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御本人様には一切関係ございません!
kwmrさんside
…信じたくなかった。fkrの記憶を奪ったあの男が…sgiさんなんて。
だけど、今日の模擬戦後に一瞬見えたあの赤い目…あの男と同じだった。いつもの青い目の時は、全然分からなかったけど…あの赤い目、そしてあの男とsgiさんが結びついた時のあの笑い声…過去聞いた笑い声と同じで…決定的だった。
kw「……。」
…正直、fkrの記憶を奪った奴を倒して、fkrの記憶を取り戻したいと思っていた。そんな奴がまさか、こんな近くにいたなんて思わなかったし、今でもあの時やられた分、きちんと返したいと思っている。
だけど…仲間としてずっと戦ってきて、仲間として色んな経験をして、沢山の会話をして、楽しいことだけじゃなくて、嫌なこともあったし、メンバーと喧嘩したこともある。でも、sgiさんはいつも寄り添ってくれた。少し根が暗い僕を面倒くさがらず話を聞いてくれた。
“大丈夫。アイツはきっと、kwmrさんのこと、分かってるで!”
そう言って、励ましてくれたあの笑顔は…今でも忘れられない。僕にはない笑顔で、僕には出来ないあの接し方で。
「…sgiさんは優しい方ですね。僕には出来ませんよ。」
「…kwmrさんは出来ないんじゃないよ。きっと、怖いんよね。人と話してて、いつかこの楽しい時間が、終わっちゃうんじゃないかって。」
「…!」
「だから、自分を出すことが怖いんやろ?心を開いていないんじゃない。むしろみんなに開いてる。ただ、自分が楽しいと思えば思うほど、失った時の悲しみは大きい。そうなりたくないと思ってしまう心が自分を閉ざしちゃう。」
「…そうか。僕は、怖かったから……」
「大丈夫。アイツはきっと、kwmrさんのこと、分かってるで!」
「!」
「…心配せんでええよ。本音を伝えれば、きっと大丈夫。俺もついてるからな!」
kw「…本当に嬉しかった。あの時の言葉…」
あの時の言葉も、あの時の笑顔も、嘘だったなんて、思いたくなかった。アレも全て、スパイとして、信用を得るためだとか、そんなこと…思いたくなかった。
kw「…失った時の悲しみは大きいと言っていたのは、貴方でしょう……貴方だって、知っていたんでしょう……ねぇ_
貴方がいなくなって、悲しいことくらい、分かるでしょう…?
次の日…といっても、ほとんど寝られなかったけど。
iz「…おはよう。」
fk「おはよう。」
gn「……。」
mn「おはようございます…。」
tr・ym「…。」
kw「…。」
…いつもなら、あの最年長の明るい声が聞こえてくるのにな…この静けさは、本当にいなくなってしまったんだと改めて教えられたようで、嫌だった。
iz「…なぁ、一つ、聞きたいんだけど…」
ym「…?」
iz「…俺、今まで見てきたsgiさんはきっと偽物なんかじゃない、本当の姿だと思う。」
他「!」
iz「…あの人は、昨日ここを立ち去る際、色々言っていたけど…声が震えてた。きっと本音じゃなくて、追いかけてほしくないからわざとあんな嫌われるような態度で突き放した…そう思ってる。だから、助けたい。きっと、俺らを巻き込みたくないっていう意思だから、それに背くことにはなるけど…」
ym「僕も、そう思います!きっと、あの人の本音じゃない!今まで過ごした全てが嘘だなんて、絶対言わせたくない!」
…みんなはizwの言葉に肯定的な反応を見せていた。だけど、僕はどうしてもすぐに肯定的な反応ができなかった。
だって……
大切な友人の記憶を奪ったのも…sgiさんだから。
fk「ねぇ、kwmr………kwmr?」
kw「ッ!」
iz「……kwmrさんは……複雑だよな。kwmrさんの正直な答えを聞かせてくれない?」
