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#この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません
蛇子_tako
78
腕が痛い
なんか痺れてる‥‥
ふと目を覚ますと白い天井が見える
淡い灯りの中で‥‥
俺は痛い腕を動かそうとした
チャリッ‥‥‥‥
頭の上から金属音が聞こえた
目線を上に向けると自分の両腕が拘束され、チェーンでベッドに括り付けられているのが目に入る
「え‥‥なんで‥‥」
俺は慌てて周りと自分を見た
ここはさっきの部屋ではない
俺はベッドの上にいて、薄いシーツをかけられている
そしてこの肌の感覚‥‥
きっと何も身に纏ってはいない
俺は上がりっぱなしだったであろう、腕に力を入れて起きあがろうとした
足に力を入れて上体を起こそうと足掻いていると、扉が静かに開かれる
「‥‥小柳」
「‥‥エクスさん?あの‥‥なんで‥‥」
「何が?」
「何がって‥‥俺何でこんな格好で‥‥」
「俺がしたからだけど」
「‥‥‥‥‥‥」
ニコニコとした表情で俺の隣に立つ
その顔を見て俺は鳥肌が立った
「え、エクスさん‥‥どうして‥‥」
「どうかしたの小柳?なんか俺の事怖がってる?」
「‥‥‥‥‥‥」
そりゃそうだろう?
こんな事急にされたら‥‥
エクスさんの考えている事がわからない
いつにも増して‥‥
「小柳って俺の事好き?」
「‥‥‥‥それはどういう意図を持ってですか?」
「好きに意図もなにもないでしょ?」
「‥‥‥‥」
「答えられない?」
いつものエクスさんとは違う
俺は答えに詰まってしまった
「好きですよ‥‥先輩として尊敬してます」
「先輩じゃなかったら?」
「先輩じゃない?‥‥それは‥‥」
「先輩じゃなくて俺の事好き?」
ゆっくりと俺に背を向けベッドに座ると、片足を上げて俺に振り向いた
「ただのエクス・アルビオは好き?」
「そんなの‥‥俺に聞いてどうするんですか?」
「聞いて?どうしようかな」
「こんな‥‥ふざけてないで解いて下さい‥‥」
「ダメだよ。このために呼んだんだから」
シーツの上から体を撫でられる
このままでは俺は‥‥
「俺をどうするんですか‥‥?」
「答え次第だよ?」
「答え‥‥だから俺は‥‥」
「俺の事好き?それともこれから好きになる?」
「‥‥エクスさん、それは‥‥」
「どっちにする?」
「‥‥どちらでもなかったらどうするんですか?」
「そんなの‥‥好きにさせるに決まってるよね」
「こんな事して俺が好きに‥‥!」
浮き上がっていた肩をベッドに押し付けられる
そして耳元で囁かれた
「小柳が俺の事好きだったらいっぱい愛してあげるし、小柳がまだ俺の事好きじゃなかったら俺がいっぱい愛してあげるから」
「何言って‥‥」
エクスさんが俺の上のシーツを床へと落とした
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コメント
7件
エクスさんの豹変具合とロウ君の戸惑っぷりが合わさって絶妙にいい感じになって面白いです!
うわっ、これ……第2話のあとで急にこんな展開になるとは思わなかった。拘束されて、エクスさんの豹変、怖い。普段の優しい先輩像とのギャップがゾッとする。好きかどうか迫る口調の不気味さと、逃げ場のない閉塞感がすごく伝わってきた。続きが気になりすぎる。