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本日晴天なり。
青空の中を、ぼっちの雲が時折流れるだけ。
陽射しは眩しいが湿度は高くなく、絶好の体育祭日和だ。
「友情の名のもとに、正々堂々と、誇りを持って競い合うことを、誓います!」
体育祭実行委員長の力強い選手宣誓が、校庭に響き渡る。
「あ~、ドキドキしてきちゃったよ~」
「緊張するなら、オレの胸に飛び込んできなよ!」
「遠慮しておきます、 藤堂(とうどう)宗次郎(そうじろう)。体育祭だからって、浮かれないでください」
「そんなぁ~!」
「はははっ! 泣きたいなら、俺の胸に飛び込んできな!」
「いや、それは遠慮しておく」
杏葉(あずは)の後ろで賑やかな声が聞こえてくる。
「こういうときくらい、静かにできないのかな」
「気になるの?」
「ボリュームが大きいから、変に注目を浴びるでしょ」
「それもそうだね」
各クラス男女1列ずつに並び、杏葉と 空太(く***********************
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