kw「…僕は…正直、sgiさんを許せるかと言ったら、許せない。助けにいきたいとも思うし、たくさん助けられたこともあるけど…それでも…僕はっ……」
gn「kwmrさん…」
tr「…許せなくて当然だと思いますよ。」
kw「えっ…?」
tr「友達の記憶を勝手に奪った奴なんて、僕でも許さないです。謝ってほしいし、記憶を戻してほしい。」
kw「trsk…」
mn「…しかもその犯人が、近くにいたなんて複雑な気分ですよね…心の整理にも時間がかかって当然だと思います…」
iz「…俺らは誰かの意見を無視して進んだりしない。どんな言葉でもいいから、kwmrさん自身のありのままの言葉を聞かせてほしい。」
kw「……うん。僕は…どうしたらいいのか昨日の夜もずっと考えてた。でも、答えは出なかった。…許せなくて、でも大切な仲間で…」
ym「…。」
kw「…だけど、みんなのおかげで僕がどうしたいのか分かった。僕は、sgiさんの口から真実を聞きたい。何でfkrの記憶を奪う必要があったのか…sgiさんが本当にやりたいことはなんだったのか…」
iz「!」
kw「…そして、あの人を助けたい。それが、僕がしたいこと。」
iz「…分かった。じゃ、みんな!sgiさんを助けに行こう!」
他「うん/はい!!」
iz「…と言いたいけど、まずは情報収集かな。何の情報もなしには動けないし…」
tr「sgiさんの部屋を勝手に見てみましょう。」
棚にある本や、趣味系のものを少し探ってみる。でも、バッジのような決定的な証拠のようなものはなく、図書室でE国に関することを調べてみようかと考えていると…
gn「…これって……」
mn「…日記?」
gn「日記にしては、書かれてなさすぎるような…」
tr「…それ、みんなのことが書かれてる?」
そんな会話が聞こえてみんなが近寄った。
iz「何が書いてあるんだ?」
gn「えっと……
“izwって、なんというか、いい意味でリーダーっぽくないな。みんなに指示することが多いけど、上からじゃなくてみんなの意見を参考にしてる。そして何より、みんなのことを大切にしてるんやろうなって思う。あの人はそんなタイプやないしなぁ…”
…izwさんについてですね。」
kw「あの人って誰だろう…」
mn「…あ、続きある。
“kwmrさんとfkrさんは、izwが俺を紹介してる時なんだか緊張してそうだった。…いや、俺がこんなこと言う資格はないな。…俺は、あの日のことをちゃんと覚えてる。この手で、fkrさんの記憶を奪った。俺は、2人を苦しめたんだ。俺が、2人の友情を引き裂いた。そんなん、許されるわけない。だけど、今記憶を戻すわけにもいかない。そんな勝手なことをしたとあの人にバレたら…。
もちろん、あの時の姿は変装した姿だから気づくわけもないんやけど、どう接すればいいんやろ…なんて、最低な悩みやな…”
…これって……」
kw「…。」
この書き方…気になるな…日記はきっと、本心なんだろうけど、「あの日のことをちゃんと覚えてる」とか、少し言い方が変な部分がある。何でハッキリ書かずにこんな言い回しが変なんだろう…
fk「…友情を引き裂いた…?」
kw「…fkr?」
fk「っ…!?」
kw「!fkrっ!大丈夫!?」
fk「う、うん…」
ym「無理しちゃ駄目ですよ、休んでいても…」
fk「…ううん。何か、思い出せるかもしれない。それに、sgiさんについてや、E国について知れるかも…」
kw「無茶するなよ。」
fk「うん!」
tr「…他には…
“ymmt…なんか俺のこと怖いんかな…?目が合わんというか、避けられとる…?ちょっとショックやな……違う、スパイなら、心なんて捨てろと言われたんやった。
そうだ、俺はあくまでもスパイ…感情に身を任せてはボロが出るかもしれない。変なことは考えずに……でも…ちょっとだけ、仲良くなりたいな”」
