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「かずちゃん!お待たせー!」
「全然待ってないよ今来たとこ」
「かずちゃん、ちゃんとお金持ってきた?」
「勿論!買い物行くのにお金置いてくるわけないじゃん!」
「何買うか決めた?」
「うーん。カタグミとカタアメかな」
「かずちゃん本当に硬い食べ物好きだね」
「なんか食べてる感あって好き。」
「俺は柔らかい方が好きだなカタオカ派よりヤワオカ派」
「あれは美味しいけど口に入れた瞬間溶けるんだよねー」
「そこがいいんだろうが!」
ぴちゃぴちゃ
「……♡」
ぴちゃぴちゃ じゅるじゅる
「ふっ♡んんっ♡」
ちゅっちゅっ♡
「ふぅ……たしかにいいね♡」
「……っ♡どんな……確認の仕方だよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やったー!ついに夏休み!!」
「小学生最後の夏休み!」
「「遊び尽くすぞー!!」」
そんなことも言ってたわけだが。遊び尽くすためには、まずこなす事がある。それは宿題!!
なんで夏休みの宿題はこんなに多いんだ!?
いや、わかるけど!わかってるけど!!
でも、俺は夏休みが始まる前日には得意科目は全て終わらしたのだ。もちろん徹夜でな!
あとは苦手科目と自由研究だけなんだが……。
ぴろん♪ 「ん?あんずから?なになに?」
《けんちゃん!取引しよう!》
《は?取引?》
《どうせ得意科目だけ先にやって躓いてるんでしょー?》
《……。》
《図星ね!じゃあ、その苦手科目の宿題教えてあげるから……わたしの苦手科目の宿題をけんちゃんが教えてー!!お願いー!!》
《えー》
《宿題終わらせないと別荘行けないのー!!》
《お菓子は?》
《ケーキ!》
《乗った》
そんなこんなで俺の残りの宿題は自由研究だけになったのだ!やったー!自由研究は何にするか決めてるし!もう残りの夏休みを思う存分遊び尽くせるぞー!!
かずちゃんはママさんの実家(イギリス)に帰って来月まで会えないし。
あんずも今は軽井沢の別荘に行ってるし。
家族との旅行は1週間後だし……虫取りでもしようかな。
「よし!装備完了!」
キャップに虫カゴ、虫取り網!あと水筒とお菓子!
「けん、あんまり遠くに行かないでね。夕方までには帰るのよ?」
「うん!いってきます!」
「いってらっしゃい」
まず行くのは公園!そのあとは公園と繋がってる道に行ってお散歩森コースを歩いて道路側から家に戻るってルート!
ミーンミーンミー!
「おりゃっ!」
ミンミンミーー!!
くそ逃げられた!あ!蝶々!今度は捕まえる!
「待てー!」ブンッ ブンッ
蝶々しか目に無かった俺は虫網を四方八方にブンブン振り回していた。 ブンッ バシッ!
「いてっ!」
「え?」
「なにこれ、虫網??」
「ああ!ごめん!!」
「なんだガキ虫取り中か?オレを虫と勘違いしたのか……?」
「ち!違う!俺はただ蝶々を追いかけてて!」
「蝶々だぁ??何処にいんだよその蝶々は」
「うう、蝶々は見失った!」
「そんなんじゃオレは納得できないから許さん」
「ええ!?ゆ、許して!」
「じゃあ、ちょっとオレと付き合え」
「え、恋人になるってこと?」
「ちげーよ!誰が男のガキと恋人になるか!」
「よかったー」
「なんか安心されんのも腹立つな」
「それで、付き合うって何?」
「いいから着いてこい」
虫網や虫カゴはロッカーに入れられた。
「映画館?」
「ああ、チケットは予約してる。なんか飲みたいものとかあるか?」
「え、じゃあポップコーンとりんごジュース」
「食べ物も頼むのかよ。図々しいな。」
『くっ……ここまでか!?』
『シノブー!助けに来たぞー!!』
『ジロウ!?何故ここに!お前は元の世界に帰ったはずじゃ!?』
『何を言う!友を置いて自分だけ平和な世界に帰れるわけないだろ!!』
『……ジロウ!!』
『一緒に勝つぞ!シノブ!!』
『ああ!背中は任せたぞジロウ!!』
「面白かったか?」
「うん!忍者かっこいい!熱い友情も良かった!」
「……次はこっち。」
映画館を出てすぐ横のちょっとオシャレなカフェに入った。
「お腹減ってるだろ?減ってるよな?」
「う、うん。減ってる……。」
俺がそう言うと、お兄さんは店員を呼んで注文しはじめた。
「じゃあ、パフェな。オレはハンバーグ。」
いちごパフェとデミグラスハンバーグ、あとドリンクバー。
「ドリンクバー取ってくる。何飲む?」
「コーラ」
「はいコーラ。もうパフェ出来たのか早いな。さっき食って良いぞ。」
「ありがとう。」はぐ もぐ
「お待たせしました。デミハンバーグです。」
「はい、あざす。」
もぐもぐ かちゃかちゃ はぐはぐ
じゅうじゅう かちゃかちゃ もぐもぐ
会話は一切なく、咀嚼音と食器の音だけが流れてた。
お兄さんはロッカーから俺の荷物を取ってくれて、また、あの公園に戻ってきた。
「今日はありがとな、ガキ。」
「あの、お兄さんはこの公園で誰かと待ち合わせしていたんですか?」
「よく分かったな。そうだ。オレは友達と遊ぶ予定だったんだ……でもアイツは来なかった。連絡もなし、ドタキャンってやつ。」
「なんかトラブルとか……」
