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『二章 哀する友達へ』
2度目の裁判。
まだまだ緊張していた、裁判場の空気、当てなきゃ死ぬ不安
そのせいで息が少し荒くなる
モノクマ「今回の学級裁判はチハヤさんを殺したクロを探してもらいまーす」
藤「あーあ、裁判始まっちゃったね。さぁ探偵くん、頼むよ」
雷「えっと…、まず今回の殺人で気になるのは殺人が起きた時間なんだ」
懐「殺人が起きた時間?」
雷「円城さんの証言では夜2時ごろに舞園さんをみたって言うんだ」
舞「えっと…、そ、それは喉が渇いてて」
蛇「本当ですか?」
雷「犯行時間がわからない限り、舞園さんだと断言はできないけど…」
舞「第一、あんな重そうなパソコンを私が運べるわけないじゃないですか!」
星「確かに…、でもあのパソコンは重くないんだよ」
舞「えっ!?そうなんですか?」
飯「しかも、チハヤ君には防犯機能がついてるからリスクが多いよね」
雷「一旦その話は置いといて、千早のパソコンの後ろが開けられていて動線が焦げていたんだ」
蛇「なんで焦げていたんでしょうか?」
舞「動線を雑に切った時の熱で燃えたと思う」
三「なんでわざわざそんなことを?潰したら終わりでいいじゃない」
懐「機能を先に壊したとか?」
雷「これは俺の憶測でしかないけど、クロはきっと防犯機能を知っていたと思うんだ」
荒「防犯機能…それってなんだ?」
雷「チハヤから聞いたんだ、録画機能があるって」
藤「じゃあ、それを見られないように内蔵しているものを抜いたんじゃない?」
雷「確かに…」
三「それがわかったとして、特にクロに繋がんなくな〜い?」
雷「そうだけど、クロはそれを抜く時致命的なことをしていたんだ」
飯「致命的?」
雷「相当急いでたのか動線を燃やしてしまったんだ、内蔵していたものを取るためには
手を入れなきゃいけない、だから必然的に手が動線に当たって焦げてしまうんだ」
星「じゃあ手に火傷がある人がクロだよね!」
雷「でも手に火傷をした人はいなかったんだ。だけど舞園さん
君の手は隠されて確認できなかったんだ。見せてくれるかな?」
舞「…わかりました」
舞園さんは包帯をゆっくりと外して行った、そして見えたのは
星「リスカ跡…?」
舞「昔のリスカの跡を隠すために、つけていたの…」
雷「…舞園さん。見せてくれてありがとう。これでクロは絞れたよ」
荒「え?絞れたのか!?」
雷「うん。クロは」
雷「飯田橋君、君だよ」