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OP:SPARKLE(歌:大黒摩季)
ホームシックな香山マキちゃん、 昆虫の国インセクトランドへ!
BGM:名探偵コナンメイン・テーマ
ある日、香山リカちゃんが帝丹高校に入って、彼女の双子の妹が帝丹小学校から来て一週間が経っています。帝丹小学校一年B組の教室で、授業中に教科書を開いて目で読んでいる香山マキちゃんはあまり元気がありません。どうしたのでしょう?マキちゃんの姉のミキちゃんはマキちゃんを見ながら先生の言うことを聞いています。このクラスの担任小林澄子先生は、かなり厳しそうな性格になってしまっていますね。マキちゃんの隣の席の吉田歩美ちゃんが声をかけました。
吉田歩美ちゃん「マキちゃん、何か変だけどどうして元気がないの?」
香山マキちゃん「歩美ちゃん、ママとパパに会えなくてとても寂しいの。歩美ちゃんたちみんなはママとパパが家とかマンションとかに住んでいるのに、あたしとミキちゃんとお姉ちゃんだけなぜそばにいてくれないのと思って」
江戸川コナン君「マキちゃん、ホームシック?」
マキちゃん「うん。みんなが両親がいて羨ましいし、あたしたちだけのママとパパがいなくて。忙しければ応援たくさんしてるけど、帰りが遅くなったりしたらすごく寂しくなっちゃうんだ」
小島元太君「マキの父ちゃんは音楽の指揮者で、母ちゃんはファッションデザイナーしてんだろ?俺の父ちゃんと母ちゃんは、宿題やれと言われたことあるし、俺の家酒屋で働いているから寂しくないぞ」
灰原哀ちゃん「あら、香山さんは、リカお姉さんがいて寂しくないんじゃない?」
マキちゃん「それはそうだけどさ。実はあたし、とても苦手な事があるの。それはね・・・」
声「香山マキさん、読みなさい」
マキちゃんは声を聞かないで無視していますね。
声「香山マキさん!読みなさいって言ったのが聞えないの?」
マキちゃん「はい、すみません!私はてっきりミキちゃんの方かと」
マキちゃんは苦笑い浮かべて立ち上がりました。
でも、マキちゃんは人前で読むのがかなり苦手なため小声で読み始めました。
小林澄子先生「聞えないわよ!大きな声で読みなさい!」
マキちゃんは嫌がると、小林先生は鞭でマキちゃんを叩きました。
マキちゃん「キャ!嫌だー、入学式の時言った事忘れたのですか(´༎ຶོρ༎ຶོ`)」
マキちゃんはショックを受けて泣き叫びました。
小林先生「泣いちゃダメでしょ!ほらグズグズしないの!」
小林先生に怒られたマキちゃんはそれがどうしても出来ませんでした。自分の癖を守るためにマキちゃんは下を向いて飛び出して行きました!
小林先生「香山さん、香山マキさん?待ちなさい」
小林先生はマキちゃんの手を握りました。
マキちゃん「嫌だ!あたしの苦手な事分かってもらわないとママとパパが悲しむんだってば!」
マキちゃんは叫んで、小林先生を突き飛ばして学校から泣き叫びながら逃げ出しました。小林先生が教室に戻ってくるとミキちゃんが手を上げました。
ミキちゃん「あの、小林先生。私が代わりに読みますか?」
小林先生「え?ええ、いいわ。ミキさんありがとう」
ミキちゃんは席から立ち上がって、大きな声で読み聞かせました。
学校から出たマキちゃんは、涙を流しながら歩いています。
マキちゃん「あたしは人前で大きな声で読むのがどうしても苦手だから嫌って言った事を分かってもらわずに忘れた方が悪いしイカれている人苦手だよ(泣)」
マキちゃんは泣きながら歩いていると雨が降ってきました。マキちゃんは学校に戻らないように遠いところへ行ってみることにしました。遠いところに着いたマキちゃんは雨宿りしながら「小林先生、あたしを探さないで」と手紙を書きました。その手紙を雨に濡れないように置いて、もっと遠くへ行きました。
マキちゃんが着いたところは、同じく雨が降っていて見たことのない国でした。大きな木や、綺麗なお花がたくさん!それにその一角では人形みたいな巣箱でできたお家やとても高いてっぺんの木!マキちゃんはオロオロしながら歩いて大きな声で呼びました。
マキちゃん「ママ!パパ!どこにいるの!帝丹小学校不登校のままでいたいの!だからママとパパのところに帰りたいよ!」
