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やっほー
遅くなりました💦すいません
では、スタート‼️
第3話「体育の時間――潔の無自覚な破壊力」
翌朝。
ブルーロック学園――。
「おはよー!」
教室に入ってきた潔は、いつも通りの笑顔。
「おはよう、潔」
最初に声をかけたのは凪だった。
「おはよ、凪!」
「……今日もかわいい」
「え?」
「なんでもない」
凪は机に突っ伏した。
その隣では玲王がため息をつく。
「朝からそれかよ……」
「玲王もおはよ!」
「……おう。おはよう」
笑顔を向けられた瞬間、玲王の顔も緩む。
(……ほんっと、反則だろ)
すると教室の後ろから――
「潔ー!」
蜂楽が駆け寄ってくる。
「今日体育あるんだって!」
「そうなの!?」
「うん!」
「楽しみだな!」
「…………」
男子たちの視線が一斉に潔へ集まる。
体育。
つまり――
体育着姿の潔が見られる。
「…………」
全員、無言。
そして。
凛が小さく呟いた。
「……くだらねぇ」
そう言いながら。
なぜか体育の時間を楽しみにしていた。
◆体育館
「今日は男女合同でバスケやるぞー!」
先生の声が響く。
「よーし!」
潔は髪をまとめ直す。
「頑張ろ!」
「……」
千切がちらりと潔を見る。
「……髪、結んだんだ」
「うん! 邪魔になるから!」
「……似合ってる」
「ほんと? ありがとう!」
にこっ。
「…………」
千切は顔を逸らした。
(まただ……)
一言褒めただけなのに。
あんな顔で笑われたら――
好きになるに決まってる。
◆試合開始
「潔、こっち!」
蜂楽が手を振る。
「パス!」
「はい!」
潔から蜂楽へ。
「ナイス!」
蜂楽が走る。
「潔、右!」
凪から声が飛ぶ。
「了解!」
潔が走る。
ボールを受け取る。
そして――
シュート。
「入ったー!」
「ナイス!」
「潔、すげぇ!」
「えへへ!」
無邪気に笑う潔。
その瞬間。
凛の目が鋭くなる。
(……なんだよ、あの笑顔)
そして。
(……他の奴に見せんな)
◆しかし事件発生
「潔!」
ボールを追いかけた潔が、足を滑らせる。
「――っ!」
「潔!!」
ドンッ。
倒れる寸前。
誰かが腕を掴んだ。
「……危ねぇ」
糸師凛。
「凛……?」
「怪我してねぇか」
「うん、大丈夫!」
潔は凛の腕を掴んだまま。
「助けてくれてありがとう!」
にこっ。
「…………」
凛、停止。
「……別に」
耳が赤い。
それを見た蜂楽。
「凛ちゃん、耳赤いよ?」
「うるせぇ!」
「ふふっ」
潔が笑う。
「凛って優しいね」
「……!」
凛の顔がさらに赤くなる。
「違ぇよ」
「え?」
「……お前が怪我したら面倒だからだ」
「そっか!」
潔は嬉しそうに笑った。
「ありがとう!」
(……だから、その顔……)
凛は顔を背けた。
◆そして、生徒会組
体育館の端。
なぜか生徒会メンバーまで見学していた。
「……お前ら、何しに来たんだよ」
冴が呆れた声を出す。
士道がニヤニヤ笑う。
「いやぁ〜? ちょっと気になる女がいてな?」
「堂々と言うな」
「潔ちゃん、めっちゃ動けんじゃん」
烏が感心する。
「しかも周りよう見とる」
氷織も頷く。
「自然にみんなの動き見てるなぁ」
雪宮は眼鏡を押し上げる。
「運動神経もかなり良いみたいだね」
黒名。
「潔、すごい。すごい」
乙夜は笑う。
「しかも本人、モテてる自覚ゼロ」
「……」
冴が黙って潔を見る。
潔は今。
「ナイスパス!」
と、誰かに笑いかけていた。
冴の目が細くなる。
「……確かに」
士道が横から覗き込む。
「お?」
「何だ」
「会長も惚れてんじゃん」
「……黙れ」
「図星?」
「黙れ」
◆体育終了
「疲れたー!」
潔がタオルで汗を拭く。
「でも楽しかった!」
そこへ――
「潔」
千切が飲み物を差し出した。
「これ」
「え?」
「水。飲んだ方がいい」
「ありがとう!」
潔が受け取る。
「優しいね、千切!」
「……別に」
また顔が赤くなる。
すると凪がやってきた。
「潔、疲れた?」
「ちょっとだけ」
「じゃあ肩貸す」
「え?」
凪が自然に隣へ立つ。
「寄りかかっていいよ」
「いいの?」
「うん」
潔が少しだけ凪に寄りかかる。
「……ありがと」
「…………」
凪の思考が停止した。
(近い)
(やばい)
(好き)
その光景を見た玲王。
「おい凪!!」
「なに?」
「自然に距離詰めんな!」
「疲れてるから」
「だからって――!」
「玲王もうるさいよ?」
潔が笑う。
「二人とも仲良いね!」
「「…………」」
またしても同時に黙る二人。
そして少し離れたところ。
凛、蜂楽、雪宮、氷織、烏、黒名、乙夜、士道、冴。
全員がその光景を見ていた。
「……」
「……」
「……」
烏がぽつり。
「これ……」
氷織が続ける。
「思ったより大変なことになりそうやな」
乙夜が笑う。
「もう始まってるけどね」
士道が楽しそうに笑った。
「最高じゃん」
冴は何も言わない。
ただ――
潔から目を離さなかった。
そして潔本人は。
「ねぇ! 次の授業って何?」
「……」
全員が一斉に潔を見る。
「英語だよ」
雪宮が答える。
「そっか! じゃあ教室戻ろ!」
「おう」
「一緒に行こ」
「うん!」
潔が歩き出す。
その後ろを――
全員がぞろぞろついていく。
まるで。
一人の少女を中心に回る、奇妙な集団だった。
そして潔は思う。
(友達いっぱいできて嬉しいなぁ!)
――もちろん。
誰一人として「ただの友達」だとは思っていなかった。
第3話・終。
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あっぷるぱい
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橘 柚
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コメント
6件
すんばらシィ━━━(*ᐙ)bd(ᐕ*) ━━━ッ!いやーバスケ上手いのええな、(·∀·)続き待っとる
# 美月ゆめか🌸の感想 きゃあああ〜〜!!😭💕💕 体育の潔ちゃん、破壊力強すぎでは!?走る姿も汗拭く姿もみんなの視線独り占めで、無自覚なのがまたズルい!!特に凛くんが倒れるの助けて耳赤くなってるところ、最高にエモかったです…!!「他の奴に見せんな」って心の声も熱すぎる🔥 そしてまさかの生徒会メンバーまで見学に来てるの面白すぎるww士道の「潔ちゃん」呼びにも胸きゅんです!!最後の「友達いっぱいできて嬉しい」に対して「誰一人としてただの友達だとは思ってなかった」のギャップがたまらん!! 続きめっちゃ気になるので更新待ってます!!💕🌸