コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
いつもは暖かさがある瞳が、今日は余裕がなさげに、冷たい瞳を向けられた。
……wki side……
無言の時間が流れる。俺にとっては10分が1時間に感じた。
少し間が空いて元貴が言った。
「…若井ってさ、俺の事どう思ってる?」
予想外の質問が飛んできた。
どう思ってる?って聞かれても、”俺”は元貴への恋愛感情を抱いている。
でも、これを伝えてしまうと世間的にも冷たい目で見られるし、伝えてしまうと別れへのカウントダウンが始まりそうで、怖い。
「…普通に、”友達”として好きだよ……!」
その瞬間をまた俺は見逃さなかった。元貴の瞳から温度が無くなるのを。
「ごめん、忙しいから。またね。」
突き放す様な表し方では無いけど、どこか遠回しに俺を置いてけぼりにされてるみたいで。