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「解放されたと思ったのに、」
ある朝。冷たく、霧の深い外に駆け出した。
夢の様だった。
夢中で踏切へと走った。
「これでやっと終わる。」
そう思った。
静かな街をただひたすらに。
裸足で走った。
霧の中に赤い光が見えた。
それと同時に凄く煩くなった。
でもそんなの関係ない。
赤い光の近くまで行くと
さっさと中へ入った。
がたんガタンという音が聞こえた
あと数秒終わる。
そっと目を閉じた
「何してんの。馬鹿。」
え、?
目を開けるとそこに居たのは
長い長髪の男だった。
橙色の様な、茶色の様な
輝きの無い鋭い目で見つめられた。
全てを悟った
「解放されたと思ったのに、」
そう言うと、
長髪の男は
僕の髪を引っ張り
乱暴に
牢へと連れて帰った。
貴方はどういうストーリーだと思いますか?