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“アイドル”は素晴らしい職業だと思う.
自分がアイドルって立場になっても,そう思えた.
アイドルの同じグループの仲間から恋人に進展したから.
ガチャ_
「おかえり.あれ,今日帰り早いね」
「あ~,俺今日稜久と飲み行くんやけどさ,財布忘れてもうて…」
「そういう事だったか.行ってらっしゃい」
「ありがとな.行ってくるわ.秋人」
最近恋人の隼人がよく飲み会へ行くようになった.
映画の声優やドラマの主演もよくしている.その人達や他グループの人との交流が盛んでよく行くのだろう.
暇だしニュースでも見よう.とつけたテレビに1つのニュースが目に入る.
「アイドルの柏木秋人 去年女子大生と付き合っていた」という内容だった.
「は,…?」
正直付き合っては居た.でも2週間で別れたし,隼人が好きだから後に振った.
振った事への逆恨みだろうか…
そんな事を考える暇も無く過呼吸が僕を襲う
怖くて怖くて仕方無くなった.
ファンに絶望されて担降りが相次ぐかも知れない.隼人に冷められるかも知れない.
焦って正しい判断が出来なかったせいか,隼人に何度も追いLINEをする.
隼人から返信も既読もされる事無く過呼吸は続く.
「秋人!」
「隼ッ,…人,ッ……,」
「怖かッ,…た……ッ」
「大丈夫.ゆっくり深呼吸して,大丈夫,大丈夫やから,」
隼人の優しい言葉や暖かいハグで過呼吸は収まる.
「収まった?良かったわ..」
「ありがとう..見苦しいとこ見せちゃってごめんね,」
「いや,さっきの秋人.めちゃくちゃ可愛かったで.」
「え,…?」
「やから.これからも俺に依存しててな」