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「えっ!可愛い……。うさぎっ!」
俺は今ドイツに来ている。
メンバーとクリスマスプレゼントを交換をするために各自選んでいた。
そんな中で見つけた兎のぬいぐるみ。
「子供の頃このうさぎちゃんシリーズ持ってたかも…。 」
幼少期を思い出して手に取った。
懐かしい、そう思いながら眺める。
時間もないので一旦戻してプレゼント交換のための物を選ぶことにした。
メンバーとは無事クリスマス会をし、各自ホテルへと戻った。
「ごめんね、苦しかったね。」
そう言って袋からあの兎のぬいぐるみを出す。
どうしても忘れられず、最後の最後で買ってしまった。
ぬいぐるみを撫でてベッドに置く。
「やっぱ可愛い〜。」
つんつんしてみたり撫でたり。
もう30代だがぬいぐるみは未だに好きだ。
ぬいぐるみと戯れていると
インターホンが鳴った。
はーいーと扉を開ける。
そこには元貴がいた。
「来ちゃったー。ちょっとだけ一緒にいさせて。」
俺と元貴はお付き合いをしている。
まだ若井以外には言っていない。
いいよ、と一緒に中へ入る。
「涼ちゃんの部屋俺のとちょっと違うや。」
元貴が俺の部屋を見渡す。
するとベッドに置いてあるぬいぐるみに気がついた。
「あれ、これどうしたの?」
元貴はぬいぐるみの方へ向かう。
「あぁ、プレゼント交換探してた時にね、懐かしくなって買っちゃった。子供の頃持っててさ。なんか本当に可愛くて。」
俺も元貴の方へ行く。
「ええ……?この兎を涼ちゃんが買った……?可愛い……可愛すぎでしょ。」
元貴は俺の方を見てニヤッとした。
「うさぎちゃん、可愛いでしょ?」
と俺はぬいぐるみに視線を向ける。
「ちがうよ。ぬいぐるみも可愛いけど、涼ちゃんが可愛いの。」
元貴は俺を撫でながらそう言う。
「んえ、俺ぇ?」
俺はちょっと驚いて元貴を見た。
「うん。涼ちゃん。可愛い、本当に可愛い。可愛い〜!!」
そう言って両手で撫でられる。
「んん……。元貴、恥ずかしい……。」
さすがにこんなに可愛いと言われると恥ずかしくなってくる。
元貴は満足そうな顔をした。
「恥ずかしがってる涼ちゃんも更に可愛い。ね、涼ちゃん座って。」
元貴はベッドを見た。
ん、と俺はベッドに腰をかける。
元貴も隣に座って俺を見つめた。
「涼ちゃん。」
そう言って俺の手に元貴が手を重ねてきた。
キス、される。
目を瞑って待っていた。
「んふっ。」笑い声が聞こえて目を開ける。
すると微笑んでる元貴がいた。
「んえ……?」
俺は思わずポカンとしてしまった。
「キス待ち涼ちゃん最高。」
そう言って元貴はんん〜可愛い〜と俺の髪をわしゃわしゃした。
「いや、ねぇ!は、恥ずかしいじゃんっ!元貴っ!」
俺は真っ赤になりながら元貴に言う。
「ふふっ。可愛い所、この兎と一緒。ねぇ涼ちゃん?」
元貴は更に微笑んでいる。
「う……俺、こんな可愛くない。」
俺はぬいぐるみを見て言った。
「んーん?むしろぬいぐるみより可愛いよ。」
元貴はサラッと言う。
「んん………。」
俺は恥ずかしさでどうにかなりそう。
「ねぇ……キスはしてくれないの……?」
恥ずかしいけどキスをしてくれると思っていたから期待を込めて聞く。
元貴は満面の笑みでいいよ。と答えた。
「じゃあ涼ちゃん、して?」
と元貴が言う。
俺からするのか。
「え、お、俺からぁ……?」
恥ずかしさで真っ赤な俺に
「ふふ、そう。涼ちゃん、ん。」
と元貴は目を瞑った。
綺麗なその顔に見蕩れてしまう。
俺はそっとゆっくり顔を近付けてちゅ、と触れるだけのキスをした。
「涼ちゃん、顔真っ赤。かわい。ほんとに……どうにかなりそう。」
元貴は俺を愛おしそうに撫でて言う。
「ど、どうにか、なっちゃ、え。」
俺は絶対に言わなそうなことをあえて元貴にぶつけてみた。
元貴は目を見開く。
そして直ぐに真顔になった。
「は?可愛い。ごめん、今日はしないつもりだったけどお風呂行こ、一緒に。
それから、今日はいっぱい愛し合おっか。」
そう言い立ち上がって俺の手を引いた。
「ん……。」と返事をして元貴の後に続く。
「優しくする自信ないや先に謝っとく。ごめんね。」
元貴は脱衣所の扉を開けてそう言う。
「いいよ……いっぱい愛して……。」
真っ赤のまま元貴に言った。
「はぁ……。涼ちゃん、好きだよ。」
元貴は振り返って俺を抱きしめた。
「うん。俺も、元貴……好き。」
そう言って抱きしめ返した。
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全てにおいて可愛いが詰まってる