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あいですっ
今回はお知らせがあります!!
なんと ….. 毎日投稿 をしたいと思います ! !
期間は 08/12 〜 08/20 です!
私の気力があれば ( ← ここ大事 )投稿するつもりです …… 🫠
アイコン迷ってるからころころ変わるかも許してね
それではどうぞ!!
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◇ sy _ Side .
『 貴方はあと 2年 でしょう 』
幼い頃は分からなかったこの言葉
今ではもう分かるようになってしまった .
俺はもう 、 2年しか生きられない .
それを物語っていた .
🩷「 よっ! 元気にしてるか ー ? 」
病室の扉が空き 、 少し低めの声が俺の耳へと響く .
❤️「 ッ 、 うん 、 元気にしてるよ 、 」
俺は少し小さな声で言う .
その異変を幼馴染の kz は見逃さない .
🩷「 いや 、 元気じゃないだろ 、 何かあったのか ? 」
ずばりと言ってくる kz に 、 俺は甘えそうになる .
〝 たすけて 〟
なんていいそうになって 、
❤️「 だからッ 、 なんでもッ 、 ッッ 、!!! 」
視界が段々と狭くなり 、 ぼかしが掛かっていく .
こんな所で泣くなんて 、 どうかしてるな 、 俺 .
まだ感情の制御すら出来ない俺は 、 未熟で熟れていないままだ .
🩷「 …….. sy 、 病気のことで何かあったんでしょ 」
はっきりと強い口調で述べる kz .
🩷「 俺 、 ずっっっと sy の隣で見てきたけどさ 」
🩷「 sy は今までずっっっと辛い思いをしてきたじゃんッ 、 」
🩷「 せめて今くらいは 、 俺を頼ってよ 、 甘えてよ ッッ 、 ! ! 」
🩷「 ………もう全部 、 1 人で抱え込まなくていいんだよ 、 ? 」
そう言って彼は笑う .
それでもう限界だった .
❤️「 kz ッッ ! ! ! 」
俺は隣に座っていた kz に抱きつく .
❤️「 おれッッ !!! もう長くないんだって ッッ 、 ! 」
無我夢中に泣き叫ぶ俺を 、 優しい表情で見る kz .
❤️「 ねぇ kz 、 “ 愛 ” ってなに 、 ? 」
俺は弱々しく kz に問いかける .
🩷「 ………. 」
kz はしばらく黙り込んだ後 、 強く言う .
🩷「 じゃあ俺が教えてやるよ 、 愛 」
そっか 、 あれが 愛 だったんだな
意識が朦朧とする中 、 俺は思う .
「 〜〜〜〜!?!?!?!!! 」
ざわざわと音がして 、 薄っすら目を開く .
すると 、 ベットの横で泣き叫ぶ kz の姿があった .
kz から 愛 を教えてもらってたら 、 いつの間にか 2 年経ってたよ .
kz が話してくれた ゆうえんち ? とか どーぶつえん ? 、 一緒に行きたかったなぁ ……
もう俺の体は持たない 、 限界だって言ってるけど
本当はもうちょっと kz と一緒に居たかった .
もう耳すら働かなくて 、 何も聞こえないけど
kz が側に居てくれたらそれでいいや .
最期に何か言わないとかな ?
❤️「 …. ぉれに 、 あぃをッ 、 ぉしぇてくれて 、 ぁぃがと 、 」
ちゃんと言えてるかなんて分からない .
それでも伝えたいんだ .
❤️「 あい 、 してる 、 」
sy die __ End .
◇ kz _ Side .
❤️「 凄い 、 これってこうなってるんだ ! ! 」
sy の無邪気な声が病室に響き渡る .
その声を聞く度に 、 俺の顔には笑みが浮かぶ .
sy の命が定まったあの日に
少しでも寄り添いたくて無我夢中で掛けた坂道 .
その日 sy は弱っていた
誰もが分かるくらいに .
まるで 、 触ったら割れてしまいそうなほどに 。
そんな sy が今を楽しんでくれてると思うと 、 やっぱり笑みが浮かぶ .
俺は自転車のかごに荷物を乗せる
ぱらッ……
音を立てて風に舞う一つのカード .
