星羅said
祖父「星羅!お前の個性の相性がいい相手が見つかったぞ!」
学校が終わり、家に帰ると家には怒りに満ちた表情の家族と嬉しそうな表情の祖父と祖母がいた
『ど、どういうこと?』
祖母「お祖母ちゃんの知り合いにね、星羅の個性ととっても相性にいい男性がいたのよ」
『え、、じゃあもしかして』
祖父「あぁ、星羅には彼と婚約してもらうことにした!」
え、、、、じゃあ消太さんはどうなるの
『そ、そんな、、、、、』
母「私はそんなこと許さない!星羅は、相澤さんと付き合ってるのよ!なのに、違う人と婚約なんて、、、、」
父「二人に別れろと言うんですか!そんなの星羅や相澤くんが傷つくに決まってる!」
両親は、怒りで満ちた表情で訴えた
祖母「もう決まったことなのよ」
『消太さんと、別れないといけないの?』
祖父「そうなるな」
母「星羅!断りなさい!あなたには相澤さんがいるでしょ!」
消太さんと別れたくない
でも、、、、、、、、、
『お祖父ちゃん、お祖母ちゃん。私、その人と結婚するよ』
父「星羅!?」
母「なんで!あなたには相澤さんがいるでしょ!」
『仕方ないんだよ。彼と結婚しないとこの家のためにもならないし、私消太さんのことホントは好きじゃないから』
そう言い、私は部屋を出た
私は、自分の部屋で大声で泣いた
彼とのデートの日
帰り道で私は彼に言った
『消太さん、別れましょう』
「は?」
彼は何を言っているかわからないという顔をしていた
『私、好きな人ができたんです。中学校の同級生です。だから、別れ「ふざけんな」
彼は、私の言葉を遮り怒りに満ちた顔で呟いた
「嘘だろ、好きな人なんかできてないんだろ。正直に話せ」
『嘘じゃないです』
「じゃあなんで、そんな悲しい顔してんだよ」
やっぱり彼には敵わない
『お祖母ちゃんの知り合いに、私の個性ととっても相性にいい男性がいたらしくて私、彼と結婚するんです』
「え、、」
『結婚しないと家のためにもならないから。だから、もうすぐ消太さんとの縁談も破棄になります』
「お前は、、、俺と別れて悲しくないのか?」
彼は、とても悲しい顔で言った
悲しくないわけない
私は、泣きながら言った
『悲しくないわけないじゃないですか!私、消太さんのことが大好きです!でも、仕方ないんです。家のためだから。今まで、あなたと一緒にいられて楽しかった。幸せだった。ありがとうございます。大好きです。消太さん』
そして、消太さんに背を向け泣きながら走った
「おい!」
消太さんは、追いかけてきたから急いで家に入った
その後、消太さんとの縁談が破棄になり消太さんは私の家に訪ねることが多くなった
私は、姿を見せず部屋に籠もった
また彼と会いたい。彼に触れたいと思いながら
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