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#創作BL
灯依
958
矢野
29
○前置き
最初ホラーっぽいですがそんなことはないです。自分もホラー苦手です。素人なのでそんな上手くないです。温かい目で見守ってください。
○本編
リンリンリンと、鈴虫の鳴く声が耳を通り、涼しげな風が身体を触る。
(思ったより遅くなってしまった。早めに帰らないと…。)
暗闇の中、足早に夜道を降りて行く。
ふと、“夜”が消えた。
煩く鳴いていた鈴虫も、身体を冷やしてきた風も、木々のざわめきも、一瞬で別の世界に移動してしまったように、なくなった。
嫌な予感がして、風もないのに寒気がする。
大人の男なのに怯えてなんて情けないと自らを諌め、念の為周りを見渡してから先ほどより早く、でも滑らないように進む。
数分歩いて、気付いた。
スッと息を呑む。
後ろになにかいる。ゆっくりと、振り向く。視線が合った。
そこにいたのは、男だった。しかし、一般的なイメージの男性ではない。
獣の耳と尾がついている。
それに、どこか怪しげな雰囲気の、見たことのないデザインの服装を身にまとっている。
(山道、夜、犬…まさか)
今日は雨で、足元が滑りやすい。転ばぬように、慎重に山を下る。勘が正しければ、獣の男は家までついてくる。今も後ろにいるはずだ。けれど、後ろを振り向く勇気も余裕も自分にはない。
(まだいるだろうか)
結局、振り返る。獣の男はいた。やはりそうか、と思いながら視線をもとに戻すと、滑った。前を見ていなかったせいで、目の前の滑らかな石に気づかなかったのだ。咄嗟に受け身をとるが、手首を痛めてしまった。しかし、今は痛みのことは頭に入らなかった。転んでしまった。自分の予想では、すぐに来る。あいつが。逃げなければ。
一瞬の迷いのあと、もう一度振り返る。
目前に、美しく整った顔があった。
ちゅっ
唐突に、獣の男に口付けされた。そのことを脳で処理しきる前に、もう一度。今度は触れるだけのではなく、深く。
チュッ、ジュルックチュクチュ…チュパッ♡
我にかえって獣人の身体を押して離れるまで、数十秒されるがままだった。
(こいつのキス、上手すぎだろ…)
すぐに離れられなかったのは突然のことだったのもあるが、獣人のキスの上手さに溺れそうになったからというのもあった。
そしてなにより、相手の顔が良すぎた。そもそも整っていて同性でも見惚れるほどだったし、舌を交えながらこちらを蕩けた瞳で見つめてられると、段々と思考する能力が鈍ってくるような、そんな表情だった。
「な、なにするんだ」
〈お兄さん、僕と番になろうよ〉
「番、?」
〈うんっ!番になって、交尾して、たくさん子供をつくるんだ!〉
聞きなれない言葉に聞き返すと、とんでもないことを言い始めた。しかし、獣人の無邪気な口調に、油断した。
「交尾って…同性同士では、子供はできないぞ?」
〈そのままの人間同士ならそうだね。でも、僕たちならできるんだ〉
「いやいや…やり方は知らないけど、俺はお前との子供なんて産みたくないからな」
〈僕は産みたい!〉
「ダメだ。俺、彼女いるし…」
〈絶対、何が合っても僕の番にする〉
「嫌だ」
〈無理矢理にでもねっ!〉
ドサッ……ガサガサガサ…ポイッポイッ、ギュッ
ものの数秒で丸裸にされ、手を上で縛られる。抵抗する間もなく、とは言い切れないが、相手の力が強すぎて手も足も出ない。
「ちょっ、なにすんだよっ」
〈おにーさん、良い身体つきだね。鍛えたりしてるの?〉
「まあ、一応…」
〈へーぇ、ここも?〉
すー、と自然な手つきで獣人は俺の股間を撫でてくる。あまりにも違和感がなかったから、思わず頷いてしまいそうだった。
「なッ、どこ触ってるんだ」
〈え?もっとちゃんと触って欲しい?仕方ないなー〉
「そんなこと、誰も…んあッ//」
シュコシュコシュコシュコ
???「ふふっ、ちょっと刺激しただけでこんなに感じるって、おにーさん可愛い♡」
正直に言うと、図星だ。けれど、最近は仕事で忙しくてできてないし、リフレッシュのために山登りをしたけど、欲求不満といえばそう。普段ならこんなに感じないのだけれど、山道で、初めて会った獣人に扱かれているじょうきよ状況に、興奮していないと言えば嘘になってしまう。
そして、そんなことを思っている間にも快感は募っていく。
「もッやめ”っ//♡ん”あぁ//」
〈はぁ、早く挿れたい…♡〉
「ぅ、も”ぉ♡イッ”//」
ビュルビュル、ビクビクッ♡
〈あー、もう抑えられない…慣らしてなくてちょっとキツいかもだけど、ごめっ〉
ドチュンッ
「ふぁ”っ!?♡やぁッ//」
〈キツ…けど、きもちー♡〉
パン、パンパンパンパンパンパン
「んん”っ//あぁ”やめッ♡ぐるじッ//♡」
パチュンパチュン…ゴリッ
「ぉ”あぁッ”♡♡」
〈ここ好き?♡〉
パンパンパチュン、パチュンパンバチュンッバチュンッ、ゴリュッゴリッ♡
「そこッッ//やらぁ”ッ♡♡おくッらめぇ”//♡んあ”♡ イぐッ、イ”っちゃうからぁ”♡」
〈僕も、そろそろッ…一緒に、イこ♡〉
ビュルビュルビュルッ、ビクビクビク
〈きもちー♡じゃあ、もーいっかい、できる?〉
パンッパンッパンッパンッ、バチュンッゴリュッゴリッ
「待ってぇ//むいッッ…♡あぁ”ッー♡♡むいッッ///んっ//イッッ、♡てるのにぃー♡」
プシャアアァァ、チカチカチカ
パンパンパン、ドチュッドチュッグチュグチュグチュ
〈乳首、こんなにたっちゃって…触ってほしいんだ?〉
クニクニクニコリコリコリ、チュプチュプクチュックチュッ
「いやぁ”♡…ちくび、なめるのぉ♡らめッ//♡~~~~~ッ♡」
グリッゴチュッゴチュッジュプッジュプッジュプッ
プシャアアァァ、ガクガクガクガク
…
〈あーあ、連続メスイキしすぎて壊れちゃった♡もうイき癖がついて触っただけでイっちゃうもんね?ねーね、僕の番にならない?〉
「つがい…きもちぃ、?」
〈うん、僕の番になったら毎日きもちいことしてあげる♡〉
「えへ、じゃあ番になるぅ♡」
〈そしたらその印に噛み跡つけさせてね〉
カプッ
「ん”っ//♡んぁ”~~♡」
コテッ
〈寝ちゃったか。無理させてごめんね、おにーさん〉
〈これからもよろしくね♡〉
○解説
送り犬とは、夜の山道を歩いていると現れる妖怪。家の近くまでついてくるという。守ってくれているとも言われているし、獲物の品定めだという言い伝えもある。そして、「転ぶと襲ってくる」。転んだ際に「なーんてね!」と言ったり、「さ、休憩だ」と誤魔化したりすれば、襲ってはこない。
主人公も、滑って転んだときに襲われてしまいましたね。ただ、逃げる時間はあったかも。主人公も正体に勘付いていたので、逃げる方法も知っていたかもしれません。ですが、そうしなかった。それが何故なのかは、彼にしか分かりません。
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