あれは ….. トランプ 、 ?
俺が自転車を止め 、 目を凝らして見ると 「 ❤ と K 」が書かれている .
あれは ……. 俺が持ってきたトランプだ .
そのトランプはひらひらと桜のように舞い 、 車道へと落ちて行く .
別にトランプなんてすぐ買える …….
そう思ったが 、 もう sy の傷つく顔は見たくない .
俺が車道に出て拾おうとした時 、
ききーーッッ !!!
辺りに急ブレーキ音が響き渡る .
🩷「 ッッ 、 はッ 、 」
タイミングを見計らったように体が宙に浮く .
あちこちに痛みを伴う体 .
最終的には 、 地面に叩きつけられる音が聞こえた .
◇ sy _ Side .
❤️「 …….. 今日も来ないな 、 kz 」
陽が暮れ始めても kz が来ない日が続いた .
待っても 、 待っても 、 kz は来ない .
そんな中 、 俺は担当の医師に呼び出された .
「 sy に心臓移植してくれる人が出来た 」
❤️「 ッッ 、 !!?!? 本当ですか 、 」
「 そんな ….. 嘘を言うわけないだろう 」
❤️「 ッッ !!!! 」
俺は顔を輝かせる .
もしも移植が成功したら 、 俺は2年以上生きられる 、 ?
まだ kz と一緒に居られて 、 色々な所に遊びに行ける 、 ?
「 どうする ? 移植する ? 」
❤️「 俺は ….. します 」
俺ははっきりと言った .
◇ kz _ Side .
「 脳の機能が著しく低下し 、 最終的には脳死に至るでしょう 」
そう 、 唐突に告げられた .
まだ目が覚めたばっかで 、 ここがどこがさえも分からない .
ただ 『 脳死 』 という言葉が 、 俺の耳の中で響いた .
「 ですから安静に 、 最期まで居てください 」
そんなことをぼんやりと考えていたら 、 医師からの説明は終わっていた .
とりあえず俺は安静にしておくべきなのだろう
静かにベッドで横になった .
その後 、 親が来て事情を説明してくれた .
俺は病院から帰る途中 、 車道に飛び出してトラックに轢かれたらしい .
打ち所が悪く 、 脳の機能を損傷してしまった .
そしてその傷は次第に広がり 、 脳死に至るそうだ .
“ その日 ” まで 、 あと 3 日 .
「 最期にしたいことをしなさい 」
と言って親は帰った .
そう強く言った親の目は 、 ひどく腫れていて涙の跡があった .
まるで 、 sy に寄り添った夜の俺みたいに .
けれどもいきなり 「 死ぬ 」 と言われても 、 実感も何も沸かない .
今更したいことなんて …..
❤️「 でもね 、 もしも移植相手が見つかったら 」
❤️「 俺は今よりも長く 、 生きられるかもしれないんだ 」
いつか言った sy の言葉が 、 俺の中で響いた
◇ sy __ Side .
時は過ぎ 、 移植の日となる .
❤️「 あのッ 、 」
俺はナースコールを押し 、 ナースを呼ぶ .
❤️「 これ 、 kz に渡してくれませんか 、 ? 」
ナースさんに渡したのは一通の手紙 .
移植は必ず成功するとは限らない 、
もしも失敗した時 、 俺の命は途絶える .
その時の為に 、 手紙を書いておいた .
その手紙を受け取ると 、 ナースさんは神妙な顔付きをする .
「 ……….. 渡しておくね 、 」
少し表情が暗いのが気に掛かったが 、 俺は目の前のことに集中する .
これから俺は 、 生死に関わるんだ .
❤️「 ッッ 、 んん 、 ? 」
俺が目を開くと 、 いつもの見慣れた病室だった .
心臓は …….. 動いている .
つまり 、 成功したのだ .
❤️「 kz と 、 もっと居られる 、 ? 」
俺はそう思いながら 、 ふつふつと喜びを噛み締めていた .
生きれなかった可能性が高い俺が 、 生きている 、 ?
そう思っていた時 、 病室の扉が開く .
❤️「 kz ッッ 、 !!!! 」
俺は kz の名前を呼ぶ .