マキちゃんは泣き叫びながら、大きなてっぺんの木の下で雨宿りをしました。すると昆虫のみんなが傘(の代わり)を差しながら現れました。小さなホタルに、大きなカブトムシとクワガタ、ピンク色のカマキリ、七つ星のあるナナホシテントウ、小さなハチやアリ、モンシロチョウ、そしてギンヤンマというトンボが話している途中にマキちゃんがいる事に気付きました。
ナナホシテントウ「あれ、人間の女の子だ」
ホタル「あれは」
大きなカブトムシ「アダム、知ってるのか?」
ホタル(アダム)「うん、帝丹小学校に入学したばかりの香山マキちゃんだよ。みんな分かるでしょ?」
みんな「あー、あの子か」
オオクワガタ「なんかおいらも見たことあるなと思った。でも、なんだか泣いているらしいぞ」
ハチ「Oh,no.とてもかわいそうなこと起きたんだね」
ピンク色のカマキリ「確かにそうね。聞いてみよ」
カブトムシ「そうだな」
昆虫のみんながマキちゃんのところまで来ました。
ナナホシテントウ「もう泣かないで、マキちゃん」
マキちゃんは涙で頬を濡らしている顔を上げると、昆虫のみんなが!マキちゃんはあまりの怖さに木の後ろに隠れてしまいます。
マキちゃん「あんたたち、昆虫なのになぜあたしの事知ってるのさ?あたしは人間だしあたしはとても困ってるからママとパパを探してるけど見つからないのに?」
ハチ「何言ってるんだい?マキGirlのママとパパはここにはいないさ。ここは「インセクトランド」という場所さ」
マキちゃんは顔を出して涙を流しながら驚きました。
マキちゃん「インセクトランド?昆虫の国ってこと?」
みんなは頷きます。
マキちゃん「あ・・・そうなんだ・・・なるほど。確かにパパとママはここにはいないよね」
マキちゃんはガッカリ。
ナナホシテントウ「もしかして、ホームシックなの?」
マキちゃん「うん。マキ、帝丹小学校の授業中、人前で読むことが出来ないと思って、少年探偵団のみんなとおしゃべりしてたの。だって、どうしてもコンプレックスを抱いているから分かってもらいたいために小林先生を懲らしめたかっただけなの!」
マキちゃんはとても大声で泣き出しました。
モンシロチョウ「確かにそれはマキさんが悪いと思いますわ」
マキちゃん「そうだよ。よく分かってるね・・・」
ピンク色のカマキリ「私たちが住んでいるインセクトランドでは、時々喧嘩することもあるけど、苦手なことに挫けたりね。いろんなことがあるけれど、私たち昆虫は仲良く助け合って、悪い事はしないままここで暮らしているのよ」
マキちゃん「違うよ、違うもん!悪い事なんかするわけないよ。それは別なの!ママとパパが言ってたもん。“周りの席の友達に読むことが出来なければ無理して読まなくても良い”って教えてくれたの。私はその言ってくれた通りにしただけなの」
ギンヤンマ「マキちゃん。親が大好きなんだから先生はママとパパを屈辱させたと思って」
ピンク色のカマキリ「悪いことしてたわけじゃなかったのね。ごめんね」
マキちゃん「ううん、大丈夫だよ。小林先生が誤解しちゃったのが悪いの。どうせ、あたしは帝丹小学校よりインセクトランドの方が良いし、小林先生に酷いこと言われずに済むもん。あ、あんたたちここの昆虫の国に住んでるの?」
ホタル(アダム)「そう!僕はアダム。ヒメボタルなんだ」
ナナホシテントウ「ナナホシテントウのミアだよ」
大きなカブトムシ「ぐわはは、俺様はヘラクレスオオカブトのガブリエル!とても大きいんだぞ。でも、最初から大きかったわけじゃない、卵の時はすごく小さかったんだ!この森に守ってもらって大きくなったから、俺様も小さな友達を力の限り守りたいんだ!」
ピンク色のカマキリ「私はハナカマキリのシャルロット。蘭の花に期待するのが得意で、かくれんぼのお姫様と呼ばれているの」
モンシロチョウ「わたくしは、モンシロチョウのエデンですわ」
ギンヤンマ「俺はギンヤンマのアクセル。幼虫の頃は水の中に住んでいたんだ!毎日インセクトランドのパトロールもしてるんだ」
マキちゃん「へえ、そうか。ギンヤンマってトンボの仲間だもんね」
すっかり元気になったマキちゃんは大興奮です!
