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おそらく初コメント失礼します...🙇 主様の作品、甘くて大っ好きです! ア・プリオリの歌詞パロ、楽しみにしています.....✨
「 匂いフェチ 」
りょつぱ、( 微 ふまもと 表現有 )
「 ん” ~ … オヨヨビックリシタネイキナリ …すぅ…ッ すぅ… ッ ケロ … ケロケロォ… 」
と規則正しい寝息を立てながら変な寝言を発する恋人の若井。ケロケロやらビックリシタネ、やら、面白くて笑いを毎回こらえる羽目になっている。こんなこと言ってはなんだけど、若井の匂いが大好きで、部屋は僕と若井の寝室があるのに怖い夢を見た、なんて若井の匂いを嗅ぎながら寝たいがために嘘を吐いて若井の寝室にわざわざ来ている。
言ったことがあるのは元貴だけ、恋バナ中に話してしまった。若井に直接言われてないならいいんだけど、と思いながらも若井の匂いを嗅ぎながら寝るのが止められなくなってしまいました。
ちなみに元貴の秘密は手フェチで、寝る時に毎回風磨さんと手を繋いで寝るらしい。風磨さんの手が大好きなんだって、意外と可愛いところあるんだね、と言ったら何時もは可愛くないし、風磨くんの前だけだし、なんて照れながら言われたのを覚えている。
時刻を見ると午前2時。若井の匂いと寝言を嗅いで聴いていたらこんな時間になっていた。
さて、僕も眠りにつこう、と思って布団に潜ると、ぎゅっと若井から抱きしめられた。こういう無意識のうちに若井にドキッとさせられるから、ほんとに心臓に悪い。
おでこに触れるだけの口付けを落とすと、僕は溶けるように若井の胸元で眠りに着いた。
「 涼ちゃ~ん 、おはよ、笑 」
体をゆさゆさと揺さぶられながら、僕は眠い目を擦ると大好きな匂いと大好きな若井が目の前にいる。
ふふ、と微笑みながら頭を撫でてくれる若井が格好よくて堪らない。
「 ん、… おはよぉ … 笑 」
にっこり微笑んで返すと若井はもう一度笑って、朝ごはんできてるよ、おいで。と手を差し伸べてくれた。手を取ると若井の体温は暖かく、寒がりな僕を暖めてくれる。
若井特性の朝食を食べながら、テレビのニュース番組を見ていると、思いがけない一言を言われた。
「 涼ちゃんっ て 俺の匂い大好きなんでしょ?笑 」
「 はぇ … ッ ?」
やばい、なんでバレてんの?元貴か、元貴がバラしたの???え、ほんと??
頭にハテナを浮かべたような表情をしていると、ニヤニヤと笑ってギュッと抱きしめてきた。
「 ん… な、なに… ッ 」
「 んー?いや、匂いかげるかなぁって思って、笑 」
「 ッ ~ !!! んも~!!!なんなの若井はッ !誰から聞いたのッ !! 」
「 ん? 涼ちゃんから。 」
「 え” ? 」
「 ふふ、笑 久しぶりに寝言言ってるって思ったらさ~ … 若井の匂い大好き、だって言ってたからね~ 、笑 」
ああ、終わった。今日寝ている時に言っていたのか…
気持ち悪いなんて思われてないようだし…もうさらけ出そう。
僕は若井の大好きな匂いを嗅ぎながら力強く抱きしめた。
次回はア・プリオリの曲パロかきたーい!!