テラーノベル
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あ、終わった。なんて、そんなことを考えた瞬間、また俺は何かに抱えられる感覚をおぼえる。
「あっぶな〜、セーフセーフ」
そんなことを言いながら俺のことを抱えている人(?)は俺のことを見つめる
もしかして、俺ってそういう能力ある?ってぐらいに奇跡が連発してて俺はそれどころではないわけだが。
それに、よく見たら他の乗客たちも、その今俺を抱えている人の仲間だと思われる人達に抱えられている
「ん〜、なんか〜、この子持ち帰りたいかも」
ふと、そんなことを俺を抱えている女の子(?)が口にする
え!?持ち帰りたいの!?こんな俺を!?多分普通のどこにでもいそうな高校生だよ俺!?
なんて、そんな可愛い子に言われたら当然俺は取り乱してしまうわけで…
多分今俺は視線の居場所がなくなって目がぐるぐるしているんだと思う。もう最早俺でもどこを見ているのか分からないからだ。
「君、名前は?」
そんな動揺しまくっている男子が目の前にいるというのに、そいつにまるで、そんなこと関係ないと言わんばかりに質問を投げかけてくる彼女。
「あ…えと…iemn…です」
そんな質問に俺は陰キャ感バリバリな返答をしてしまったわけだが。
それに対して彼女は「ふーん」なんて、興味があるのか無いのか分からない様な返答をするのであって。
…この女の子に抱えられてからずっと思ってたんだけど、この子どうやって飛んでんの?
さっきの天使か悪魔かわかんないやつも飛んでたしさあ…無茶苦茶だよここ…
なんか、常識っていう常識が存在しないというか…
「よし、一般市民はテキトーな陸地におろしといて。この子は私が連れていく」
…と、俺を抱えている女の子は周りの…またもや普通に浮いている人達に声をかける
そして、最早ツッコむところが多すぎて、ツッコんでなかったが…やっぱり俺、よくわかんないとこに連れてかれそうになってる…
「よし、じゃあ薬を打ちます。一瞬だから目閉じてて」
そう言われ、俺は目を閉じる。
…え?薬?俺なんかした?やばい薬だよね絶対さあ。俺今から死ぬの?あ、オワタ
そんなどうしようもない心の叫びを頭の中でぐるぐるさせていると、意識がだんだんフェードアウトしていく。
あ〜….ねむ….
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体感数時間後…まあ、何時間かと言われても、大体4時間ぐらい?としか言えないわけだが。
そんなことを考えながら、重すぎる瞼を上げる。
「あ、起きた〜」
その瞬間俺の横から…いや…上?あ、これ真上だ。…まあ、どこからだろうと、どこかで聞いたような声が響く。
邪魔だなぁ、などと思いながらその声の主の顔面をわしずかみにして、横へどかす。
「え、ちょいちょい、痛いって痛い〜!」
するとそいつは、まるで幼稚園生か!ってぐらいにごねる。
「いや…..えっと…あなたは……..」
こういう時は、まずは名前を名乗って欲しいところだ。…そういえば、あの飛行機から落下している俺を受け止めてくれた時も、名前を教えてくれていなかった。
「ん〜?mtwはmtwだよ〜?」
俺が名前を知っているのが当たり前と言わんばかりの口調で俺に自己紹介をしてくる彼…mtw。
もう俺の脳内にはこいつはわけわかんなくてなんか変なやつでインプットされている。
「ねぇ〜、なにこいつ、みたいな顔してるけどさあ…君も自己紹介してないよね?」
…あ、そういえばそうだった。じゃあ俺もこいつと同じわけわかんなくてなんか変なやつじゃないか…
「あ〜…すみません…俺、iemnです」
少しの申し訳なさに目線を下げつつ言う。
それを聞いたmtwは「iemnね〜」なんて、またもや興味があるのか分からない反応をしてくる。
今日は俺の名前を聞いておいて、微妙な反応をするやつが多くて少し悲しいかも(嘘)
まあ、本当はそんなことどうでもいい…というか、それより気にすることが多すぎて、思考を後回しにしているだけだけど
────────────ガチャ
そんな時、ここの部屋の扉が開く音がする。それと同時に騒がしい空気が流れ込んできて…
「あ、起きたんだ〜!」
「え、誰こいつ」
「初めましてですね、よろしくお願いします」
「わ、わたすも!初めまして!!」
「tyk、そんな簡単に知らないやつに気を許さない方がいいわよ、…初めまして」
「この人がupさんが言ってた人…確かに、なんとなく気になってしまいますね〜…」
…思わず頭を抱えてしまう俺である…なんちゃって……
コメント
10件
登場キャラが集まってきて嬉しい♪
☆神★降臨★
upさん…早く出てきて…mtwさん可愛いな