クワガタ「ガッシャン、ガッシャン、ガシャリンコ!おいらはオオクワガタのラファエル!失敗ばかりで友達を困らしてしまう事があるんだぜ。でも、みんなの事本当は大好きだからな」
マキちゃん「ラファエル、友達思いなんだ」
ラファエルは照れ笑いを浮かべました。
アリ「自、自分はハキリアリのマキシームであります」
マキちゃん「マキシーム?」
マキシーム「マキさん(#^.^#)いえ何も」
ハチ「僕はインセクトランドのプリンス、マメコバチのテオ。荷物をdeliveryするのは僕の仕事!」
マキちゃん「へえ、すごい!マメコバチとハキリアリ初めて!」
マキちゃんは大興奮になりながら、帝丹小学校に入学したことを思い出しました。ミキちゃんに見守られながらマキちゃんが一人前出て緊張しすぎて変なことを言ってみんなに笑いながらも喜んでくれたことを。
マキちゃん「ねえ、みんな。帝丹小学校のみんなは私を寂しがってると思う?」
アクセル「そうかもしれないぞ。そうだ、俺行ってくるぞ!」
アクセルはビュビューンと飛び立っていき、みんなは驚きながら見送りました。
ギンヤンマのアクセルが東京にやって来たところは帝丹小学校の授業が終わっていました。帝丹小学校に着いたアクセルはマキちゃんが書いた手紙を拾って手に持ち窓の外の影から見守っていると・・・。
小林先生「香山さんがいつになっても帰ってこないんですよ、若狭先生!」
若狭瑠美先生「大変ですね!私も香山マキさんのこと心配しているのに」
小林先生「私のせいだわ。私がマキさんを読んでと決めつけてしまったんだわ」
小林先生はかなり反省していました。
若狭先生「私も彼女を止めなかったから悪いのですわ。香山さんかわいそうに」
ミキちゃんと友達が入ってきましたよ。
コナン君「先生、ミキちゃんから聞きました。マキちゃんが学校を飛び出したって!」
歩美ちゃん「マキちゃんは無事なんでしょうか?アーンどうしよう( ´Д`)y━・~~」
コナン君「歩美ちゃん落ち着け!マキちゃんは俺たちの友達なんだ。小林先生に叱られたストレスが原因で、きっと俺たちの前で読むのをとても嫌がって逃げたんだろう。お前らも見ただろ?」
元太君「俺も見たぞ」
円谷光彦君「僕もです!」
歩美ちゃん「私も見たもん!哀ちゃんはどう?」
哀ちゃん「もちろん、私も見たわ」
学校の窓の外にいるアクセルは窓を叩き、小林先生が開けました。
小林先生「あなたはギンヤンマ?」
アクセル「はい、俺はトンボの一つ、ギンヤンマのアクセルです!香山マキちゃんを探しているのですか?」
若狭先生「ええ!」
アクセル「それは良かったです!これ、マキちゃんからの手紙です!」
アクセルはマキちゃんからの手紙を差し出し、若狭先生が受け取って開封しました。
若狭先生「“小林先生、あたしを探さないで”?小林先生、見てください」
小林先生「これは!」
コナン君「アクセル兄ちゃん、マキちゃんはどこにいるの?」
アクセル「マキちゃんは今俺たちのいる昆虫の国「インセクトランド」にいるんだ」
歩美ちゃん「あ!確か香山リカお姉さんがインセクトランドの絵本ミキちゃんと読んで聞かせてくれたってマキちゃんが言ってたよ!マキちゃんはインセクトランド信じる力があるからあそこに行けるようになったんだよ!」
光彦君「では、もしかして僕たちもう昆虫の国「インセクトランド」を信じれば行けるってことですね?」
アクセル「もちろんだ!インセクトランドはこの場所に繋がってるんだ」
小林先生「本当⁉︎ギンヤンマのアクセル君案内してくれるかしら?」
アクセル「お安いご用だ!」
アクセルはみんなを誘導してインセクトランドへ案内しました。
インセクトランドでは、もう雨が上がっています。マキちゃんは、インセクトランドのみんなに慰められながらエデンの手作り料理を食べていました。
エデン「どう、マキさん?」
マキちゃん「ありがとうエデン。とっても美味しいよ」
マキちゃんはとても嬉しそうです!すると。
アクセル「おーいマキちゃーん」
マキちゃん「アクセル?」
みんなの声「マキちゃーん(香山(マキ)さーん)!」
アクセル「ほら、マキちゃんのお友達だぞ!」
マキちゃん「コナン君、みんな?」
マキちゃんはびっくり!