ym「…そういえば、最初の頃は人見知りというか…明るい人で、合わなそうって思っちゃって、無意識のうちに避けてたかも…」
tr「そうなんだ…」
iz「…心を捨てろなんて、随分と非道なことを言う奴だな。」
mn「…他には…
“trskは、俺と同じで研究者気質がありそう。なんだかゲームでも気が合いそう。俺はそういう、友達?と仲良くするなんてほとんどしたことないからどんな感じでやればええか分からんな…だけど、楽しい、かも…これが、楽しい、ってことなんかな。
tr、ってあだ名で呼んだら笑って返事してくれて嬉しかった。なんだか、本当の友達になれた気がした。
でも、あの人はそんなの許してくれない。きっと、裏切らないといけなくなる。trを、みんなを…。嫌だなぁ”」
ym「やっぱり、嫌なんだ…スパイなんて…」
fk「”友達と仲良くするなんてほとんどしたことない”…”これが、楽しい、ってことなんかな”…ってさ…」
kw「…確かに、E国は去るものを追い、来る者を拒むっていう国だし、自国の人とだけで、他国の人と友好的なイベントとかしたことないのかも…」
gn「…だから、分からない…」
…この日記だけじゃ全貌は分からないけど、これを見るだけでも分かる、いつもの明るい性格からは想像出来ない暗い過去があることを。
mn「…続き…あった。
“しばらくして、mnとgnっていう双子がやってきた。すげぇ、めっちゃそっくり…って最初は思ってたけど、よく見たら案外違うな。目も違うし顔の輪郭も違うし声も違うし雰囲気も違うし…ただ、すごい仲良しで…なんというか、見てて微笑ましいな。しかも最近俺とも話してくれるんやけど、なんというか、弟が出来たみたいで楽しい。しかも2人とも努力家。敵なのについつい応援してしまうな…それに、双子もやけど、みんなの力はきっとこんなものじゃない。秘技術もやけど、何かある気がする…証拠もないけど…この力があれば、あの人を…”」
iz「…”みんなの力はきっとこんなものじゃない”…?」
kw「もしかして、今までのを見るに、sgiさんはE国の”あの人”の命令を聞きたくない…みんなに倒してほしいと思っているから、強くすることを拒まなかった…?」
他「…!」
E国side
バルタ「クックックッ……バレてしまったらしいな、クレル。」
クレル「…申し訳ございません。」
バルタ「まぁいい。”sgi”という名で過ごしてきた…9年か?どうだった?」
クレル「…どう、とは?」
バルタ「…心を捨て、全う出来たか?」
クレル「……はい。」
バルタ「…そうか。下がれ、仕事をするが良い。」
クレル「…はっ。」
続く
ずっと話が微妙ですよねすみません…
では、閲覧ありがとうございました!
コメント
7件
コメント失礼します。以前からひそかに拝読させていただいております。m(_ _)m kwmrさんの葛藤がすごく好きで!💖脳内でアニメーション化されています!かっこいい✨fkrさんも大切、sgiさんも大切...最高✨というかぴこんびで過去があるのが尊い守ろうとしているのが尊い!!!!!そして、sgiさんの日記の書き方が、絶対にみんなを否定しないというのが解釈一致です!他の話でもそうなのですが、物理やビーストで心の距離が近いのもこれまた良きです✨ 魔法を題材にした話の作り方が美しくて奇麗で、いつも物語に引き込まれます!中二病なもんで属性とか大好きです!( ,,° ▽° ,,)/ いつもありがとうございます!これからも応援しています!
寺島あおいです、読みました……! 日記の内容が本当に切なくて、胸がぎゅっとなりました。特に「心を捨てろ」と言われながらも「仲良くなりたい」「楽しいって思えた」と綴っているところ、あれこそが本物のsgiさんだと思わされました。kwmrさんの葛藤も、izwの「助けたい」という思いも、どちらも正しくて…読み応えのある回でした。 続きがとても気になります!