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凸さんは絶句したような顔をしていた。
凸「嘘‥だろ。現当主までやられたのかよ」
う「うん_」
?[うたい!逃げろ!!]
?[あなたは逃げるのよ!!]
ズキッ
う「ッ…」
思い出したくも無い。あの日の記憶。
血の匂いしかしなかった。生き残っている人なんて考えられなかった。
やられた人は原型なんて留めてなかった。死屍累々としていた。
そしてその真ん中に立つ_ある妖
星神家の全勢力を持ったとしてもまったく歯が立たなかった。
う「父、様。母様」
二人の遺体に近づく。
もう、冷たい。もう_動かない。
何故か二人のは原型を留めていた。
まるで_俺に復讐しにこいと、言うように。
握っても温かくない。
う「ねぇ‥起きてよ」
呼びかける。
う「母様。今日、テストで良い点取れたんですよ」
呼びかける。
でも_二度と返ってこない。返事。
う「うああああああああああああああああああああああ!!」
う「…大体はこういう事があった。」
凸「…辛かったな」
少し震える
う「辛いよッ…だって_欲しかった返事は二度と来ないんだもの…」
あの_返事は二度と戻ってこない。
すると凸さんが
凸「…分かるよ。俺も似たような経験したもの」
う「凸さんが‥?」
少し悲しそうに_
凸「お前とは少し違うかもしれないけど、信じていたのに_裏切られたからね。」
その時の顔は少し違った。今までとは違う雰囲気だった。
う「でも、この悲しみを背負っていくしかないのかなって」
凸「そうだね。俺も、背負って生きているからね」
すると凸さんが思い出したように
凸「おかゆ食べな。冷めちゃうから」
う「分かった」
凸「最後に」
扉の向こうに出る直前_
凸「お前は復讐とか考えているのか?」
う「…少しは」
凸「…そうか」
バタン…
う「……」
何なんだったんだ…
う「そういえば」
凸さんって異能力何なんだろう。
見た感じ、異能力持ってそうだけど_
凸「そっかぁ‥」
う[少しは]
下に俯く
凸「…君には、”俺と同じ道”は辿ってほしくないなぁ」
あの日の記憶_
凸「ッ…」