小林先生「マキさーん(ToT)」
小林先生は泣きながらマキちゃんを抱きしめました。
マキちゃん「小林先生⁉︎ちょ、ちょっと待ってください!落ち着いてくださいよ」
小林先生「落ち着けるわけがないわ!アクセル君が私たちに声かけてくれてマキさんを探していたら見つかってとても良かったの」
若狭先生「マキさん、小林先生、もう反省してるみたいよ」
マキちゃん「若狭先生。小林先生、学校で逃げ出してすみませんでした、ママとパパに悩みを打ち明けて、無理してみんなに見られながら読まなくてもいいと言われた事を思い出してその事をやったらママとパパを屈辱されなくて済むと思ってました」
小林先生「マキさんそうだったのね。私こそマキさんとミキさんが入学してきた頃マキさんの性格を忘れて、みんなの前で読めと言ってしまってごめんね(´༎ຶོρ༎ຶོ`)」
小林先生はマキちゃんを抱きしめながら、インセクトランドの友達を見つめました。
アクセル「先生方、紹介します。ヒメボタルのアダム、ナナホシテントウのミア、ヘラクレスオオカブトのガブリエル、マメコバチのテオ、オオクワガタのラファエル、モンシロチョウのエデン、ハキリアリのマキシーム、ハナカマキリのシャルロットです」
若狭先生「よろしくね。私は一年B組の副担任の若狭瑠美です」
小林先生「アクセル君、たくさんのお友達がいるのね。私もご紹介するわ。私は小林澄子。一年B組の担任よ。そして江戸川コナン君、灰原哀さん、吉田歩美さん、円谷光彦君、小島元太君、そして香山マキさんのお姉ちゃん香山ミキさんよ」
ミキちゃん「宜しくね。みんな、私の妹マキちゃんを見つけてくれてありがとう」
インセクトランドの友達は嬉しそうに笑います。すると・・・。
声「マキちゃーん!」
みんなが声した方へ振り向くと大きなお姉ちゃんの香山リカちゃんとその同級生の毛利蘭ちゃん、鈴木園子ちゃん、世良真純ちゃん、そしてママの香山織江とパパの香山ピエールがやってきました。
マキちゃん「ママ、パパ、蘭お姉さんたちも!」
マキちゃんはびっくり!
