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のろおに1の4話の後をただただ妄想しまくった話です。バットエンドと若干グロ注意。
あと文才が本当にない。私が書いたところは日本語おかしいかも()
太字=元はAIのべりすとさんに書いていただいたところ
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「これで、よかったんかな。」
ぽつりと、一人館の中でつぶやく。血で濡れた刀と書生のような服を着ている彼は、光のない目で虚無を見つめていた。
「これで、よかったやろ?」
突然背後から声がしたかと思うと、そこには似たような服を着た黒髪の男性がいた。
「……誰だ?」
「俺は、あーいや、俺も鬼や」
一瞬、驚く。自分と同じ存在が、すぐそこにいるのだから。
「あぁ、そう。」 どこか危ないと思い、なるべく冷たい態度を装う。
「なんや、隠したって意味あらへんよ?心の中とか読めるんやから」
ケラケラと笑う彼を見て、ますます不機嫌な顔になる。
この男には隠し事が出来ないらしい。
諦めて話を変える。いや、変えようとした。
男、いや鬼は言った。
「あんさんは”あいつら”のこと、どう思っとる?」
あいつら、なぁ、、 改めて考えてみる。
でも、ただただ憎い。いつから、こんな感情を抱くようになったのだろう。
そんな俺を見て鬼は少し嬉しそうに話しかけてくる。
「はは、、そうやろうなぁ、その偶像をお前に押し付けた憎い奴ら、やろ?」
黒く紅い瞳で見つめられる。その目が怖くて、でも何故か、どこかに安心感を感じた。ふと気づくと、彼の姿が消えていた。
そして、また気づく。自分の中に、何かがいることに。
憎悪、嫉妬、憤怒。あらゆる負の感情が渦巻く中で、一際目立つ一つの”存在”があった。
先程まで目の前で話していた、あの鬼。それが、俺の精神を、少しずつ、蝕んでいく。
「っ、は、う、ぅぁ、」 上手く息ができない。
苦しみ続ける俺に直接、語り掛けてくる。
『俺が力を貸したるよ。そしたら、ぜーんぶ、壊してしまえばいい。お前も、壊れて堕ちろ。』
頭の中に響く声を振り払うように叫ぶ。
「やめ、ろ、嫌や、これ以上、もう誰も、傷つけたく、ないん、やっ!」
すると、今度は優しい声で囁かれる。
『んふ、大丈夫や、俺に任せときぃ。全部終わらせたら、一緒に地獄へ行こうや。約束するわ。』
違う。そうじゃない。俺は、この館から出てしまったら、無差別に傷つけてしまうかもしれない。それが、怖い。
だから、誰かを傷つける前に、殺して欲しい。それだけなんだ。
言いたいことは沢山あるはずなのに、言葉にならない。
『それじゃ、ちょっとばかり貰うで~』
楽しそうな声を耳に入れながら、だんだん意識が遠ざかっていき、やがて視界は完全に閉ざされた。
気が付くとそこは、血の海だった。周りには死体と、あの時の鬼。死体の山の中には、仲間だった奴らも、兄さんも混ざっていた。
「っは、あ、」
突然の光景で、呼吸が止まる。ちらりとこちらを向く鬼。ニコニコと笑いながら向かってくる。
「な、んで、な、あ」
「これがお前が望んだことやで?何に不満があるねん。」
前よりも黒く染まった瞳でジロ、と睨まれる。
「それに、終われば一緒に地獄に行ってやるって言ったろ?」
どこからともなく刀を取り出す。そのまま、俺の首元に刃を添える。
「は、っあ、、」しょうがないのだろうか。俺がしたことも、こいつがしたことも、到底許されることではない。
ならいっそ、地獄に落ちてしまった方が、ええんかな。
「決まったみたいやね。んじゃ、一緒に地獄で苦しもうか。」
その言葉とともに、首に激痛が走る。
完全に意識が消える直前、視界に入ったのは俺と同じように息絶えようとしている、鬼の姿だった。
「なぁ、俺は、どうすればよかった?」
虚空に向かって問いかける。しかし、返事はない。
「まぁ、別に答えなんて求めてないけどさぁ……」
前髪を掻き上げながらため息をつき、もう一度問う。
「兄さん、俺は、本当にどうすればよかったんや?なぁ、答えてくれよ。」
やはり、返ってくるのは静寂のみ。
それでもなお、問い続ける姿はまるで、何かに取り憑かれているようであった。
そんな時、ふわりと、肩に手を置く人物がいた。