テラーノベル
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雰囲気が悪い会議室、そこへ、ルーマニアが入ってきた。ブーツの音が響き、冷たい目で部屋を見渡す。
ルーマニア(穏やかに、しかし鋭く)
「……そういえば、あいつら、中国とフランスはどこに行ったの?」
連合国の男たちは、逆ギレの真っ最中だったため、一瞬動きが止まる。
アメリカ
「知らん!今忙しいんだ、後で聞け!」
イギリス(机に突っ伏しながら)
「そ…その…俺たちも知らない…!」
ソ連(額に汗をかき、拳を握りしめる)
「…ウォッカ…」
ルーマニア(軽く首を傾げ、薄い笑み)
「ふーん…戦場で大騒ぎしてる割には、仲間の居場所も知らないのね。随分頼りないわ」
カナダ(小声で)
「…もう、ほんとに情けない…」
部屋の空気が一瞬凍る。逆ギレで暴れていた男たちが、ルーマニアの冷静さと皮肉に完全に押されて言葉を失う。
ルーマニア(軽く肩をすくめ、足元を見ながら)
「…まいいや、」
連合国の男たちは、苛立ちと羞恥心の入り混じった表情で、もはやどう反応すべきか分からずに沈黙するしかなかった。
ルーマニアはそのまま静かに廊下を去り、女たちの冷静さと鋭さを見せつけた。
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