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最近なんかつけられてる気がする
特に証拠なんてない、ただ勘。それだけ
俺は最近仕事終わり夜道を歩くことにハマっていて家まで歩いて帰っている
もちろんマネージャーからは「危ないですから車に乗ってください」と言われるのだが俺は少し頑固なのでいつも歩いて帰っている
だからこそ、こんなことマネージャーに言ったらもう歩かせてもらえなくなりそうで言えなかった
ストーカーなのか?いや、でも俺にストーカーなんている訳ないし、
どうしよう、と思ったらふと思いついた
こういう時は自分より年上に相談するのが適任だ
『なぁ、勇斗』
「ん?何、どしたん」
『最近さ仕事終わり俺歩いて帰ってんのね』
「うん、知ってる」
『それで、なんか跡つけられてる気がしてさ』
「は?まじで?」
『うん、だから怖くて』
「そっか、じゃあこれから俺と一緒に帰ろ」
『え?いいの?』
「いいよ」
『でも、勇斗仕事とか忙しいんじゃ』
「いや、最近結構落ち着いてきてて。だから仕事のことは気にしなくて大丈夫だよ」
『それに俺歩きだし、勇斗車でしょ?』
「俺も歩くよ」
『悪いよ、』
「仁人、大丈夫だから。仁人は黙って俺に守られとけばいーの」
『分かった、ありがと』
「ん、どーいたしまして。ほら行くよ」
『うん』
『ほんと、ありがとね』
「いや、いーってもんよ。年上に甘えな」
『へー、やさしーじゃん』
「はぁ?笑俺いつもやさしーだろ」
『それはどーかな笑』
「お前さー笑あっ!てかさ」
急に大きい声出すからビビった
『なに?びっくりしたぁー、』
「最近さ、服欲しいとか財布欲しいって言ってなかった?」
『え?俺が?』
「おん」
服欲しいとか財布欲しいとか思ってたけどこいつの前では言ったことがない気がする
もちろんM!LKメンバーにも言っていない
言ったことがあるとすれば、家の中?
家の中ならあれ欲しいこれ欲しいって言ってるけど勇斗の前で声漏れちゃってたのかな?
『言ったかも、?』
「忘れてんじゃねーよ」
『でも勇斗の前で言ったことあったっけ?』
「え?あー、前言ってたよ」
『あ、そう?まぁいいけど、それがどうしたの?』
「いや、今度さ一緒に買い物でも行かねぇ?服とか買ってやるよ」
『え?まじ!!行く!』
「ふふっ笑分かったから。後で予定立てるか」
『うん!』
「もー、じんちゃんかわいいー」
『うるさい、かわいいは余計だわ』
そこから勇斗は3日くらい俺に付き合ってくれた
丁度勇斗と一緒に帰るようになってからストーカー?の気配も無くなってほんとあいつの存在には感謝だな
『勇斗ー』
「おー、なに」
『ストーカー?居なくなったっぽい』
「まじ?良かったじゃん!これで安心だな」
『そーだね、だからさ』
「ん?」
『もう一緒に帰らなくてもいいよ』
「は?何言ってんの」
さっきの優しい表情とは一気に代わり見た事のない冷たい表情になっていた
『え?いや、今日から1人で帰るって、』
「危ないじゃん、まだ。何があるかわかんないんだしさ」
『でも、』
「でもじゃない。俺が危ないって言ってんの。言うこと聞いて」
『分かったから勇斗。だからそんな怖い顔しないで』
「ごめん。心配で」
『ううん、大丈夫。ありがと』
「今日も一緒に帰るからな。分かった?」
『うん』
本当に俺の事を心配してくれてるみたいで嬉しかった
勇斗がこんなに心配してくれるなら少しストーカーに遭うのも良いかもなんて思ったりして
いやいや、取り返しのつかないことになったら大変なんだから
でも本当に嬉しいな
てか、俺歩いて帰ってる事勇斗に言ったっけ?
うーん、まぁいいか
「まんまと罠にはまっちゃって♡かわいーな仁人♡」
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