甲「おはようございま〜す、、」
mob「おぉ、甲斐田。お前遅かったな?」
甲「、、え?、いつもと同じ出勤時間だと思うんですけど、、、」
mob「いやいや、今日はそれじゃダメだろ?
お前まさか忘れてんのか?」
そう言いながらmobは会社の窓を指差す
mob「ほら、そろそろお通りだぜ?
とりあえず間に合って良かったじゃねぇか」
甲「、、、あぁ、」
忘れてた。今日は
“彼ら” の “見回りの日” だ
mob女「キャーッッ!!、加賀美様ーッッ!剣持様ーッッ!不破様ーッッ!///」
女2「やばいやばい〜ッッ!!初めてこんなに近くで見ちゃったぁ!!」
甲「相変わらずの人気だな、幹部トリオ、、」
mob「くそ、、ちょっと顔が良くて戦闘が強くて国のトップ3なだけなのに、、あんなにモテやがって、、、ッッ」
甲「そういう考えがすでに彼らに負けてる部分じゃないすか」
mob「、、、お前結構言うな、、」
mob「あ、てかお前、知ってる?」
甲「何がですか?」
mob「あの幹部サマ達って普通四人で構成されるらしいぞ」
甲「あ〜、、詳しくは幹部四人の中から一人総幹部が出るみたいな話ですよね?」
mob「そうそう、だから今って異例だよな。
総幹部無しの三人だけで回し切ってんだぜ、、」
甲「それだけすごいんですよ、あの三人は」
ふと、窓の外にいる三人の人物達に目を向ける
バーミリオンの髪色を持ち
凛々しく優しい雰囲気を纏う、加賀美ハヤト
黒と紫の混合色の髪を靡かせ
愛想振りまかぬ鋭い瞳を持つ、剣持刀也
銀色の髪に濃い紫とピンクのメッシュ髪で
どこか不思議な笑顔が印象的な、不破湊
それぞれが国の食糧面や生活環境面の管理、
軍事の育成や活動指示、他国との貿易、など
様々な仕事を分担して行っているらしい。
流石、と言ったところか。
甲「あれを目指してたなんて、馬鹿な奴」
mob「なんだ?お前も憧れてんのか?」
甲「えっ、」
「(やば、声に出てた、?今かなり痛いやつだったよな、僕、、、)」
甲「あはは、、実は、恥ずかしながら小さい頃に憧れていた時期があって、、」
mob「良いじゃねえか、憧れることぐらい
恥ずかしがることじゃねぇだろ」
甲「、、、先輩、この世は恵まれた才を持ってして生まれた者が光に当たり、輝くんですよ」
「何も持たぬ者が身勝手に挑戦して良いような場所じゃないんですよ。あの座は。」
mob「、、お、おぉ、、」
「お前、そんな考え方してっと疲れちまうぞ、」
甲「、、疲れるも何も、事実なので」
現実を目の当たりにし、越えられない壁で塞がれたような無力感に襲われる
努力したって、始めのスタートラインが違えば
距離を縮められるわけがない
期待しない。変に自信は持たない。
少し前まで近くにいた存在も、気づけば自分の
手の届かない場所まで離れ、置いていく
ね、不破湊。きっと今、君は念願の夢を果たし
眩しい生活を目にしているだろう
当然の結果だ。君は僕といては、勿体無い。
だからどうか、僕を忘れて
目の前にいるのに、声も届かない
この虚しさは、君のせいだよ
コメント
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うわぁぁぁふわっちは慣れたのがまた辛い...3人の見た目を紹介する時の語彙力えぐくてビビった✨️