藍沢side

藍沢 (頭いてぇ…

朝起きた時、頭が重く痛かった。

今までも頭痛はあったから頭痛薬を飲んで

出勤した。

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｢翔北｣

白石 藍沢先生おはよ

藍沢 おはよ

白石 どうした？具合悪い？

藍沢 いやなんともない

白石 ほんと？

藍沢 あぁ

白石 無理はしないでね

藍沢 あぁ

白石、普段は超がつくほど鈍感なのにこうゆう時に限って感が鋭い…バレたら絶対帰らされる。迷惑をかける。そう思うと絶対隠しとうそうと思った。でもお昼になる頃には朝よりも悪化していた正直、デスクに座ってるのもかなりキツかった

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藍沢 ﾊｧ…ﾊｧ…

白石 お疲れ様

緋山 おつかれ〜

藍沢 おつかれ……

白石 ちょっと藍沢先生、大丈夫？

藍沢 あぁ、大丈夫だ

藤川 おぅ、おつかれ〜

緋山 ちょっと藤川うるさい！藍沢あんた一旦熱測りな

藍沢 いや、大丈夫だ

白石 でも1回熱計って

藍沢 だから大丈夫だ

緋山 早く熱測って

その時藍沢のPHSがなった

藍沢 はい…藍沢です。分かった、すぐ行く。悪い、呼ばれたから行くな

緋山 ちょっと！

通話を切ると｢悪い、急患だ｣と言って駆け足でスタッフステーションを出るが走り出してすぐ、ふらりとその身体が傾く。

あいざわ！(あいざわ先生！)

壁に手を付き俯く彼に駆け寄る。

緋山 やっぱりあんた熱測って！

藍沢 いや、悪い。大丈夫だから

そう言ってまた脳外科の方に走り出した藍沢の背中に声をかけるも、藍沢は止まることなく走っていった。

緋山・白石 もう！

3人と一部始終を見ていたフェローは心配そうに、藍沢が行った方を見ていた。

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新海 急に呼んで悪かった、助かったよ！

藍沢 気にするな、いつでも呼んでくれ

新海 あぁ、ありがとう！

藍沢side

(あ〜キッツ、全然頭痛薬聞いてないし、あいつらにはバレそうだったし

藍沢はフラフラしながらも救命に帰って行った

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緋山 藍沢が帰ってきたら絶対熱測らせるんだから！それに説教するわ！

白石 www程々にねw、でもほんとに熱は測ってもらおう

緋山うんw

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医局

ガチャ

藍沢 ﾊｧ(ダルい、身体が重いし頭痛い、

藍沢はさすがにヤバいと思い30分程仮眠室で少し休んだ。

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藍沢 ん…戻るか(さっきよりも身体が重い

藍沢は重い身体を起こし仮眠室を出て医局を後にしてスタッフステーションに戻った。

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緋山 やっと藍沢戻ってきたよ。はい、熱測って

白石 藍沢先生すぐ終わるからさ

藍沢 (クラクラして話がはいってこない)

緋山 藍沢？話聞いてる？

白石 ちょっと、大丈夫？

藍沢 ﾊｧ…ﾊｧ…

｢ﾊﾞﾀ…｣

緋山 え？藍沢！？ちょっと！

白石 藍沢先生！？

緋山 白石ストレッチャー持ってきて！

白石 わかった！

緋山 ごめん藍沢熱測るよ

｢ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ｣ 39.4

藍沢 ﾊｧ…ﾊｧ…ﾊｧ…

緋山 は!?あんたこんな熱高いのに仕事してたの!?

