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いや、知ってる。
知ってるはずだ。
その時僕は間近で見たんだから、
──────そうそれは、寒かった日
いつも通り、歩いていた
1人で。
信号を待っている時にそれは起こる
1つの車が走り出した瞬間
ドンッ!!!_
その車と横から来た車が衝突した。
痛々しかった
車がボコボコになって、煙も出ている
とても見てられなかった。
車は扉が開かれていた状態で
デロンと1人の男の子が
助手席から倒れていた
───端立な顔立ちで
どこか可愛らしい顔がこちらを向く
その瞬間僕の全ての流れる血が
止まった気がした。
いや、きっと止まってたんだ
僕は必死になって呼び叫んだ
🐣「グカッ、!!!!“,」
グカッ!!···──────────
🐣「っ、うぅ”、」
どうして忘れてたんだろう。
こんな悲しい出来事があったのに。
僕は呑気に過ごしていた
グカはきっと辛かったのに_
そう思うと自分が嫌になってくる
🐰『···ジミンさん、』
🐣「うんっ、??」
🐰『僕とジミンさんが出会った話、聞きたいです、』
視線を僕から外し
公園で遊んでいる子供達に移す
🐣「···うん、いいよ。」
僕も視線を移した
あれは···
僕が5歳で
グカが3歳の時。
僕は親の都合で引っ越してきたんだ。
ずっとひとりぼっちだった。
公園に行ってもなかなか輪に入れなくてね
悲しかった
1人でベンチに座ってたら
1人の男の子が花を差し出してきた
それが_
グカだった。
“僕とお友達になろう”って、
自分よりも小さな男の子に言われるなんて思ってもなかった
僕はきっと、もう1人が嫌だったんだ
直ぐに”いいよ”って言った。
そこから僕達はいつも一緒だった
···そうだな、
グカが丁度3年になった瞬間
パタリともう話さなくなってた。
🐰『それって、』
🐣「そうだね、丁度記憶を無くした時だね。」
🐰『···そうだったんだ、』
🐣「楽しかったんだ、グカと友達になって」
ベンチから身を離し
グカの前に立つ
🐰『、??』
🐣「···無理に、思い出そうとしなくていいからね、ㅎ」
頭に触れる
···昔と変わらない
綺麗な髪質
僕とは大違い。
当の本人は目を見開いている
🐰『!!、···』
🐰『なんか、凄く懐かしい気持ちです···ㅎ』
🐣「···、そっか···ㅎ」
手離し
🐣「···じゃあね。人参買わないとㅎ」
🐰『待ってっ、』
袖を掴まれる
🐣「っ···ん、??」
🐰『れ、連絡先交換しませんか、??』
🐣「···え、??」
僕達は連絡先を交換した。
···少し、何処かで期待してたのは内緒。
🐰『じゃあ、···』
🐣「うんㅎ、またねㅎ」
手を振ると
🐰『、!はい!!、また!!』
と元気よく返してくれた。
ふふㅎ、可愛い···
数週間後_
\ピロン/
スマホが鳴る
画面を見るとグカのアイコンの通知が
出ていた
ん、??どうしたんだろ、
🐰💬『ジミンさん。』
あれから数週間経つが
未だにジミンさん呼びだ、
本人は”なんか、ジミンさん呼びの方がくっきりするんです”なんて
言っていた。
正直別に嫌では無い。
🐣💬「何~??」
🐰💬『今から、ジミンさんちに行ってもいいですか??』
ま、まさかの!?ぼ、ぼぼ僕の家、!?
やばい、!!まだ布団出しっぱだ!!
あわ、あわわ、!!
でも、断る理由もない···
“布団出しっぱだから!”なんて言ったら
最悪だ。
🐣💬「いいよ!」
直ぐに既読が付く
🐰💬『ありがとうございます!!、直ぐに向かいところなんですが』
🐰💬『家、どこですか···??』
あ、
そりゃあそうか···
🐣💬「ㅎㅎ。僕が迎えに行くよ」
🐰💬「すいません···」
と兎の可愛らしいスタンプが
申し訳なさそうに謝ってる
可愛い···
🐣💬「公園に居て、」
🐰💬『はい!』
···まずいな、
今片ずけるっても、
グカがいつ公園に着くか分からないから
めっちゃ待たせちゃうかも···
それはダメ、
えぇい、もうこのまま行こう!!
