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夜も更けてきた頃。王様ゲームは、なぜかだんだん“距離感がおかしい方向”へ進んでいた。
「次の王様だれー?」
引いた割り箸を見て、うりがニヤッと笑う。
「あ、俺」
その顔を見た瞬間、数人が「終わった」と呟く。
「じゃあ〜……2番が3番の肩にもたれて、王様の命令って言いながら一言!」
「いや絶対変な空気なるやつ!」
番号を確認すると、2番はじゃぱぱ、3番はたっつん。
「うわぁ……」
たっつんが露骨に嫌そうな顔をする一方で、周りは大盛り上がり。
「いけいけー!」
「逃げんなリーダー!」
じゃぱぱは笑いながら、「しゃーないなぁ」とたっつんの隣へ移動。
そして、軽く肩にもたれかかった。
「……っ」
たっつんの肩がぴくっと揺れる。
「え、たっつん固まってね?」
「顔赤くない?」
「うるさいわ!!///」
じゃぱぱはわざと楽しそうに笑って、
「王様の命令でーす」
と、耳元近くで言った。
「近い近い近い!!」
一気に騒ぎ出すメンバー。
たっつんは勢いよくじゃぱぱを押し返したけど、じゃぱぱはケラケラ笑ってる。
「なんやねんお前!」
「たっつんの反応おもしろすぎるんだって」
その後も、
「4番と6番、5秒手を繋ぐ!」
「見つめ合う!」
「お互いの好きなところ言う!」
みたいな命令が続いて、部屋はずっと大騒ぎ。
でも途中、ふと静かになった瞬間。
たっつんが小さく、
「……じゃぱぱ、距離近すぎやろ」
と呟いた。
するとじゃぱぱは少しだけ笑って、
「嫌なら離れるけど?」
その言い方が妙に自然で。
たっつんは一瞬言葉に詰まってから、
「……別に、嫌とは言ってへん」
周り。
「「「うわぁぁぁぁ!!!!」」」
その夜一番の歓声が上がった。
続く!?