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料理室へ向かう
若干小股のお嬢様の右斜め前を歩く
『〜〜〜〜〜〜』
「〜〜〜〜〜〜〜〜?」
お嬢様は恥ずかしがり屋だか打ち解けると沢山の事を教えてくれたり話してくださる
『そういえば!
この前図書室で自然についての本を探していたのだけれど、どうやら花には花に込められた言葉があるらしいの!』
「そうなのですね。
お嬢様は花が好きなのですか?」
『えぇ。沢山の花には沢山の個性がある。
それを知るのが楽しいのよ。 』
どんどん歩くのが遅くなっているがそれは気にしない
お嬢様が楽しく話すと私は気分が良くなる
「私も自分で色んなことを調べてみたいものですね。」
『それじゃあ今度一緒に見てみましょう!
明日は街へ買い物があるから、、明後日でいいかしら!?』
「勿論です」
明後日の楽しみが増えて私は嬉しいです
そんな事を言っている間に料理室へ着いてしまった
手を洗い、必要な物を準備し、髪の毛を結び、エプロンを付ける
お嬢様の白いスカートがなびいている
窓から見える空から風が吹いていて心地よい。
『今回はパンケーキがいいの!
ふわふわのパンケーキ! 』
「そうでしたか。それでは作っていきましょう」
笑顔なお嬢様はとても綺麗だ
お嬢様が笑顔だと私も笑顔になる
笑い合いながら作ったパンケーキは口に放り込んだら直ぐに溶けてしまう程ふわふわで
甘くて
美味しかった
お嬢様の唇が私の唇に撫でるように触れる
お嬢様の周りからメープルシロップの匂いがする
甘い
甘く溺れてしまいそうな程
彼女の口付けは私をそんな情動にさせた
私の口から出る甘い声は彼女をどんな想いにさせただろうか。
気になって仕方がない