らっだぁside
「ねぇらっだぁ〜」
今俺に話しかけてきているのが幼なじみのぺいんと
同じクラスだと思うじゃん?
それが違うクラスなんだよねぇ
…ぺんちゃんいなくなったら話す人いないから困るんだよなぁ
ちなみに昔から前世の記憶があるーとか言ってるけど毎回アホなこと言ってるなーって思う
「どしたのぺんちゃん」
「アイドルって知ってる?」
「…バカにしてんの?」
コイツ俺の事なんだと思ってんだよ
「そうじゃなくて(笑)、俺ね、好きなグループのライブのチケット当たったから一緒に行かないかなーって」
「ふーん…」
アイドル…よく考えたらテレビぐらいでしか見たこと無かったな…
まぁ、普通はそうだろうけど…
「あれでしょ?ぺんちゃんの好きな人らって、えーっと…」
「日常組だよ!!!いい加減覚えろぉ!!!」
「ごめんごめん(笑)」
ぺんちゃんは日常組というグループが好き
何やら前世仲良しだったらしい
そのおかげでファンの中でも古参勢として日々楽しそう
…ちなみに俺とも仲良しだったって聞いた
とりあえずその日常組さんたちを小さい頃から布教しまくってる日常組さんのライブに連れてこうとされてる今
助けて
てか、俺らと年齢意外と近い方のに(向こうの方が年上だが)高校生になってもよくテレビでも見るトップアイドルだし、すごいなって思う
「らっだぁもアイドルハマればいいのに…」
「いやいやいや…」
ぺんちゃんも無理を言う
俺は2次元って決めてるんだ
でもぺんちゃんも2次元好きだよね、お金大変そう…
「…お前金大変そうだと思ってるだろ」
「え、なんでわかったの?」
「長い付き合いだからな」
「んで?実際お金は?」
「すぐ無くなる、マジ、でもその分背徳感エグい」
「お、おぉ…」
こりゃあ重度だわ…
「んでお前もその大変さ味わうために連れてくから」
「は?」
「今週の土曜開けとけよー!!!」
「はぁぁぁぁぁ!?!?!?」
アイツ言いたいことだけ行って自分のクラスに戻っていきやがった!?
強制参加かよ
てめぇこんちくしょうが!!!
今の大声でクラスメイトの視線こっちに向いてんだよ!!!
怖いよー!!!!!
「ほうほう…」
「いいこと聞いたね、にこにー、こばさん」
「ついに思い出してくれるかな、らっだぁさん…」
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