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流海
2
#bl
七瀬
104
コメント
1件
読んだ読んだ!!めっちゃエモかった〜😭💕 「ずっと一緒」が約束からルールになって鎖になっていく描写、胸がぎゅーってなったよ…。あの二人、お互いが世界の中心で、それが当たり前すぎて気づかないうちに依存になってる感じ、すごくリアルで切ない。 「愛という名の呪い」ってタイトルも刺さりすぎる…!続きどうなるの!?早く読みたいよ〜!!🌸
##愛という名の呪い
最初から、俺たちはお互いがいないと駄目だった。
どちらかが少しでも離れると、不安になった。
返事が遅いだけで、何かあったんじゃないかと思った。
隣にいないだけで、胸の奥が落ち着かなくなった。
でも、それをおかしいとは思わなかった。
だって。
俺たちにとって、それが普通だったから。
-–
mz「at」
at「ん?」
mz「どこ行くの?」
at「飲み物買いに行くだけ」
mz「……一緒に行く」
at「すぐ戻るよ?」
mz「それでも」
mzはatの袖を掴んだ。
atは少し笑って、その手を握る。
at「じゃあ、一緒に行こ」
mz「うん」
それだけで、mzの表情が明るくなる。
atも、それを見て安心する。
お互いに。
お互いの存在だけで、心が満たされていた。
だから、少しずつ変わっていった。
友達といる時間が減った。
一人でいる時間も減った。
気づけば、何をするにも二人一緒。
嬉しいことも。
悲しいことも。
全部。
-–
at「今日、mzと帰るから」
友人「また?」
at「うん」
友人「最近ずっと一緒じゃん」
at「そう?」
友人「そうだよ」
atは笑った。
at「まあ、いいじゃん{笑」
その会話を、少し離れたところでmzが聞いていた。
atが自分以外の誰かと話している。
それだけで、胸の奥がざわつく。
自分でも理由は分からない。
ただ。
atが自分だけを見ていれば、それでよかった。
-–
mz「さっき、楽しそうだったね」
at「何が?」
mz「友達と話してた」
at「普通に話してただけだよ」
mz「……そっか」
at「どうしたの?」
mz「別に」
少しの沈黙。
atはmzの顔を覗き込んだ。
at「もしかして、嫉妬した?」
mz「……してない」
at「顔に出てる{笑」
mz「うるさい」
mzは顔を逸らした。
atは笑った。
at「大丈夫」
mz「何が?」
at「俺が一番大事なのはmzだから」
mzが顔を上げる。
mz「……本当?」
at「本当」
mz「ずっと?」
at「ずっと」
その言葉を聞いて、mzは笑った。
atも笑った。
その瞬間は。
ただ幸せだった。
それが、いつか二人を縛る言葉になるなんて。
まだ、誰も知らなかった。
-–
それから。
「ずっと一緒」は、二人にとって約束になった。
約束は、少しずつルールになった。
ルールは、少しずつ鎖になった。
それでも二人は気づかなかった。
むしろ。
鎖が増えるたびに、安心していた。
離れない。
離れさせない。
お互いが、お互いの世界の中心になっていく。
深い愛。
そう呼んでいた。
まだ、その名前しか知らなかった。
それが。
深い愛という名の呪い……依存に変わっていくことを。
〜END〜