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俺ってノンケキラー!?

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俺ってノンケキラー!?

4 - 心の拠り所

♥

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2022年11月06日

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br「なに?なに!?なにーー!?」

kn「brうるさいっ」

br「いつのまにshkの連絡先交換したの!?」

sh「まぁ、色々ありまして、、、。」

br「ねぇ、僕は!?僕のも一緒に書いたよね!?」

kn「はぁー、、、ごめんね、、、shk。画面見られちゃって。」

sh「ははは、、、。」


あれから何日か経って久々に四人で来店していた。どうやら俺とknが連絡先を交換している事がバレたらしい。

そして、br以外にも妬んでる人がもう一人、、、


sm「おい、shk。どういう事だよ。」

kr「ねぇ、sm。俺らもさー交換しよ?」


そう。smをまだ諦めて無かったkrだ。

お陰様で俺はbrとsm両方の文句を聞かなければいけなくなってる。


br「ずるいよ!kn抜け駆けじゃん!shkも僕の連絡先書いてたんだから僕にも連絡してよ!」

sm「助けてもらったのは知ってるけど、連絡先交換は別だからな。お前のせいで俺まで巻き込まれてんだよ!」

sh「ははは、、、修羅場やん。」


もう他人事にしか思えず思った事を口にする。

knも顔の前に手を合わせて謝っているし、、、何だこの状況。


na「もうー、、、お前らうるさい。そんな騒ぐ事じゃなくね?」

br&kr「騒ぐ事です!」

na「うざっ!smも可哀想だねー、、、こんなのに好かれて。」

sm「そう思うならあんたが対処してくれ。」

na「本当にsm口悪いなぁー。まぁそういう所がいいんだけどね。」

sm「、、、好みじゃない。帰れ。」


こんなに賑やかなカウンターは俺が働いてて初めてだ。初めは警戒してたものの、今ではとても居心地が良くなっている。knのおかげかな?っと視線をknに向ける。


kn「なーに?shk。」

sh「へ?い、嫌別に何でもないっすよ、、、。」

kr「あ!おい、そこ!イチャイチャすんな!」

kn「うるさい!うるさい!してないでしょ?」

br「なーにー?見せつけてくんの本当にウザいんですけどー。」

sh「じゃ、俺ホール戻るんで。sm頑張れよ!」

sm「あ、おい!このタイミングで抜けるな!」


背中からやいのやいのと野次が飛んでいるが仕事は仕事。各テーブルを周りながら空きグラスや追加注文などないか確認していく。

すると、トイレに続く道の奥で誰かが倒れているのが見えた気がした、、、。俺は空きグラスを一旦テーブルへ置き現場に向かう。


sh「やっぱり倒れてる、、、あのー、大丈夫ですか?」


体を譲るが返事はない。もう一度体に触れた途端腕を捕まれる。


sh「ひっ!な、何!?え?意識ある、、、?」

「、、、うっ。何で、あんな奴の事、、、。」

sh「、、、えーと、どうかされたんですか?」

「俺だってお前のこと大切にしてたのに、、、」


だめだ。相当酔ってる、、、。俺はお水をもらいに行こうと掴まれてる腕をどかそうとした瞬間、、、


「どこにも行くなよっ!」

sh「はぁ!?ちょ、離せって、、、!」


勢いよく抱きつかれて更に動けなくなる。

俺よりも背が高いうえに堅いもいい。力じゃ勝てない、、、。


sh「あ、あの!誰か!」


生憎近くに人はいなくて俺の声は届いていない。


sh「くそ、、、おい!離せって!」

「離すか、、、もう二度と手放さない!」


抱きついていた腕が解けて安心していたのも束の間。男が俺の顔を掴んできた。

あ、、、待って、、、これ、マズイ、、、!


kn「おい、お前何してんの?」

sh「あ、、、knさん!」

「お前がこいつを奪ったんだろうがー!」

kn「知らねーよ。いい加減その手離せ、酔っ払い。」


手が離れた瞬間、俺を引き寄せるkn。また助けられてしまったと申し訳なさで顔を下に下げる。


kn「大丈夫?怪我とか、変な事されてない?」

sh「大丈夫、、、また助けてもらって、、、すいません。」

kn「そこは謝るんじゃなくて有難うでしょ?」

sh「あ、有難うございます。」

kn「よし。」


前と同じように優しく手を引いてくれるkn。俺はもう心のどこかでknに心を許してるのかもしれない。


sm「お、shk注文か?」

kn「sm店長いるなら呼んで欲しい。さっきshk襲われたから。」

sm「はぁ!?おま、大丈夫なのか?」

sh「その、だいぶ酔い潰れて倒れてたから声かけたら、何か勘違いしたみたいで、、、。でも、大丈夫。」

kn「何が大丈夫なの。めちゃキスされそうになってたじゃん。俺がいかなかったら本当に危なかったよ。」

sh「う、、、はい。有難うございます。」

sm「とりあえず、報告してくるからshkカウンター任せたぞ。」

sh「あぁ、悪いな。頼むよ。」


カウンターに残り怖かった思いが蘇る。本当にknが来てくれなかったらどうなってたんだろうか、、、。


br「shk怖かったでしょ。ほらおいでー、ヨシヨシしたげるよ。」

kr「本当酔ってたとは言え怖すぎ。強引にも程があるよね。」

na「いや、お前が言うな。まぁでもknがいてくれてよかったな。」


みんな背中をさすってくれたり、頭を撫でてくれたり優しく接してくれる。嬉しいのに自分の身を守れなかった事が悔しくて下を向いた。


sm「あ、shk店長には報告してきたぞ。まぁ、出禁ではないけど今日の所は帰ってもらうってさ。」

sh「有難う、何かごめんな。俺一人で対処出来れば良かったんだけど、、、。」

sm「shkは何も悪くないだろ。気にするな。あと、knさん。コイツを助けてくれて有難う。」

kr「えー、本当にsm良い子じゃん。俺ますます好きになる。」

sm「本当に勘弁してくれ、、、。」


さっきのような明るさがまたカウンターに戻る。

しかし俺はあまり笑えないでいた。情けなくて泣きたくなるのを堪えてその場を離れた、、、。



第4話終わり

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コメント

4

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酔ってたとはいえしゃけさんにあんな事するなんて…^^

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