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桃青
Rなし
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桃視点
ここは苺岳高校。
桃「1年3部の担任になりました、百瀬 桃です」
「1年間、よろしくね」
今日は入学式。
俺は新規採用され、今年から教師。
大学を出て、すぐに入れた。
ちなみに、凄く緊張している。
桃「じゃあ、自己紹介してもらおうかな」
「名簿順に…」
自分の自己紹介をしてから、順番に自己紹介をしていく。
その中で1人、パチッと目が合った。次はその子の番だ。
桃「次」
?「はいっ!」
元気よく返事して、勢いよく立ち上がる。
青「えーっと、水野 青です!」
「僕はーっ…あ、バスケ好きです!」
「あとー…」
「よろしくお願いしまーすっ」
ずっとにこにこしながら自己紹介を終える君。なんだか、無意識に目で追い、ぼーっとしていた。
「先生ー、次」
桃「…あ、あぁ…次」
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職員室
橙「なーなー、クラスの子どうやった?」
こいつは高校、大学、まさかの就職先まで一緒の橙。
桃「んー、別に普通…」
普通、といえば普通なんだろう。
でも、すぐにある生徒の顔が頭に浮かんだ。
橙「普通、なんか?」
「….いや、続きは?」
桃「普通、なのかな」
橙「お、なんかあったんか!?」
こいつは何でもかんでも塩対応の俺にベタベタと引っ付いてくるやつだ。
どこまでも聞いてくるのが鬱陶しい。
桃「特になんかあったってわけじゃないんだけどー…」
橙「なんや」
「ちなみに俺は、タイプの子がおったで?」
桃「へー、お前、男だろ?」
橙「そやで?でも可愛ええんやー」
俺も、似たようなものだ。
別に気になるだけで、タイプなのか好きなのかもわからない。
もし好きなら、これは一目惚れと言うのだろうか。
橙「桃ちゃん女には厳しいからなぁ…」
桃「女じゃねぇし」
桃「….あ」
やらかした。自分で言ってしまった。
橙「ん?女じゃないってことは…」
「男で気になる子おるんやな!?」
桃「あーめんどくせ…」
きっとこのまま暫くは弄られるんだろう。
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1週間後
あれから1週間がたった。
そして今の俺は….
「きゃ〜っ、百瀬先生よっ!」
「今日も今日とてかっこいいわ…っ//」
「歩いているだけで魅力的だもの!」
「百瀬先生よりイケメン居ないんじゃないの…」
歩くだけで、通りすがりの女子にそんなことを言われるようになった。
別に、悪い気はしないが、いちいち鬱陶しい。
それとは反対の意見もある。主に男子からだ。
「イケメンって、そんなにか?」
「ちょっと整ってるからって、調子乗りすぎだよな」
「俺の好きな人、『百瀬先生かっこいい』って言ってたんだけど」
「百瀬担任じゃなくて良かったわ〜w」
別に俺はそんなことで気づつくようなやつじゃないから言われること自体はいい。
ただ、俺の好きな人取られた、やら、彼女が冷たくなった、やら、俺のせいにされても困る。俺は何もしていないのだから。
橙「桃ちゃん、大変やね〜」
他人事のように言ってくる橙。
桃「お前だって、人のこと言えないだろ」
橙「んー…まぁな」
橙だって、俺と同じような状況だ。
橙はサッカー部の顧問で、マネージャーに引っ付き回されている。
俺はバスケ部顧問だが、サッカー部は大会が唯一近いため、早く部活が始まった。なので他の部活はまだあまり活動していない。
橙「まぁ、頑張れよ」
桃「んー…」
あの子、水野とは、というと、特に何も無い。俺は数学教師だが、水野はあまり得意じゃないらしく、宿題も出さない。強いて言うなら少しだけ説教したくらいだ。ちなみに橙は、体育教師。
そして、今日は部活が始まる日。
ふと思い浮かんだ。
『僕はーっ…あ、バスケ好きです!』
もしかしたら、バスケ部かも。
急に部活に行くのが楽しみになった。
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放課後
桃「では、一回目の部活を初めて行きたいと思います」
「じゃあまずは….」
生徒を見渡した時、無意識にあの子を探していた。
いた。
バスケ部だったことに喜んでいる自分がいる。自然に表情が変わったのがわかった。
中央に、他の生徒に囲まれ、ヒソヒソと小声で一方的に話されている。人気者なんだろう。
まずは、挨拶や仲良くなることにした。
桃「まずはー自己紹介をしていきます」
「同じクラスじゃなければ同学年もおっけー」
「できるだけ異性や他学年とも話すように」
俺が顧問になったせいか、バスケ部はマネージャーが一気に増えたらしい。
相変わらず、水野は生徒に囲まれていた。
桃「終了」
「じゃあ説明を〜…」
「今日はこの辺かな」
「明日から練習していきます」
「じゃあ挨拶」
水野と少しでも関わりたかった。
片付けて帰ろうと思い、振り返った瞬間、
桃「う、ぉ….み、ずの….?」
青「….せんせ」
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡1500
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コメント
1件
みぅです🤍🥀 読み終えました……。 先生と生徒の距離感、まだほんの数ミリなのに、もう“特別”の予感がしてドキドキしました。桃先生が水野くんを無意識に探してるところ、すごく好きです。最後の「…せんせ」で終わるのも、続きが気になりすぎます。先生の作品、ちゃんと受け取らせてもらいました🌙