しかし 、 そこに居たのは 、
「 …….. 大事な話をしないといけないの 、 」
暗い顔をした kz のお母さんだった .
❤️「 ……… どうしたんですか 、 」
嫌な予感がする
そう分かっているが 、 後ろには戻れない .
「 kz は 、 心臓提供の希望をしてたの 」
『 もしも死んだ時 、 sy を助けられるように 』
そんなことを言っていたのか 、 だけどそれが何かと関係が ……. ?
「 もしもそれが 、 本当になった時 、 sy くんはどうする ? 」
それが本当になった時 、 ?
kz の心臓提供の希望が通って 、 俺を助け ……. まさか 、
❤️「 かざねの心臓がッ 、? 俺の体に 、 ? 」
そう言うと 、 kz のお母さんは静かに頷く .
…….. 理解が出来ない 、
kz は生きてるんじゃないの ?
俺と一緒にッ 、 遊んでくれるんじゃないの ッッ 、 ?
❤️「 ッッ 、 ぅあああッッ 、 !!! 」
❤️「 kz からの 、 手紙 、 ? 」
俺が泣き疲れた頃にナースさんはやって来た .
もう kz は居ないはずなのに 、 何で手紙が 、 ?
そう思いながら 、 俺は手紙を受け取る .
封筒を開くと 、 便箋 2 枚と傷のついたトランプの K が入っていた .
✎ ___ sy へ ____
しゅうと ー ! 元気にしてる ?
ゆうて俺はもう長くないらしいね
うーん 、 思ったけどあの世に行くのが早すぎるんだよね
途中で怪我してでも sy のお見舞い行きたかったんだけどな 〜
あ 、 それなら今頃 sy の病室に居る筈だな 笑
立派に育ったよね 、 sy
頑張って身長追い越そうとしたけど全然駄目だった ….
トランプ持ってきた時に 、 sy が 「 kz の K だ ! 」 って言ってた KING が風で飛んじゃって 、
動いてそれを拾おうとして車道に出たら 、 トラックに轢かれてたらしくてびっくりした
だってトランプ拾うのに必死だったもん ! ! 笑
今そのまま死ぬくらいなら 、 心臓移植でもしょうかなって思ってて 、
凄いことだけど 、 もしも移植の相手が sy だったら奇跡過ぎるよね
奇跡起こる確率なんて計り知れないけど ……
明日が来るのが怖いかもしれない
今を過ごすのが怖いかもしれない 、 それでも
死なないで欲しい
天から見守ってるからね 、 変なことしたらバレるよ
留守にしちゃうけど 、 俺の分まで 、 しっかり生きて
追記 : 俺が命懸けで取り戻した 、 トランプの K 、 大切にしてね
_______ kz __
その手紙を読み終えた後には 、 俺の目には涙が溜まっていた .
その涙は 、 便箋へと垂れていく .
俺だってッ 、 kz と色々なことしたかったよッッ 、 !!!
俺だって 、 俺だってッッ !!!!
❤️「 ぁあ” …….. ッッ !!!!!」
俺は一人 、 静寂に包まれた病室で静かに泣いていた .
もう涙も枯れ始めた頃 、 俺はある異変に気づく .
その文章は曖昧で 、 話題が何回も変わっていく .
もしかして 、 と思い俺は読み返す .
❤️「 ッッ 、 !!!! 」
❤️「 …… 俺も好きだよ 、 kz 」
少し古びたトランプを持って言った .
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どうでしたか ! !
いきなり思いついて LINE でお友達に送ったやつです( 大迷惑 )
書いてたら 6000 字行ってて大転倒
所々雑いのごめんなさい‼️‼️
前もって言うが 、 私に「 “ あい ” って何 ? 」って聞かないでください!!!
返答は 「 私の名前 」 の一択です ^_^
よければ ❤ 、 🗨️ 待ってます 🫶🏻
コメント
9件
移植の理由が「 kz と居たいから 」なのが最高にエモくて切ないよね( 時差 )
これがLINEで送ってきたやつか...😭😭 内容知ってるはずなんだけどな...あれ??目から滝がっ、、、 リビングで号泣しました親に心配されました こちらからは以上です(?)
やばい、目に涙が溜まってた…感動系作品の中で1番好きです.!!