テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
山中side
吉田仁人。
それは俺が教師になって初めて恋した男
「ちょっと…っ!!この資料なんで2枚しか無いわけ ッ?! 吉田先生にコピー頼んだよね?」
「え、 あの時俺は手が空いてなかったんで山中先生にコピーを頼んだはず…」
「っあ すいません ッ ! コーヒー入れてからやろうと思ってからすっかり忘れてました…」
「また貴方 …ッ ?! コーヒーなんてあとでいくらでも入れられるでしょ !」
「すいません っ すいません…」
「この資料は今日生徒の保護者様に配る予定だったのよ ッ! 早くコピーしてきて!」
「はい!すいません… っ」
教師になって約1年目
まだまだなれない事ばかりで毎度迷惑をかけてしまっている
「俺、保護者の皆さんに説明してきます」
吉田先生は直ぐにフォローに行けて凄いな…
「何ぼーっと突っ立ってんのよ ッ!」
「あ、あ ぁ 今、今コピー中です っ 」
「私は説明会の原稿の最終チェックするわ
山中先生、コピー終わったらすご報告して」
「は、 はいっ !」
「なんとか間に合った…」
「山中先生、」
「は、 はい ッ !!!」
吉田先生と話したことは無い
俺とは格が違うって言うか
とにかくなんでもできるハイスペ
またもや怒られるのではないかと思い目を逸らしながらも向く
「ごめんね、俺が山中先生に言い放つ感じになってたから … 」
驚きのあまり目を合わせる
困り眉で小動物のようなキラキラした目
可愛い…
「いや っ あれは俺のミスで…」
「〇〇先生にも俺のミスって伝えたから !
あの時はまず保護者の皆さんへ対応が第一優先で山中先生が悪いみたいになっちゃって…」
「俺が忘れてたんですし… わざわざ」
「いやいや全部俺の責任だから 」
何、この人
優しすぎる…
「山中先生も抱え込まないですぐ相談して」
「へ?」
「ごめんなさいって頭下げてる山中先生より
明るい笑顔の山中先生の方が好きだから」
やばい、どうしよう
本当に大好きかも 吉田先生
馬鹿らしいと思うが その事がきっかけで
俺はまんまと吉田先生のリアコ(を好きに)
なった。
「吉田せんせ ! おはようございます」
「おはよ」
数年たち、
吉田先生とは1番と言っていいほど仲良くなった
「明らか眠そうですね 笑」
「教員は朝早いからな〜 … 昨日は久々に夜更かししちゃったよ 笑」
「またゲームですか?」
「ばれた?」
「昨日ゲームすると辞められなくなるって俺散々言ったじゃないですか 〜 笑」
面倒くさそうに目を細めると同時に
小さな口をめいいっぱいあけてあくびをする
そんな姿が愛らしい
「寝癖、ついてますよ」
「うそ っ どこ?」
頭全体を押さえつけて寝癖を直そうとする
そんなんでとれるわけないのに
「ここですよ 笑 鈍臭いですね」
今日も吉田先生に俺の好意を気づかせようとアピールしている
「ありがとありがと」
が、鈍感すぎて全く気づかれない
「今日の授業、俺も行くんで」
「そうなのか?じゃあ安心して授業できるな」
まただ
この人は容赦なくドキッとするような事を言ってくる。
あー好きだ。
「俺に信頼置いてくれてるんですか?笑」
「はいはい、そうだよー」
「なんですかそれ 笑」
「あ、もう始まっちゃう…っ」
「やば 俺も行かなきゃ」
「じゃあまた後でな」
「はい っ! 今日も話せて良かったです」
いつになったら結婚できるかな
あ、まだ付き合ってもないか …
コメント
3件
えっとYJは好物すぎて好きです この連載最後まで絶対見届けます💖
やばい大好きすぎます🤩🤩🤩
読み終わりました!教師同士の恋、素敵ですね…✨ 最初は怒られてばかりだった山中先生が、吉田先生の「明るい笑顔の山中先生の方が好き」って一言で一気に落ちちゃうところ、すごく甘酸っぱくてときめきました。その後、何年も経っても鈍感な吉田先生に片思いを続ける感じ、じれったいけど応援したくなります。無自覚にドキッとさせる台詞を吐く吉田先生、反則ですね…続きが気になります!
#ご本人様には関係ありません
NOKA_0716
968
#へたくそだけど許して