「いや、それはない。アイツのインスタ見たけど他の友達と遊んでた。アイツは高校入学の時に隣の席でさ『友達になろう』って言ってきたんだ。今考えたらさ普通友達になろうなんてあんまり言わなくないか?オレら高校生だぜ?そんなこと言うのは小学生や中学生だけ。オレ最初から遊ばれてたんだなー。」
「そんな……じゃあ!俺がお兄さんの友達になる!」
「へ?ガキが?」
「ガキとか関係ない!忍者のジロウも言ってた!『友達に性別も年齢も資格も必要ない』って!」
「……オレは熊谷 新(くまがや あらた)よろしく。」
「うん!俺は柴里 けん!よろしく新!!」
「今日はありがとう、柴。柴は携帯持ってないからいつ会えるかとかは分からないよな……オレは夏休み中はこの公園かそこの図書館にいるから、たまたま会えたらまた、遊ぼうぜ!」
「うん、わかった!また遊ぼう!!」
熊谷 新(くまがや あらた)
高校2年生、グレーの髪に水色の眼、16〜
けんにできた初めての近所の年上の友達兼兄貴
5人兄弟の1番上、家事全般できる
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「けんちゃーん!ただいまー!!」
「かずちゃんおかえりー!」
「はぁ〜〜!!1ヶ月ぶりのけんちゃん!!」
「たった1ヶ月だろ?大袈裟だって」
「う〜ん!でもぉ〜!!けんちゃんスマホ持ってないから家の受話器で電話しか出来ないから声しか聞けなかった!顔とか色々見たいのに!!」
「俺の家はスマホは中学からって決まりだからなあー。つか、顔はともかく色々ってなんだよ」
「色々は色々〜♪」
「へー。」
「あ、お土産あるよ!」
「わあ!これ海外版のニンモン!?やったー!ありがとう!!」
「えへへ。お返しはけんちゃんからのちゅうでいいよ」
「うん」ちゅう♡
「え!?」
「ん?どうした?」
「もう、けんちゃん……変に漢だよね。」
「何言ってんだ?俺は男だぞ??」
俺はかずちゃんからイギリスで何して過ごしたとかそんな話を聞いた。
「いいなー俺もイギリス行ってみたいなー!」
「いつか一緒に行こうね!かずちゃんは僕がいない間、何してたの?」
「新しい友達と遊んでた」
「え?どんな人?」
「公園で知り合ってさ。高校生のお兄さん」
「えー。けんちゃん、また知らない人についていったの?」
「いや悪い人じゃ無かったし」
「けんちゃん……もうちょっと警戒心持って。」
「う、気をつける……。でも、そのお兄さん……新って言うんだけどさ、ちょっとヤンキーだけど優しくてさー。」
「ヤンキー!?本当に優しい人なの??」
「優しいって!ちょっと口悪いけど、色んな話してくれるんだよ!母さんにもちゃんと新を紹介してるから問題ないよ!」
「けんちゃんママが許可してるなら良いのか」
「新はあの変態と一緒にするなよ?新は5人兄弟の1番上のお兄さんで俺みたいな子供の扱いなんてお手のものなんだ。俺が言うのはちょっと変だけど。」
「うーん。今度会うとき連れてってよ」
「会う約束はしてないぞ!俺携帯ないからたまたま会ったら遊ぶ感じなんだ!」
「あーそっか。」
「なんだ柴の友達か?」
「はい、初めまして。僕は戌井 一氿と言います。」
「おー、よろしく。オレは熊谷 新。」
「見た目派手ですね。」
「そう?」
「そうだよ、かっこいいじゃん!」
「おーありがと。今日はなんかするか?」
「水遊びしたい!水風船持ってきたから!」
「まじ?」
「おりゃー!」バシャッ!
「つめてぇー!!」
「うわっ!こっちまで飛んできた!」
「やったな!」バシャッ!
「うわぁー!!」
「びしょ濡れだわ」
「くしゅんっ」
「もー風邪ひかないでよ?早くシャワー浴びよ!」
「うん……でも楽しかった!新も一緒にシャワー浴びるか?」
「けんちゃん?」
「ん?オレはお前らと違って強いから大丈夫だ。じゃあなー!」
「あ、行っちゃった。」
「けんちゃん……。」
パンッパンッパンッ♡パンッパンッパンッ♡
「あっ、あぁっ、んっ♡」
「けんちゃん、お風呂場って音が反響して外にえっちな音が聞こえちゃうらしいよ?だから静かにしないと……僕たちのえっちしてるってバレちゃうかも♡」
「んっ、あっ、や、やあっ!バレちゃ、らめぇ!♡」
パンッパンッ♡
「ん、じゃあ声抑えて。僕もゆっくり動くから」
「う、うんっ」
ずろぉ〜〜♡パチュッ♡ぬぽぬぽ♡
「……っ♡ふっ♡」
ビュッビュッ!ビュクッッ!!
「んん〜〜!!♡♡」
「気持ちよかったね♡」
「はっー♡はっー♡きもちい♡」
「ふふ、こんなえっちなカラダ他の人に見せちゃダメなんだからね?だからもう他の男の人を誘うようなこと言っちゃダメだよ?」
「わかっらぁ……♡」
「うん、いいこ♡」ぎゅっ
「あっ♡」ピュルッ
「僕のぎゅっとされてイっちゃうの本当にえっちだね♡けんちゃん♡」
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中学生編
オリエンテーション合宿
俺ら一年は交流会として一泊2日合宿しにきた。
「俺とかずちゃんは違う班か」
俺は小学生での友達とは誰とも同じクラスにはならなかった。かずちゃんはあんずと同じクラスだが。