世良真純ちゃん「マキちゃん、ダメじゃないか、学校から逃げ出して」
マキちゃん「世良のお姉さん、すみませんでした」
香山リカちゃん「マキちゃん、無事だったのね」
リカちゃんは嬉し泣きをしています。
マキちゃん「あ、みんな。こちらはあたしのお姉ちゃんとママとパパ。お姉ちゃんのお友達だよ」
リカちゃん「インセクトランドのみんなね。私は香山リカよ。私、実はミキちゃんとマキちゃんにインセクトランドの絵本いつも読んで聞かせているの」
インセクトランドのみんなは顔を明るくしました。
ミア「リカお姉さん、みなさんもどうやってここへ?」
アクセル「このお姉さんが、ママさんとパパさんとお姉さんの友達にインセクトランドへ行ける方法教えてくれたらしいんだぞ」
ガブリエル「それはすごいな!」
エデン「リカさん、わたくしたちが大好きでインセクトランドへの愛が止まらないのね」
リカちゃんは明るく頷きました。
声「おーい、蘭ちゃーん、園子ちゃーん」
また声がして蘭ちゃんと園子ちゃんとリカちゃんとも仲良しな遠山和葉ちゃんや彼女の幼馴染で西の高校生探偵服部平次君までもやってきました。
遠山和葉ちゃん「みんな、マキちゃんは無事なん?」
リカちゃん「あら和葉ちゃん!平次君も探しに来てくれてよかった!マキちゃんはここの世界でインセクトランドの友達にお世話になってくれてたのよ!アダム君、みんなご紹介するね。西の高校生探偵の服部平次君と幼馴染の遠山和葉ちゃん!平次君、和葉ちゃん。紹介するよ。こちらはインセクトランドに住んでいるマキちゃんが会ったお友達。ヒメボタルのアダム君、ナナホシテントウのミアちゃん、ハナカマキリのシャルロットちゃん、マメコバチのテオ君、ヘラクレスオオカブトのガブリエル君、オオクワガタのラファエル君、モンシロチョウのエデンちゃん、ギンヤンマのアクセル君、そしてハキリアリのマキシーム君だよ」
服部平次君「よろしゅうな!」
和葉ちゃん「わてらの父親はな、有名な大阪府警なんやで!」
テオ君「わあ、とてもWonderful!そしてCool!」
和葉ちゃん「テオ君、英語出来んの⁉︎とても素敵な声やんか!なあリカちゃん、インセクトランドに行ける方法うちらにも電話で教えてくれてたもんな」
リカちゃんは嬉しそうに頷きました。甘えん坊なマキちゃんは和葉ちゃんと平次君にも謝りました。
マキちゃん「平次お兄さん、和葉お姉さん、ごめんね。あたし、小林澄子先生に怒鳴られてそのせいでホームシックになってママとパパを探しに行こうとしたけどどこにも見つけられなくて、とても寂しくて。あの時はね、学校の授業で教科書をみんなに見られながら読むのがとても嫌で大の苦手だからそれで逃げてね、昆虫の国インセクトランドに来て彼らと仲良くなって悩みを打ち明けたの。不登校のままでいたら教科書大きな声で読まずに済むと思ったの。ママとパパに会えて嬉しかったの・・・でも・・・でも・・・帝丹小学校から逃げてしまって本当にごめんなさあい(´༎ຶོρ༎ຶོ`)」
マキちゃんは今度は大きな声で泣き出して平次君と和葉ちゃんに甘えました。
鈴木園子ちゃん「もうマキちゃんったら甘えん坊なんだから^_^」
毛利蘭ちゃん「仕方ないわよ、マキちゃんの性格だし」
リカちゃん「それに、性格は永遠に消えないわよ」
世良真純ちゃん「リカくんは優しいな。性格は永遠に消えないか・・・とても素敵だな」
マキちゃんは織江やピエールにも強く抱きしめました。
織江「マキ、寂しい思いさせてごめんね」
マキちゃん「ううん。ママ、パパ。私たちが居なくなって寂しい?」
ピエール「寂しいに決まってるよ。一番大事なのは、リカとミキとマキなんだから」
マキちゃん「ありがとう。そしてあたしこそごめんね。学校の授業中にホームシックだからって逃げ出しちゃって」
織江「寂しい気持ち教えてくれてありがとう。マキちゃん大好きよ」
マキちゃんと織江とピエールは強く抱きしめました。
