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ひゃっほーい(この人は英語のテストが多分ボロクソでハイになってます)
(この人はもうなんか色々めんどくさくて文法とかめちゃくちゃなんでめっちゃ小説っぽいとことかなんかいつもの感じのとことかありまする)
夜の江戸の空を、打ち上げ花火が咲かせては散っていく。
浴衣姿の人々で賑わう夏祭り、その中に――
銀時「おーい彩音、そんなとこでたこ焼き眺めてねぇで早く来いよ」
彩音「……わりぃ、久々にこういうの来たからな」
銀時「はっ、らしくねーな。もっと騒げよ、いつものお前みてーにな」
彩音「……今騒いだら屋台倒す自信あるけどいいか?」
銀時「やめとけ」
ふと笑い合い、並んで歩く二人。
彩音の浴衣の紺地に朝顔の模様が淡く揺れ、
提灯の光に照らされた銀時の横顔は、どこか柔らかかった。
そんな中――
子どもの声「わーっ!金魚逃げたー!」
人の波が一瞬乱れて、彩音の手が銀時の手から離れた。
彩音「……あれ、銀時?」
周囲を見渡すが、人混みに飲まれて姿が見えない。
祭りの喧騒の中、名前を呼んでも返事はない。
銀時は別の道を走りながら焦っていた。
銀時(……なんで離しちまったんだよ、俺のバカ。あいつ、方向音痴だろが……)
心臓がドクドクと高鳴る。
「ちょっと探してくる」なんて軽く言えないほど、胸の奥がざわつく。
一方そのころ。
彩音は静かな裏道にたどり着いていた。人の気配もない。
夜風が少し冷たくて、胸の奥が妙にざわついた。
彩音「……なんで、胸の奥、こんなに……」
言葉にならない不安を抱えながら、空を見上げたその時。
銀時「――見つけた」
背後から聞こえた声に、振り向く。
息を切らしながら銀時が立っていた。
銀時「何やってんだバカ!離れんなっつったろ!」
彩音「……ごめん」
その声があまりに小さくて、銀時の胸にストンと落ちた。
気づけば、銀時は彩音を抱き寄せていた。
銀時「……心臓止まるかと思ったぞ」
彩音「……そんな大げさな」
銀時「お前がいねぇだけで、空気がスカスカになるっつーの。もう離れんなよ」
彩音「……ッ」
耳元で囁かれる声に、顔が熱くなる。
夜風と花火の音が、遠く霞んだ。
花火が最後の一発を打ち上げ、
銀色の光が二人を包んだ。
翌日、万事屋。
神楽「なぁ銀ちゃん、昨日は彩音とラブラブデートだったアルか?」
銀時「誰がラブラブだ。あいつが勝手に迷子になっただけだ」
新八「……それって、結果的にラブラブになったって言ってるようなものですけどね」
銀時「うるせぇ!そーいうことじゃねぇ!!」
神楽「照れてるアル〜」
そこへ、店の戸が開く。
月詠「よう、銀時。団子でも食いに来たか?」
銀時「おぉ月詠じゃねーか、久しぶりだな」
(ニコッ)
……その瞬間。
奥から現れた彩音の表情が、一瞬止まる。
彩音「……あ?」
新八「(あっ、やばい。氷点下きた)」
神楽「空気が痛いアル」
銀時「お、おい彩音さん?そんな無表情でこっち見んな……?」
彩音「別に?ただ、楽しそうに笑ってたなーって思っただけだ」
銀時「いや、いやいやいや、それ絶対怒ってるだろ!」
新八「目が笑ってません!!」
銀時が冷や汗をかきながら弁解しても、
彩音はぷいっと横を向いたまま動かない。
銀時「……はぁ、しゃーねぇな」
彩音「?」
銀時が立ち上がり、彼女の前に立つ。
そのまま、軽く額を小突くように手を伸ばして――
銀時「俺の見てるのは最初からお前だけだっつーの」
彩音「ッ……」
耳まで赤くなる。
銀時「嫉妬してくれんのは悪くねぇけどな。かわいいし」
彩音「なっ……!?」
銀時「でもな、嫉妬キャラは俺だけで十分なんだよ」
なんか…すんません