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大石慶敬(18)…4代目主人公 国家保安庁高等教育隊所属

豊島敦也(18)…国家保安庁高等教育隊所属 

 ……………………………………………………………

卒業式を終え家に帰ると大石は早速、特殊空衛団への入隊に向けて体力トレーニングを始めた。

大石家は、父と二人暮しであり、慶敬が幼いころに母は病死。それからは国家保安庁所属の隊員である父親が不器用ながら息子を育ててきた。

まずは、家の前から走り込みを開始した。

しばらく走っていると目の前に1台のワンボックスカーが止まった。

しばらくして車の中から覆面を被った男たちが出てきた。

大石はすぐに道を変えようと方向を変えたが、後ろから金属バットで殴られ気絶した。

「……きろ。起きろー。おい」

男から顔を数回ビンタされ数時間後ようやく目が覚めた。

「ここは……」

手には手錠がかけられ足には鎖がつけられていた。

「お前は今日から人質の仲間だ。奴隷として働いてもらうぞ」

「は?どういことだよ?」

大石は手錠を外そうと力一杯暴れ回った。

「うるせーんだよ。」

そう言うと一人の男が近くにあった金属バットで大石の顔面を殴りつけた。

「なー。静かにしねーとどうなるかわかるよな?次暴れたら頭吹き飛ぶぞ?」

そう言うと男は大石の頭を鷲掴みにし怒鳴りつけた。

「うるさくて寝れねーよ。」

部屋の奥から一人の男が出てきた。

「相馬さん。お疲れ様です」

男たちは一斉に頭を下げた。

「何?こいつら」

「奴隷です。これからの革命には地を這って亜細亜連合を守る者が必要だと相馬さんが仰ってましたので」

「んな事言ったっけ?ま、いいか」

そう言うと相馬は近くのソファーに腰かけた。

「そういや、あいつはどこにいる?」

相馬が怒鳴ると一人の男が相馬の目の前にやってきた。

「そのー、本当に申し訳ございませんでした。」

「あ?謝りに来るの遅くねーか?死にてーの?」

「い、いや、生きたいです。」

「生きたい奴が金盗んで逃げっかよ。お前をここに連れてきた時からお前は貧乏だった。その事ぐらいはわかってた。だが金を盗んで逃げるはねーだろ?」

「ほ、本当に申し訳ございませんでした」

「その謝罪、死んだら許してやるよ」

そう言うと相馬は近くにあった拳銃で男の胸を撃ち抜いた。

「う………」

「まだ生きてんのか?しぶといな」

「そ、相馬さん。許して……くだ…さい」

「うるせーよ」

相馬は男の胸ぐらを掴むと何度も蹴り続けた。

「反逆者は殺す。ここ(亜細亜連合)のルールだよ。お前はその反逆者だ。だから殺すだけだ」

そう言うと相馬は近くにあった金属バットで男の頭を殴り続けた。

数分後

男の動きは完全に止まった。

「あとの整理任せたぞ。」

そう言うと相馬はそのまま部屋から出て行った。

目の前で殺された男を見てその場にいた人質(奴隷達)は酷く脅えていた。

大石は手錠をかけられながら近くにいた少女に目をやった。

「君、何歳?」

「10歳……」

「なんでここに?」

「……気づいたらここに……」

そう言いながら少女の体は酷く震えていた。

「そうか。大丈夫。必ず助けてくれるはずだ」

そう言うと大石は少女に満面の笑みを見せた。

「なんでそんな事言えるの?」

「国家保安庁っていうすごいグループがあるんだ。この国には。必ず助けに来てくれるはずだ。俺を信じて」

そう言うと大石は少女のそばに近づいた。

少女にとってその時の大石の笑顔と言葉は、その場しのぎではあったが何か心が安らいだ。

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