マキシーム「みなさん、インセクトランドとても素敵な場所だと分かったなら、また遊びに来てください!」
リカちゃん「マキシーム!私も大賛成よ!インセクトランドのことみんなと説明して分かり合えば私やマキちゃんやミキちゃんや私たちの友達や知り合いたちもわかってくれるはずだわ!」
インセクトランド愛が止まらないリカちゃんはとても嬉しそうに跳び上がりました。みんなは深く頷き、マキちゃんを連れて帰りました。
インセクトランドでは、アダムが声をかけました。
アダム「素敵な人たちばっかりだったね!」
エデン「マキさん、先生たちと和解できてよかったですわ」
マキシーム「マキさんは静かに読むのが得意なのでありますね」
シャルロット「そうだったわね。私たちマキちゃんと会えてよかったわ。リカお姉さんたちともまた遊びたいわ」
テオ「Charlotteの言う通りさ。マキGirlと遊んでとても楽しかったね」
ラファエル「本当だな。次はせっかく友達になったみんなとたくさん遊びたいよ」
インセクトランドのみんなは深く頷きまた会えるようにと祈りました。 コナン君たちはインセクトランドから東京へ帰ってきました。
リカちゃん「マキちゃん、インセクトランドの友達に会えてよかったね。それに私たちが探している間に遊んでもらって」
マキちゃん「お姉ちゃん。インセクトランドの友達に私があそこに来た理由を教えたの!モンシロチョウのエデンの手作り料理も美味しかったの!お礼も言ったし、友達の前でちゃんと大きな声で言えたんだ」
コナン君「そうだったんだね。よかったね」
光彦君「マキちゃんまた友達が出来たんですね。僕たちもインセクトランドの友達と仲良くなれてよかったです!みんなは良かったですよね?」
元太君「ああ。友達が増えて良かったぞ。俺はオオクワガタのラファエルが気に入った」
歩美ちゃん「歩美も仲良くなれて良かった。歩美はミアちゃんが気に入っちゃった。ナナホシテントウのミアちゃんとても可愛いんだもん!」
ミキちゃん「歩美ちゃん、ミアちゃんが好きになったんだね。私は、みんな好きだけど、ヒメボタルのアダム君が好きになったな。アダム君恥ずかしがりやなところがとても可愛らしいもん」
歩美ちゃん「光彦君が好きになりそうな友達はマメコバチのテオ君かハキリアリのマキシーム君じゃないかな。マキシーム君と光彦君はお互い敬語で話しているし、テオ君は、暮らしが同じだと思うの。リカお姉さんと蘭お姉さんはヘラクレスオオカブトのガブリエルお兄さんが好きになれると思う。蘭お姉さんとリカお姉さん、空手上手だし、ガブリエルお兄さんもヒーローだから。あれ?でも、モンシロチョウのエデンお姉さんにハナカマキリのシャルロットお姉さんもいいんじゃない?お姉さんたちと特技や趣味合うし」
蘭ちゃん「歩美ちゃん、ありがとう。私はみんな好きになれた気がするわ」
リカちゃん「蘭ちゃんの言う通りだよ」
園子ちゃん「歩美ちゃん気にしすぎちゃだめよ」
歩美ちゃん「はーい(^O^)」
光彦君「僕がマメコバチのテオ君とハキリアリのマキシーム君ですか・・・確かに気が合います!」
マキちゃん「あとはコナン君と世良のお姉さんと哀ちゃんだけど・・・」
世良ちゃん「僕は、ヘラクレスオオカブトのガブリエル君とギンヤンマのアクセル君が気に入ったな」
哀ちゃん「私はみんな気に入っちゃったわ」
みんなは哀ちゃんを大人すぎると思いました。蘭ちゃん「コナン君は誰か気に入ったインセクトランドの友達いる?」
コナン君「え?うん。僕が気に入ったインセクトランドの友達は・・・マメコバチのテオ君・・・かな。僕と同じ服装着ているし」
園子ちゃん「あれ、ガキンチョ。ハキリアリのマキシーム君はどう?ヒメボタルのアダム君は⁉︎」
リカちゃん「ちょっと園子ちゃんやめなさいよ。コナン君に詰め寄らないの!」
園子ちゃんが笑うので蘭ちゃんやリカちゃんやミキちゃんやマキちゃんはため息をつきました。みんなは笑い合いながら家に帰りました。
