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フランスがナチスとソ連を裏切った感じ
此処の話ではフランス、ナチス、ソ連は仲良し
書斎に雨の音が激しく響く。
窓の外の闇が、二人の心と完全に同化しているようだった。
ソ連は机に突っ伏し、肩を震わせたまま荒い息を吐く。
「…くそ…くそっ…!」
怒りで塗り固めた仮面は、もはや存在せず、ただの脆い体と震える心だけが残っていた。
ナチスはその姿を見て、胸の奥から耐え難い吐き気が湧き上がった。
「…俺は…一体何を…」
独占欲も支配も、愛情も、すべてが罪悪感に変わる。
自分が追い詰めた相手を、今目の前で崩壊させてしまったことに、心が締め付けられた。
そしてフランスの裏切り――
「二人とも、目を覚まさせてあげるわ」
その冷たい声が頭にこびりつき、二人の精神をさらに深く沈める。
ソ連は震える手で顔を覆い、声も出せずに泣き崩れる。
ナチスは机に手をつき、顔を伏せて呻く。
「…耐えられない…こんなはずじゃ…」
絶望は二人を包み込み、希望の欠片すら見えなくなる。
ナチスの心は激しい鬱に沈み込み、理性がほとんど崩れかけていた。
ソ連は病み、体も心も壊れそうで、荒い呼吸だけがこの空間に響く。
互いに手を伸ばすことさえ恐ろしく、距離を縮めることもできない。
孤独、絶望、罪悪感、愛――
複雑に絡み合った感情が二人の心を押し潰す。
窓の雨音が、まるで二人の絶望の鼓動のように、重く、止まることなく鳴り続ける。
書斎は闇に沈み、誰も救いの手を差し伸べることはない。
絶望感――それだけが、二人を静かに蝕んでいった。