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美しい風景。
天使のような歌声。
まるで天国にいるようで背中がゾクッとする。
「ってここどこやねん!?」
さかのぼること、数分前。
僕、神代結人はクソイケメン様の冬弥とバイトをしていた。何故かソイツの周りにはいつも可愛い女の子達がたくさん集まっていて、僕が邪魔だと言わんばかりにいつも睨んでくる。(世の中不平等すぎ、泣くって。)
まぁここまではいつも通りだから良かった。問題はここから。僕の方がソイツより早くバイトが終わり、外に出た瞬間背中を何かで刺された。きっとその女の子の誰かに殺されたのだろう。それで僕の人生は終わったはずだった。
「うん、で、マジでどこ!?てか辛っ!!思い出しただけで、涙出てきたわ!」
なんやかんやで冷静を取り戻しつつ、辺りを見回すと、数メートル先に扉がいつくかあるのが見えた。恐る恐る近づいてみると、何やら書いているようだ。
「どれどれ、右の扉から読むと、チート、世界征服、汝が愛される世界だってか?なんだこれ、、もしかして転生できるのか?もう一度やり直せるのか?!」
半信半疑だったが、やはり僕は一直線にあのドアへ向かってしまった。
僕も愛されたかったのだ。
しかし、その時の選択が間違っていた。