そしてリカちゃんとミキちゃんとマキちゃんは蘭ちゃんとコナン君に連れられて毛利探偵事務所に入ってきました。
毛利小五郎「コラ、どれだけ心配したと思ってるんだ?」
マキちゃん「あ、はい毛利さん、申し訳ありませんでした!」
ミキちゃん「毛利さん怒らないでください!マキちゃんは学校で、小林先生に教科書読めと言われたのがトラウマで不登校のままにしてほしかっただけなんです」
リカちゃん「その通りなんです!小さかった頃からミキちゃんは幼稚園行こうとしていたけどマキちゃんだけは甘えん坊だから幼稚園行きたくない行きたくないとママとパパにせがんでいました。帝丹小学校に行くのも本当は嫌がっていました。ママとパパが住めなくなったのがショックでしたし。ママとパパとこの場所で住みたかったのに!」
蘭ちゃん「お父さん、マキちゃんを許してあげなさいよ。マキちゃんは甘えん坊だし、友達の前で教科書のページ読むのが苦手だし、それを読んでしまったら緊張して倒れてしまうという弱点があるんだから」
小五郎「そうだったのか・・・マキちゃん、俺の方こそすまなかったな。香山さんの家族はとても良い家族なのに、ママとパパが住めなくなって寂しかったんだよな。マキちゃんは甘えん坊だけど本当は良い子だな」
小五郎は、マキちゃんの頭を撫でてあげました。マキちゃんは嬉しそうに笑いました。 その翌日、ミキちゃんとマキちゃんはインセクトランドの絵本を持って帝丹小学校へ行けるようになりました。もうマキちゃんは帝丹小学校に行く自信が湧いてきています。
学校の授業が始まりマキちゃんはミキちゃんと同じく冷静に教科書のページを見て読んでいます。
小林先生「はい、そこを香山マキさん、自信を持って読みなさい」
マキちゃん「はい!」
マキちゃんは言って席から立ち、みんなの前で声を出して読みました。もうマキちゃんは小声で読む事はありません。マキちゃんが読み終わると、小林先生と友達は拍手喝采です!休み時間にミキちゃんとマキちゃんは昨日マキちゃんを探しに行ったきっかけでインセクトランドに行けた事を話したり、絵本を見せたりして遊びました。 帝丹高校でもリカちゃんは蘭と園子と世良と共に授業を受けています。休み時間には、やはり昆虫の国インセクトランドの話です!マキちゃんは帝丹小学校を脱走起こす事もなく、最後まで学校生活を楽しみました。授業の終わりの音が鳴ると、小林先生がマキちゃんに話しかけました。
小林先生「マキさん、今日の授業とてもよかったわ。声に出して読めたなんてとてもびっくりしたわ」
マキちゃん「小林先生、ありがとうございます!」
学校から出たみんなと小林先生と若狭先生が来るとママとパパとリカちゃんが迎えに来ました。
ミキちゃん、マキちゃん「ママ、パパ、お姉ちゃん!」
リカちゃん「ミキちゃん、マキちゃんおかえり!みんなもおかえり。小林先生、若狭先生、今日も私の妹と友達の授業受けてくださりありがとうございました」
小林先生「いいのよリカさん」
若狭先生「リカさん、ビッグな事が起きたのよ」
リカちゃん「若狭先生?」
若狭先生「私が見て聞いたところ、あんなに声に出して読むのを嫌がっていたマキさんがなんと、授業で小林先生に言われてすぐに従って、教科書のページをみんなの前で読めたみたいなのよ!」
ピエール、織江「え、本当なんですか!」
コナン君「うん!マキちゃん、僕たちの前で大きな声で聞こえるように読んだんだよ!」
光彦君「僕も聞きました!」
歩美ちゃん「マキちゃん大きな声で読んで歩美たち拍手したんだよ!」
リカちゃん「マキちゃん良かったじゃない!」
ミキちゃん「マキちゃんやれば出来るようになって偉いよ」
マキちゃん「みんなありがとう!」
マキちゃんはみんなとお家に帰るのでした。
ED:からっぽの心(SARD UNDERGRAND)
次回の香山三姉妹と名探偵コナン&インセクトランドは、『光彦とリカちゃんとミキちゃんとマキちゃん、インセクトランドに招かれる⁉︎』です!真実はいつもひとつ!