服を着替えて
家を飛び出した
公園にて_
車停め
グカらしき人が
ブランコをこいでる
···愛おしい。
🐰『!!』
こちらに気付くと
手を振りながら走ってくる
食べたい。
⚠️一応グカ攻めです。
🐣「···お待たせ。」
🐰『全然ですよ、!!』
🐰『···それより突然でごめんなさい、』
見事に90度頭を下げる
🐣「全然いいよㅎ、少し散らかってるけど気にしないでね」
🐰『はい、!!』
グカを車まで案内して
助手席に座らせる
🐣「行くよ〜」
🐰『はい、!!』
暫く車走らせ
僕の家に着いた
🐣「、ここだよ。」
🐰『ほぉぉっ、』
一旦グカ降りさせ
駐車する
自分も停め終わったら降りる
🐣「さっ、どうぞどうぞ。」
鍵で扉開け
家に招く
🐰『お邪魔します···』
靴を揃えて上がる
その姿が可愛らしかった。
···僕今ので何回可愛いって言ったんだろ、
まぁ、いっか。
🐰『広いですね、!!』
🐣「そう、かな···??」
🐣「あ!!、お茶入れてくるから」
🐣「2階でも見てきていいよ!!」
🐰『はい、!!』
ドタドタと階段を上がってる
その間にキッチンへ向かい。
お湯を沸かす
自分の分も忘れずに···
🐣「···~♪」
まさかグカが僕の家に来るなんて···
🐣「あっ、」
粉こぼしちゃった···
🐣「···布団大丈夫かな~ㅎㅎ」
なんて独り言呟きながら
カウンター吹いてると
上から
ドタンッ、!!と音が聞こえた
🐣「っ、えぇ??、何···??」
もしかしてグカのみになにか!?
そう思うよりも前に体が動いていた
素早く階段登り
音がした部屋に入る
扉勢いよく開け
🐣「グカッ、!?」
🐰『···ジミニ、ヒョン···っ??』
グカの瞳が揺らぐ
と同時に大きな雫が落ちる
···え??今なんて、??
🐣「グ_」
🐰『ジミニヒョン、!!』
“グカ”と言い終わる前に抱きつかれた
何が起こったのかわからず
今までグカが座っていた場所を見る
そこには···
小さな写真が見えた。
!!
🐣「お、思い···出したの、っ??」
声が喉に詰まって発しにくい
🐰『はい、!!全部っ、!!』
そんな···嘘だ、
その場に崩れ落ちてしまう。
···本当はきっと、怖かったんだ
僕との記憶をほんとに取り戻せなかったら
なんて···
···だってほら、今は安心して崩れ落ちてしまった
もう立てない、···
🐰『ごめんなさい···、ジミニヒョン、』
と土下座をする
🐣「、??、なんで···っ??」
涙を拭い
🐰『忘れてて、あんなに仲良くしてもらってたのに···』
🐣「それは、しょうがない事だよ···」
🐣「大丈夫だから···謝んないで、??」
グカに抱き着く
🐰『っ、!?』
グカの肩が震える
グカも色々と大変だったんだろう。
僕よりも全然でかいはずの体格も
今でも小さく見える
まるであの時のグカのように···_
“僕とお友達になって、!!”
···あの写真はあの時の写真なのか、
🐣「···大好き、グカ。」
🐰『···僕も、です···』
あの写真はきっと運命を導くものだったのだろう
写真を見た時にグカと出会い
グカが写真を見た時に全ての記憶を思い出した
🐣「ふふㅎ、幸せ、」
🐰『···僕も、ㅎ』
そのまま流れるように
僕たちはキスを落とした
🐣「んッ···/」
口が離れる
🐰『ふふ···可愛い。』
🐣「···ぱぼ。」
🐰『ㅎㅎ。』
これは
君と僕の最初で最後のラブストーリーだ。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
睡魔と戦ったので文章が成り立ってないかもなのですが、
暖かい目で見てくださると幸いです💦
また次回のお話でお会いしましょう!!
それでは!ばいひな!
もし、何かグクミン等でリクエストがありましたら
直ぐにお書きいたしますので
是非是非お気軽に👍🏻♪