白石 緋山先生！もってきたよ

緋山 サンキュ、初療室にはこぼ

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初療室で点滴などやって緋山達は藍沢を仮眠室に運んだ。

白石 藍沢先生、酸素マスクつけるね

藍沢 ﾊｧ…ﾊｧ…ｺｸ(頷く)

白石 頭痛いとかある？

藍沢 ｺｸ(頷く)

白石 緋山先生鎮痛剤持ってきてくれる？

緋山 了解！

白石 ありがとう！藍沢先生、他にしんどいとこある？

藍沢 …ダルい…ﾊｧ…寒い

白石 寒いの？まだ熱あがるかもね…藍沢先生もう1回熱測るね。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ 39.9

白石 うわっ、上がっちゃってる、藍沢先生寝てていいよ…

緋山 白石〜持ってきたよ〜

白石  ありがとう〜

緋山 どう？

白石 熱上がっちゃって結構苦しそう

緋山 そうだよね〜、藍沢さ風邪とかあんまり引かないタイプだから尚更辛いだろうね。それに大人で38度超えたら結構辛いわ

白石 そうだよね、

｢藍沢に酸素マスクつけ、鎮痛剤もいれたら少しは楽になったみたいで寝てくれた｣

緋山 良かった、ちょっとは楽になったみたいだね汗すごい、拭いてあげるか

藍沢 ﾊｧ…ﾊｧ…

いつもはきっちり整っている前髪も今は下りていて少し幼さがでている。緋山は額に張りついている前髪をあげ、汗を拭いてやる。

白石 藍沢先生熱測ろっか

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ 40.3

緋山 マジか〜、下がんないね、

藍沢  …ぅ…ﾊｧ…ﾊｧ…

しばらくすると藍沢は高熱で魘されはじめた。

白石 しんどいよね〜、ごめんね

白石は苦しそうに眠る藍沢に声をかける。      そして胸に手を置き、子供をあやすように、    トントンとリズムを刻む。

ガチャ

そこへ藤川が入って来た。フェローの3人も一緒だ

藤川 おっ、すまん。寝てたんだな

白石 うん。さっきやっと落ち着いたところ

藤川 そっか、辛そうだな。

白石 うん。

藤川 てか、何してるんだ？

藤川とフェローは手をとめない白石を不思議そうに見ている。

白石 藍沢先生、魘されてたからさ、ちょっとでも楽になればな〜って

名取 なんか藍沢先生幼く見えますね…

藤川 それ、藍沢聞いたら絶対不機嫌な顔するよな

緋山 確かに。藍沢、すぐ顔に出るからねw      もうちょっと愛想良くてもいいんだけどwww

それからは呼び出しもなくみんなで話していた

ー3時間後ー

フェロー達は帰り白石、緋山、藤川の3人が残った

藍沢 …ん、

緋山 藍沢？起きた？

白石 体調はどう？

藍沢 少しは楽になった、

白石 熱測ろっか

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

白石 39.1度、まだ全然高いけどさっきよりは   下がったね

緋山 あんた40度もあったのよ？

藍沢 すまない…

白石 藍沢先生は謝りすぎ！自分のこと後回しじゃなくてもっと自分のこと大切にして。ね？      それから、辛かったりしたらちゃんと言て？    もっと頼って？わかった？

藍沢 …わかった

藤川 おっ、なんか素直じゃねーか

藍沢 …悪いか？

緋山 いいんじゃない？たまには素直な藍沢も。    なんならいつも素直な方が助かるけどね。

藍沢  悪かったな

藍沢はその後、1人にするとまた無茶するかと   言って白石の家に連れてかれ、2日休みをもらった

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ー2日後ー

橘 最後に今日から藍沢が復帰する。

藍沢 ご迷惑おかけしました。今日から普段どうり 働くのでよろしく

カンファレンスが終わり廊下を歩いていると、

藍沢 なぁ、

後ろから藍沢が白石たちを呼び、3人が振り返る。

藍沢 この前は…ありがとう、助かった

3人は藍沢の言葉に驚く。

白石 うん、藍沢先生はもっと人を頼って？     私たちじゃ頼りないかもだけどさちゃんと力に  なるから。ね？

緋山 白石の言うとうりだよ！もっと私たちを頼りなさいよね！

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