「いやだから、なんでこうなるの?」
「蘭冷は僕と一緒の方がいいですし、灯月様は氷華さんと一緒がいいって泣きわめくしこれが一番じゃないですか?」
「葉火さんは僕と氷華さん、どちらの方へ行きますか?」
「じゃあ凛冷クンの方へお邪魔してもいいかな?灯月の方いくと睨まれてゆっくり出来なさそうだしさぁ〜」
「大丈夫ですよ。じゃあ氷華さんはそっちの部屋使ってください。」
「ん。」
「2人きりだね♡氷華♡」
「きっっっしょ」
「灯月様、着いてすぐ悪いのですが話したいことがありまして」
「え!、あ、うん。分かったよ泊めてもらってるしね、、」
「よし」
「ねぇ今よしって言った?」
「言ってません」
「え、絶対言ったよね?」
「うるさい」
「絶対言ったよね?!」
「………………」
涼渢や零雲に言われたことが胸に突っかかる
「僕は、、、、なんなんだろう」
今までさほど気にしていなかった。
灯月様に教えられるたこと以外は知らないし知らなくてもいいと思ってた。
灯月様に言われたのは僕が雪男と化け狐の
間に生まれた異種妖怪で人より五感が優れていること。耳やしっぽがあること。
氷華という名前であること。
そしてこの謎の鍵となるのが、たまに見る不可思議な夢なのではないだろうか。僕にそっくりな子供と白い髪にふわふわのしっぽや耳が生えた女性と後ろで高くまとめてある水色の髪の男性が幸せそうにいる夢。
そしてこの3人が離れ離れになる夢。
「痛ッ、!」
この先を考えようとすると頭に強烈な痛みが走る。
「少し寝よう」
「ふぅー」
部屋には凛冷ただ1人だけが座椅子に腰をかけ疲れた表情で座っていた。
蘭冷、、葉火さんとお土産見に行ったけど迷惑かけてないかな。
裏カジノでの出来事、、
「凛冷にだけ何かを背負わせるのはもう嫌なんだヨ、、」
蘭冷がそんなことを思っていたなんて。
でも、蘭冷は守られてなきゃいけないんだ。
僕が守らないといけないんだ。
これからもずっと。
「話し合い長引いちゃった。もうすぐお夕飯の時間だし、スマホ部屋に置いてきちゃったから取りに行こーっと」
「氷華ー?」
「!ね、寝てる、」
「ふふっ寝顔もかーわいい」
「氷華ー?ご飯だよ?おーい?」
氷華が半分寝ながら起き上がった。
「ご飯の時間だよ〜ご飯食べに行こ〜!」
ドサッ
「え?」
氷華が灯月に抱きついた。
「ちょ、ちょっと、氷華さーん?」
「いいにおい、、、、する、、、」
「ふぇ、、」
急なデレの過剰摂取は死ぬ、、、、
「ご飯美味しそ〜!さすが妖怪の里なだけあって珍しい食べ物だらけだねぇ〜」
「これどうやって食べるんでしょう?」
「灯月様、どうやってたべるんですか、、、って、なんでそんなに離れたところにいるんですか?(真」
「い、いや、ナンデモナイヨ」
「いやあるでしょうよ」
「もう、氷華さん!食べ方分かりますか?」
「ん?あぁ、これはここをこうやって」
じーっ
「..?なんか顔についてるか?」
「いえ、ただ慣れてるなと」
「灯月様に教えてもらったからだと思うよ
笑」
「そうなんですね」
「凛冷!このお魚美味しいヨ!」
「ほんと?じゃあ僕も食べてみようかな」
「灯月様、もうちょいこっち来てくださいよ」
「いや、僕はこれでいい。死にたくない。
デレの過剰摂取で」
「なにいってるんです?」
「葉火さん。メガネ外してるの珍しいですね」
「あ〜お風呂はいってかけ直すの面倒臭いし笑」
「でも、メガネなくても見えるんですね」
「うん笑あれ伊達メだし笑」
「伊達メガネなんですね。」
「メガネした方が助かるしね笑色々と」
コメント
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慰安旅行編は主がこの後のネタを思いついていないから出来ました。 行きあったりばったりで物語を書いています笑