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今度会ったら、

住む部屋を決めた日の夕飯、レイナはナギにそろそろ一人暮らしするかもしれないということを伝えた。

「えっ!あぁ、そういえばそんな感じだったね」

ナギはレイナがお金が溜まって一人暮らし出来るまでこの家に住んでいるということを忘れていたのか、少し驚いている。

「うん。手続きとかが終わったら荷物をまとめて行く予定。日時とかは決まったら言うね」

「うん。わかった」

食事が終わると、レイナはまた部屋に戻った。すると、ウミがまだベットの上に座っていた。

「ウミ。まだ居たの」

「うん。何となくね」

ウミはそう言うと、少し面白そうにしながらレイナに夕食の時のことを訊く。

「にしても良かったの?」

「何が?」

「ナギ、少し名残惜しそうにしてたけど」

「見てたの?」

「リビングの近くにある鏡から少し」

あそこに鏡なんてあったっけ?

レイナはそう思いながらも、ウミに言った。

「名残惜しそうになんてしてた?」

「…レイナにはまだ分からないか」

ウミが少し悲しそうに言う。何故ウミが悲しそうにしているのかが分からないレイナは、なんなんだこいつと思いながら窓を指差す。

「帰らないの?」

「ボクに帰る場所なんてないよ」

ウミのその言葉に、レイナは目の前の白猫の体を指差しながら言う。

「その器 を置く場所に行ったら?」

「あぁ、コレのことか。うん。それじゃ、おやすみ」

ウミはそう言うと、猫の体で器用に窓を開けて外へ出て行った。

「…さて。私もお風呂入って寝よう」

ウミが出ていったあと閉められず開いたままの窓から、風が吹く。その風で、部屋のカーテンが揺れていた。

ガラガラ

レイナは窓とカーテンを閉めると、風呂に入るために1階に降りて行った。



はい。僕にしては珍しく1000文字に行きませんでした。

あ、ウミの一人称が『僕』から『ボク』になったの気づきました?アスカと区別が付きづらいから変えました。キャラの口調の書き分けとか出来ないので…

次回はいきなり手続きとか全て終わったところから始まります(引っ越しの手続きとか知らない人)

それでは、ここまで読んで頂きありがとうございますヾ( ˙꒳˙  )

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