テラーノベル
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⚠︎ 注意
自傷 描写 含
自殺未遂 含
不穏
死ネタ
気がつけば 自室 の 冷たい 床 に
伏していた 。 何故 だろう 。
いくら 考えていても 記憶 が
浮かばない のは 。
残っていた 記憶 と 言えば
なんとなく 嫌な夢 を 見た気がする
程度 の 小さな モノ だ 。
胸の奥 に ドス黒い 何か が
流れ込んだ ようで 気持ちが悪い 。
仰向け の まま しばらく 天井 と
見つめ合った 後 、 考えるのを
やめた 僕 は ふらつく 足取り で
寝室 へと 向かった 。
萎びた 寝具 の 上 には 呆れる 程 の 量 の
錠剤 が 散乱 していた 。
「 … 」
そうだ 。 薬 を 飲んで 倒れた のか 。
1人で 「 そうだった 」 なんて
呟いた後 、 ケース に 薬 を しまった 。
不安定 で 埋め尽くされた 非日常 には
もう 慣れていて 、薬 で 倒れた 程度 には
もう 反応 すら しなくなっていた 。
ああ 、 慣れ とは 怖い モノ だ 。
寝具 の 隅 には 刃 が 伸び切った
カッターナイフ と 血まみれ の
ティッシュ 。 そして 絆創膏 の 箱 。
幸い 血痕 は 無かった 。
察してはいた 。
ああ 、 嫌な予感 ほど 当たる もの だ 。
まあ 、 ここまで 来たら
むしろ そうでないと おかしい けど 。
案の定 、 腕 や 足 には 無数 の 自傷痕 と
傷口 が 残っていた 。
「 辞めて って 言われた のに な 」
止めた 張本人 の いない 部屋 の
空中 に 舞う 埃 を 虚な 瞳 で
見つめて 呟いた 。
絆創膏 と カッターナイフ を
しまって ティッシュ を 捨てて 。
一通り 片付いた後 僕 は 魂 が 抜けた
かのように 力を抜いて 寝具 へと
飛び込んだ 。スペース の 余る
ダブルベット に 。
今 は もう 隣 で 寝る 人 は
居ない けれど 。
…
額縁 に 入った 彼 の 写真 が
静かに 笑っていた 。
「 このまま 起きなきゃ いいのに 」
深夜 は 終わりを 告げて は くれず 。
孤独 な 月光 が 風 に 踊らされている
カーテン の 隙間から 顔を 出す 。
世界 は 僕 を ほっといてくれない 。
世の中 は 人 が 死のうが
お構いなし に 。
世界 は 未だ 死 を
知らず 。語らず 。
顔を出した のが 朝 じゃなくて
君 だったら 良かった のに なんて 。
身体 を 起こして 。
天井 に 縄 を かけて 。
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