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雨宮眠夜
18
僕の名前はA。相手はBだ。いまはこの名前がいい。
僕はA。どこにでもいるごく普通の生徒だよ。僕の家はとても幸せなんだ。家もある、お金もある、親もいる、兄弟も、習い事も、、、なのに僕は辛いと思ってしまうんだ、死んでしまいたいと思うんだ、、おかしいよね、、僕の家は幸せなのに、、
僕はB。僕は普通ではないのかもしれない。僕の家は倉庫。お金もあまりない、兄弟も餓死した。だから僕は辛い人なんだろうと思う。でも僕は辛くなかった。
ある日のことだ。Aはふらふら商店街を歩いていた。
親と喧嘩して家から出てしまった、、。これからどうしよう、、。僕が一人で生きられるのか、、。
Aはいつも親任せで選択も掃除もやったことがない。学生だから行く場所も働くところもない。
そこにBが現れた。
今日も万引きをして食料を稼いだ、。心は痛いけど僕が生きれない環境を作った神が悪い、。
Aはそれを見ていた。
(肩を叩く)
ねぇ。そこの君。
何。
なんで万引きしたの?
、、。目撃者なの。警察に言うつもり?
そんなつもりはないよ。でもね、なんでしたのかなぁって、
見たらわかるだろ。生き延びるためさ。
生きるために人に迷惑をかけなきゃいけないの?
人間はそうしないと生きていけない。表で頑張る人の裏には必ず誰かが支えている。
じゃあ自殺するのもいいってこと?
はいる。それが自分のためなら…
言い終わる前にAは歩き出していた。もちろん行き先はない。でも生きるために自分がどうすればいいのか、死ねば楽だ。でもBを見て思った。世の中には恵まれてない人がいると言うことを思い知った。
Aは森の中に入った。
ここは過ごしやすそう。
そう言って草の上に座った。
今日の食事は、、、
人間にしよう。生きるためなら何してもいいもんね。
そう言って夜、ある子供を殺した。
それも一回ではない。何度も何度も。
そうする内に商店街には人が減った。殺人鬼の噂がたったからだ。
Bはそれを目にした瞬間、Aの顔が思い浮かんだ。
(犯罪をしてもいいと思っているのか、。)
でも自分は何もできなかった。自分が万引きも窃盗もした犯罪者だったからだ。
Aはある日、Bを見かけた。森の中のことだった。
今日はここまで。
コメント
3件
第1話、読み終えました……。冒頭の「いまはこの名前がいい」という一文からもう、重くて見逃せない引力がありましたね。恵まれているのに辛いAと、過酷な環境にいるのに動じないB、その対比が静かに心に刺さります。ラストでAが“生き延びる”ために選んだ行動——あの一文で、読み終えた後もずっと考え込んでしまいました。続きがすごく気になります……!