やっと平和になってきました。
スッと穏やかに目が覚める。
隣に眠る涼ちゃんを確かめようとして、そこに誰もいない事に驚く。
えっ?なんで涼ちゃんがいないの?
まさか、昨日のあれは全部夢だった?そう思って呆然としている俺の耳にガチャっと扉を開く音が聞こえた。
「あっ元貴、目が覚めたんだ。朝ごはん作ったんだけど食べれそう?」
そう言いながらこちらに歩いてくる涼ちゃんの姿を見て、ホッとして泣きそうになってしまう。
「どうしたの?元貴、大丈夫?」
泣きそうになっている俺に気づいて涼ちゃんが慌てて俺の隣に座る。
俺は何も言わずに涼ちゃんにギュッとしがみついた。一瞬、もしかしたら昨日の事は俺の願望が見せた夢だったのではと思ったのだ。
「ごめんね。気持ちよさそうに寝てたから起こさずに先に朝ごはん用意してたんだ」
苦笑しながら涼ちゃんは抱きしめ返してくれた。
「ねぇ、涼ちゃん。俺たちちゃんと恋人になったんだよね?」
「うん。そうだよ」
ちょっと照れくさそうに言う涼ちゃんを見てやっと実感が湧いてきた。
よかった…。
「涼ちゃん、勝手にいなくなっちゃダメでしょ」
「ごめんごめん」
そう言って苦笑する涼ちゃんにキスをする。
「涼ちゃん、好き、好き、大好き、もう離れないで」
今まで溜まっていた分を吐き出すかのように何度も好きだと言葉にすると、涼ちゃんは真っ赤な顔で絶句した。
「元貴…どうしちゃったの?」
「ん〜、自分でもわからない」
そう言いながら涼ちゃんに深い口付けをして押し倒す。
「涼ちゃん、好き。ねぇ、昨日はダメだったけど、今日は元気になったしもういいでしょ?」
そうおねだりしてみる。知っている。涼ちゃんは俺のおねだりに弱いのだ。
「うっ…。本当にもう大丈夫?」
「頭も身体も軽いし、もう完全復活。あと足りないのは涼ちゃんだけ…」
そう言ってキスしながら身体を軽く撫でると、胸の辺りでビクッと身体を固くする。
「ご、ごめん…」
「やっぱりまだ思い出しちゃう?」
涼ちゃんは無言で目をそらせた。前につけられたキスマークはとっくに消えているけれど、トラウマになっているのかもしれない。
そうだ…。俺はいい事を思いつく。
「ねぇ、涼ちゃん。上書きしちゃおう」
「上書き?」
「そう、上書き。嫌な記憶を俺との記憶で上書きして消しちゃおう」
そう言って俺は涼ちゃんの胸元を撫でまわしながら首筋を舐めた。
「大丈夫…。しっかり俺を感じて」
俺は身体を固くする涼ちゃんの乳首をクリクリと刺激する。
「ほら?涼ちゃん、気持ちいいでしょ?」
涼ちゃんの首元に舌を這わせ、チュッ、チュッと何度もキスを繰り返す。
「んっ…元貴」
だんだん涼ちゃんの強張りが緩んでいき、息が荒くなっていく。
そこで、俺は涼ちゃんの首元の目立たないところを強く吸ってキスマークをつけた。
「涼ちゃん。俺、キスマーク付けちゃった」
耳元で甘く囁く。
「これは涼ちゃんが俺のものだって証なの。こうやって涼ちゃんに触っていいのは俺だけ…」
「元貴…」
涼ちゃんは熱に浮かされた瞳で俺を見つめてくる。
「好きだよ、涼ちゃん。大丈夫。もう誰にも触らせたりしないから」
そう言って深く、優しいキスをしながら涼ちゃんの下半身に手を伸ばす。そこはすでにしっかりと主張をはじめていた。
「あっ、あっ、元貴…」
少し刺激しただけで涼ちゃんはすぐに蜜を漏らし出す。
「どうしよう…。んっ、すぐいっちゃいそう…」
「いっていいよ」
久しぶりの刺激に熱に浮かされたようにつぶやく涼ちゃんをさらに追い詰るとあっという間にいってしまった。
「こんなはやくいっちゃうなんて…」
真っ赤になった顔を両手で隠して呟く涼ちゃんが可愛くてクスクス笑ってしまう。でも…。
俺は涼ちゃんの滑りを利用して後ろの穴を少し刺激してからグッと指を突っ込む。
「んっ!つっ…」
涼ちゃんの身体が一瞬固まる。
「涼ちゃん。俺もさ、限界なんだ…。はやく涼ちゃんが欲しい」
激しくそこを慣らしながら、涼ちゃんだけでなく俺の息もどんどん上がっていく。
「ごめん。涼ちゃん。俺、もう我慢できない」
そんな俺に涼ちゃんは喘ぎながらうなずいてくれた。
「いいよ。…はやく元貴をちょうだい」
その声を聞いた途端、俺の理性のタガが外れる音がした。
俺は自分自身を涼ちゃんにあてがい一気に奥まで突き上げるとそのま何も考える事なく腰を振り続けた…。
とうとう両思いエッチにまで持ち込めました😅長かった…。みなさんお疲れ様です。
あと数回事後のイチャイチャと締めをお届けするつもりですので、もう少しだけお付き合いください。
コメント
3件
涙目のもっくんは絶対可愛い❤︎(⑉• •⑉)
甘いですなー