テラーノベル
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第3話「最初の激突」
ドォォン!!
闘技場のどこかで響いた衝撃音。
5人はそれぞれ音の方向へ走っていた。
ひよこ「誰!? 誰が戦ってるの!?」
さくら「知らなーい。」
ひよこ「ついてこないでよ!」
さくら「面白いから。」
ひよこ「最低!」
一方その頃。
闘技場西エリア。
そこには――
なみとはるるがいた。
はるる「なるほど。」
なみ「……。」
はるる「さっきの音、なみだったんだ。」
なみ「試しに壁を殴っただけ。」
はるる「怖っ。」
なみは黙ったまま拳を握る。
はるるは笑う。
「でも、強いのは分かった。」
なみ「そう。」
「じゃあ、本当にやる?」
空気が変わる。
最初の一対一
はるるが先に動いた。
ダッ!
なみの左側へ回り込む。
なみは振り返る。
しかし――
はるるは既に反対側。
なみ「速い。」
はるる「ありがと。」
なみが拳を振るう。
ブォン!!
はるる「うわっ!」
ギリギリで回避。
壁に拳が当たる。
ドゴォン!!
壁にヒビが入る。
はるる「ちょっと待って。」
「それ当たったら終わりじゃん。」
なみ「だから当てる。」
その頃。
東エリア。
さぶらくが一人で歩いていた。
さぶらく「……。」
誰もいない。
静かだ。
しかし――
背後。
さくら「みーつけた。」
さぶらく「!」
振り返る。
そこには笑顔のさくら。
さくら「一人?」
さぶらく「……何の用だ。」
さくら「別に?」
一歩。
また一歩。
近づいてくる。
さぶらくは警戒する。
さくら「ねぇ。」
さぶらく「なんだ。」
さくら「最初に脱落するの、誰だと思う?」
さぶらく「知らん。」
さくら「私は――」
ニヤリと笑う。
「ひよこだと思う。」
そのひよこ
ひよこ「なんでみんな僕を狙うの!?」
全力疾走。
誰も追っていない。
それなのに全力疾走。
ひよこ「絶対生き残る!」
しかし――
ゴンッ!!
ひよこ「いたぁ!」
柱に激突。
その場に座り込む。
ひよこ「痛い……。」
すると。
上から声。
???「大丈夫?」
ひよこ「え?」
見上げる。
そこにはモニター越しの瀬名。
瀬名「怪我は?」
ひよこ「いや、心配するなら出してよ!」
瀬名「それは無理。」
ひよこ「だと思った!」
不穏なモニター
その時だった。
闘技場全体にアナウンスが流れる。
『特別ルールを発表します。』
全員が立ち止まる。
さくら「特別ルール?」
なみ「……。」
はるる「嫌な予感。」
瀬名の声が響く。
『30分ごとに闘技場の安全エリアが縮小されます。』
ひよこ「え?」
さぶらく「安全エリア?」
モニターに地図が映る。
闘技場全体が赤く染まる。
その中央だけが青い。
瀬名。
『青いエリア以外は危険区域になります。』
『危険区域に長く留まると失格です。』
はるる「……つまり。」
なみ「戦わされる。」
さくら「散らばって逃げる作戦終了ってことね。」
瀬名は微笑む。
『そろそろ本気で戦ってもらわないと困るから。』
沈黙。
そして。
5人は同時に理解する。
もう逃げ続けるだけでは生き残れない。
必ず誰かと戦うことになる。
ひよこ「最悪だぁ……。」
さくら「面白くなってきたじゃん。」
なみ「……。」
はるる「さて。」
さぶらく「どう動く……。」
モニターに表示される。
安全エリア縮小まで 残り10分
運命のカウントダウンが始まった。
――第3話・終
#デスゲームパロ
まな👻🌙
12
糸風 命@ペア画中
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コメント
1件
あーこれ好き!安全エリア縮小のルール追加で一気に緊張感出たね🔥 なみのパワーとはるるのスピード、対照的なバトルスタイルがもう見えてるのがいい。ひよこは柱にぶつかってるし(笑) さくらの不気味な笑顔も気になる…次どうなるんだろ!続き待ってるわ!