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さぁ、嵐の裏側。もっくんからはどうだったのでしょうか?
2日後MVの進行を決める会議があった。
しかし、色々決めないといけない事だらけなのに俺はどうしてもイライラを止める事ができず話が全く進まない。
休憩に入り、涼ちゃんと若井の顔を見ていられずに逃げ出すように部屋を出てきてしまった。
「おい、元貴。ちょっと待てよ」
そこに若井が追いかけてきて後ろから肩をつかまれる。正直今一番見たくない顔だった。
「なんだよ」
不機嫌そうな顔の俺にため息をつきながら空いてる部屋に連れて行かれる。
「おい、元貴。どうしたんだよ、何かあったのか?」
「……」
「あんなんじゃ仕事が進まないだろ。スタッフさんにも迷惑かけるしさ。何かあったなら聞くから俺に相談してみろよ」
若井のその言葉に俺のイライラは頂点をむかえる。
「…若井さ、俺と涼ちゃんの関係気づいてるよね?」
突然そう聞いた俺に戸惑いを隠せない若井。
「まぁ。そりゃ、言われなくても気づくだろ」
俺はしばらく無言になる。
「…じゃあさ。若井、涼ちゃんと何かあった?」
「えっ?」
「もしかして…。もしかして涼ちゃんとエッチしちゃった?」
「はぁ?なんでそうなるんだよ?そんな事するわけないだろ」
「でも、合流してから2人の態度おかしかったじゃない。なんかいつも一緒にいるしさ」
「それは…」
若井が口ごもる。
「…涼ちゃんの首元にキスマークがあったんだ。あれ、お前がつけたんだろ?」
「だから違うって言ってるだろ!」
「涼ちゃんしばらくお前の家に泊まってたって言うし、お前以外考えられないじゃないか!」
睨みつける俺に若井もイライラとした目で睨み返してくる。
「なんだよ、お前と涼ちゃんだって別に恋人ってわけじゃないんだろ!」
「なんだと!」
「俺、涼ちゃんから聞いたんだから。涼ちゃんお前の事『セフレ』だって言ってたんだからな!」
その言葉に俺はショックを受ける。涼ちゃんが俺の事『セフレ』って言ってた?
「お前がぼやぼやしてるからだろ!そんなんだったら本当に俺が涼ちゃんもらっちゃうからな!」
そう怒鳴りつけて若井は部屋を出て行った。
「セフレ……」
俺は呆然と休憩時間いっぱい、そこで立ち尽くしていた。
ひろぱはもっくんに絡まれてブチ切れて言ってはイケナイ事言っちゃいました。
ひろぱからのセフレ宣告にショックを受けるもっくん。
長いので2回に分けました…後半に続く。