動で心の力を引き出せば命を代償にするしかないと思っていることはティアの両親を心配させるだけなので伏せておきました。今までティアの衝動的な行動は、身体抑制でとめてきたのだし、これからはティアも衝動的な行動をやめようとしているからです。「ティアはそんなことになったのですか?あいかわらず行動を抑制できないことは変わっていませんね、困ったことです」両親はティアが精神疾患ゆえにそういう行動をしているとわかってはいましたが、それでもそれは考える力の弱さだと思っていました。「娘さんに会っていかれますか?」ミリアはティアの両親に聞きました。「はい、よろしくお願いします」こうしてティアの両親は、ティアと面会することになったのでした。