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王様ゲームは終盤。なのに、メンバーのテンションはむしろ上がっていた。
「次の王様〜!」
割り箸を引いたじゃぱぱが、にやっと笑う。
「あ、俺だ」
「終わった」
「絶対なんか企んでる顔やん」
みんながざわつく中、じゃぱぱは番号を確認して口角を上げた。
「じゃあ……5番が6番のこと、“ちょっと特別扱い”して」
「ふわっとしてんな!?」
5番はたっつん。
6番はうり。
「なんやそれ……」
困りながらも、たっつんは隣のうりを見る。
うりはニヤニヤ。
「特別扱い、してくれるん?」
「腹立つ言い方やなぁ!」
周りは爆笑。
たっつんは少し考えてから、机の上のお菓子を取ってうりの前に置いた。
「……ほら。やるわ」
「え、優し」
「かわいい〜!」
「たっつん照れてる!」
「照れてへん!!」
その瞬間。
じゃぱぱがぼそっと、
「俺にはしてくれんのに…」
「……は?」
たっつんが振り向く。
じゃぱぱは頬杖をつきながら、わざとらしくため息。
「いや別に? うりには優しいんだな〜って」
「なんやその言い方!」
周りが一斉に、
「嫉妬だーー!!」
と騒ぎ始める。
じゃぱぱは「違う違う」と笑ってるのに、たっつんの耳はじわじわ赤い。
「……しゃーないな」
たっつんは小さく呟くと、袋のお菓子を一つ放ってよこした。
じゃぱぱが受け取る。
「はい、特別扱い」
「……っ」
今度はじゃぱぱが少し黙った。
「え、じゃぱぱ固まった?」
「今の破壊力やばかったぞ」
「うるさい!」
珍しくじゃぱぱまで照れ始めて、リビングは大騒ぎ。
その横で、のあが笑いながらぽつり。
「なんかもう王様ゲームっていうか、青春だねぇ」
「確かに」
「甘酸っぱすぎるやろ」
たっつんは「意味わからん!」と叫びながらも、さっきからずっとじゃぱぱの隣を離れなかった。
続く!
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