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車が動き出すとスマホからBluetoothでとばされた音楽が流れ始める🎶
口ずさみながら会社へむかっていると職場まではあっという間に着く。
たくさんの車がとめられる駐車場の中に車を停めて周りを見渡し、誰も見られていないことを確認するとスカートの裾から手を入れオムツが濡れていないことを願う。
(よかった大丈夫♡)
安心したさゆりは通勤用とオムツセットのあるカバン、ふたつを持ち会社の方へ向かっていった。
おむつをあてて出勤するのはもちろん初めてなので会社の建物が近づくにつれて緊張が大きくなる。
(とりあえずトイレいっておくかな)
駐車場から会社までは少し距離があるので風のある日などはスカートを気にしなければならず女性には厳しい。
オムツのせいで少しぎこちない歩き方になってはいるものの歩を進め建物の中に入っていった。
(先輩に会いたくないなー)
、と小声で呟いていたものの会わないのは不可能ですぐに会社の同僚に会ってしまった?
(おはよう)
(おはようございます)
いつもの挨拶をしエレベーターに乗り込む。
おむつが気になって仕方ないさゆりは少しでも気配を消すために下を向いて立っていた。
チーン!
と鳴り職場の階に着く。
(トイレ行ってきます)
も先輩に告げ足早にトイレの方向へ進んでいく。
尿意があったわけではないもののオムツをチェックしておきたかったさゆりは周りの目を気にせずに進む。
と、女子トイレの入口には列ができていてすぐには入ることはできなさそうだった。
(おしっこもれちゃう……)
トイレを目の前にし急な尿意を感じたさゆり。
オムツはしていたものの漏らしたくないので必死にこらえる。
進まない列と高まる尿意。
諦めたさゆりは別のフロアのトイレを探しに行った。